「ホワイトホース 」の代替えで買った「ティーチャーズ」が意外とおいしくて驚きました。

2024年1月22日

1.はじめに

 以前わが家のハウスウイスキー「ホワイトホース ファインオールド:以下ホワイトホース」が値上がりし、さすがの格安スーパー【ロピア】でも、大台に乗ってしまったというお話をしました。

【ロピア】で買った「アミーゴス カベルネ・ソーヴィニヨン」のご紹介
【ロピア】で買った「アミーゴス カベルネ・ソーヴィニヨン」のご紹介

 そうなるともう少し安い、でもランクはできる限り下げないで、ということで「ホワイトホース」と同じ原産地であるスコットランドの「ティーチャーズ ハイランドクリーム:以下ティーチャーズ」を試してみることにしました。

 ということで、今回は「ティーチャーズ 」をご紹介したいと思います。

2.なぜか「ティーチャーズ 」だけ安い

 私はスコッチウイスキーの銘柄にはあまり詳しくなく、ポピューラーな「ホワイトホース」「カティサーク」「ジョニーーウォーカー」「バランタイン」「シーバスリーガル」「マッカラン」ぐらいしか知りません。そんな中で、いつからか忘れましたが、「ホワイトホース」の隣に1割以上の安値を付けて、「ティーチャーズ 」という銘柄が陳列されるようになりました(昔からあって、私が気付かなかっただけかもしれません)。

 「マッカラン」と「シーバスリーガル」を除けは、前述の各銘柄のスタンダート(〇〇年という表記がない)グレードは似たような価格なのに、「ティーチャーズ 」だけは、頭ひとつ沈み込んで(?)いました。なんでこれだけ安いのだろうと気にはなっていましが、まだ「ホワイトホース」がそんなに高くなかったころは、気になるだけで終わっていました。

3.【マックスバリュー】の「ホワイトホース」は安い

【マックスバリュー】「マルケス デ テナ ティント」のご紹介
【マックスバリュー】で買った「マルケス デ テナ ティント」のご紹介

 そうこうしているうちに、こちらも先日ご紹介しましたが、大手スーパー【マックスバリュー】で、値上がりする前より安い「ホワイトホース」を見つけました。【マックスバリュー】と【ロピア】以外でも調査しましたが、この【マックスバリュー】の価格が当時最安値でした。

 大手スーパーなので値上がり前の在庫が大量にあり、そのおかげて安く売りことができているのか思っていましたが、半年以上経過してもその価格は変わっていません。「ホワイトホース」以外の銘柄は軒並み【ロピア】の圧勝なのに、なぜか「ホワイトホース」だけは圧倒的に安くなっていました。ありがたいことです。

「ホワイトホース」の価格比較のイメージ(2023年11月時点の税込み価格、目盛りはご想像にお任せします。)
「ホワイトホース」の価格比較のイメージ(2023年11月時点の税込み価格、目盛りはご想像にお任せします。)

 

4.「ティーチャーズ 」はうまい

 こうなってくると「ティーチャーズ 」の出番はなくなってしまうのですが、せっかく購入したので「ティーチャーズ 」を呑んでみることにしました。

 開栓すると、まず最初になかなかスモーキーな香りが漂ってきました。そして「ティーチャーズ 」を口の中に運ぶと、ちょっと失礼な言い方になりますが、意外とうまいのに驚きました。

 味も香りと同様になかなかスモーキーで、「ホワイトホース」よりもスモーキーでコクもありました。いつものようにロックで呑んでみると、少し甘みが増しつつ、コクはそのままで、さらにおいしくいただくことができました。そして、なぜこの「ティーチャーズ 」だけ安いのか、ますます疑問に思いました。

「ティーチャーズ」のボトルとグラス
「ティーチャーズ」のボトルとグラス

5.「ティーチャーズ 」の素姓を探る

 こうなってくると、ただスコットランド産というだけではなく、もう少し「ティーチャーズ 」のことを知りたくなりました。

5-1)ルーツはドラムショップーの持ち帰りボトル

ボトルのキャップのマーク
ボトルのキャップのマーク

 「ティーチャーズ 」の生みの親であるウィリアム・ティーチャー氏(以下ウィリアム氏)は、1834年にスコットランドのグラスゴーに、ドラムショップ(今でいうショットバー)をオープンしました。創業当初から看板には、ボトルのキャップにも付いているWT(W=ウィリアム・T=ティーチャー)のマークを掲げていたそうです。

 1836年には、ウイスキーをボトルで販売するための酒類販売免許を取得し、ウイスキーを店内で提供するだけではなく、ボトルでの持ち帰りもできるようにしました。このボトルの持ち帰りこそが、「ティーチャーズ 」のルーツなのだそうです。

 このドラムショップは、提供されるウイスキーの品質の良さとおいしさが評判となり、あっという間に20店舗近くにまでになったのだそうです。

5-2)「ハイランドクリーム」の誕生

 今回購入した「ティーチャーズ」には、「ハイランドクリーム」というサブタイトルが付いています。

 これはウィリアム氏が、1860年にブレンデッドウイスキーの製造が正式に認可されたのを機に、ブレンダーでもある自らが求める品質に仕上がるまで試行錯誤を繰り返し、これこそ完璧と納得するまで吟味し、この「ハイランドクリーム」が誕生しました。

 その後、1876年にウィリアム氏の息子たちが、ウィリアム・ティーチャー・アンド・サンズ・リミテッド(William Teacher & Sons Ltd)と名付けた会社を立ち上げ、輸出事業に進出し、会社を一気に飛躍させていきました。

 ちなみに「ティーチャーズ ハイランドクリーム」は、1884年にスコットランドで商標登録されています。

5-3)「ティーチャーズ 」のブレンディング

 「ティーチャーズ」の最大の特徴はそのブレンディングにあり、1898年に建設されたアードモア蒸溜所のシングルモルトウイスキーをキーモルトに、多種多様なモルトウイスキーとグレーンウイスキーが、絶妙にブレンディングされています。

 特に独自のスモーキーさは、ピートでしっかり燻した原酒を高い割合でブレンドすることで、生み出されています。

 ここまで調べると、あらためて「ティーチャーズ」のおいしさが納得できました。どうやら「ティーチャーズ」は、ただの割安のウイスキーではなく、150年以上の長い歴史を誇る銘酒でした。今まで本当に失礼しました。

(本項は、「ティーチャーズ」の輸入元であるサントリーの公式ホームページを参考に編集しています。)

6.おわりに

 以上が、「ホワイトホース」の代替えで購入した「ティーチャーズ」のご紹介です。代替えなどという言葉を使ってしまったことを、今では深く反省しています。

 ではなぜ「ティーチャーズ」が割安で販売されているのかを私なりに推測してみると、以前「ホワイトホース」も、他のウイスキーより割安になっている時期がありました。

 これはおそらく輸入元のキリンが販売インセンティブを出し、酒呑みたちをその味の虜にした後で値段を上げ、多少値上がりしても買わざるおえなくするという作戦、であったのではないかと考えます(あくまで憶測です)。それにまんまとハマったのが私です。

 それと同様に、国内ではまだ知名度の低い「ティーチャーズ」のその名と味を広めるために、輸入元であるサントリーが、販売インセンティブを出しているのではないかと思われます(あくまで憶測です)。となると、今のうちに「ティーチャーズ」をたくさん吞んでおくのが得策ということになります。

7.後日談(【ロピア】値下げ)

 「ホワイトホース」の最安値の【マックスバリュー】は自宅から結構遠いので、たまにしか行くことができません。先日わが家の「ホワイトホース」のストックが底をついたので、今回ご紹介した「ティーチャーズ」を買おうと【ロピア】に行きました。

 あいかわらず「ティーチャーズ」は、他のウイスキーに比べて割安でした。が、その隣に並んでいた「ホワイトホース」が、なんと私に浮気されたくないといわんばかりに、【マックスバリュー】と同じ価格に値下げされていました。やはり最安値でないということに対して、【ロピア】のプライドが許さなかったのかもしれません。

「ホワイトホース」の価格比較のイメージ(2023年12月時点の税込み価格、目盛りはご想像にお任せします。)
「ホワイトホース」の価格比較のイメージ(2023年12月時点の税込み価格、目盛りはご想像にお任せします。)

 近所の鉄道系のスーパーでは、「ホワイトホース」と「ティーチャーズ」の価格差が300円ほどあるのに対し、【ロピア】では100円ほどに縮まっていました。

 今回ご紹介したように、「ティーチャーズ」は伝統あるスコッチウイスキーで、とてもおいしいいことが分かっただけに、悩みに悩みました。そして結局、また値上がりするといけないので、今回は「ホワイトホース」を購入することにしました。

 ただ今までとは違い、これからは「ティーチャーズ」が強力なバックアップになってくれるとともに、たまに浮気してもいいかなと思っています。

8.さらなる後日談(【ロピア】元に戻る)

 先日わが家の「ホワイトホース」のストックが再び底をついたので、値下がりした「ホワイトホース」を買おうと【ロピア】に行きました。するとなんと一旦は【マックスバリュー】と同じ価格まで値下がりした「ホワイトホース」が、大台越えの元の価格に戻っていました。

 こうなるともう選択肢はなく、強力なバックアップである「ティーチャーズ」を購入しました。ちなみに【ロピア】での「ティーチャーズ」の価格は、今のところ価格変動はなく安定の安値です。

 なぜ【ロピア】の「ホワイトホース」の価格が元に戻ったのかはよく分かりませんが、「ティーチャーズ」のおかげで、まったく動揺することはありませんでした。

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