【国民健康保険】会社以外で初めて健康診断を受けました。(その2)

2023年12月13日

1.はじめに

 前回(その1)では、国民健康保険に切替たので、会社ではなくいつもお世話になっているクリニックで健康診断を受けたというお話ししました。今回はその続きで、一部に異常が見つかった項目が、その後どうなったかについてお話しします。

前回(その1)

2.健康診断の結果

2-1)異常が見つかった項目

 異常が見つかった項目は、(1)尿蛋白(検尿)と(2)大腸がん(検便)の2項目です。LDLコレステロール(悪玉コレストロール)も基準値を超えていましたが、指導には至らない数値のようでした。

2-2)健康診断結果の推移

 国民健康保険に切り替えたのを機に、今までの健康診断結果を下表にまとめてみました。結果は2004年まで残っていたので、20年近い健康診断の推移が一表で確認することができました。

 例えばLDLコレストロールは、今までもきわどいところを推移してきているとか、けっこうな量を毎日飲んでいるにもかかわらず、ありがたいことに肝機能は良好であるなど、いろいろなことが分かりました。

健康診断項目一覧
健康診断項目一覧
注記:診断項目のみで診断結果は削除してあります

2-3)尿蛋白は再検査

 今回異常が見つかった(1)尿蛋白は、過去にもたまに引っ掛かっていることがあり、健康診断を受けたクリニックで次回定期検診の際に、再検査をお願いする予定です。次回は検査前に激しい筋トレは控え、思いっ切り水を飲んで臨もうと考えています。

2-4)大腸がんは内視鏡検査

 (2)大腸がんについては今回が初めてで、2回の検査のうち1回異常が出ただけなので、たまたま出たのではと軽く考えていました。とはいえ歳が歳なので紹介状を書いてもらい、大腸の内視鏡検査をやっていただけるクリニックに行きました。

 できることなら内視鏡検査は避けたかったので、特に身体に異常はないとか、今まで引っ掛かったことはないとか、身内にがんにかかった人はいないとか、いろいろと先生にお話ししましたがダメでした。どうやら紹介状を書いてもらった時点で、内視鏡検査はありきになっていたようです。

3.人生初の内視鏡検査

3-1)下準備が大変

 胃カメラの経験はありますが、大腸の内視鏡検査は人生初になります。どんなものかと先生にお聞きすると、検査は20分程度で寝ている間に簡単に終わりますとおっしゃられました。が、そのあとニヤリとされ、その前がちょっと大変なので、看護師の方からあとは詳しく聞いてほしいと言われました。

 水卜アナに似た看護師さんから、いろいろお聞きしました。あまり詳しいことを書くと少しお下品になってしまうので、簡単にいうと大腸の中のものをすべて除去するということでした。

 そのための洗浄剤(?)は下記の2種類で、右側は前日、左側は当日の朝から2時間程度かけて飲む必要がありました。結果はご想像にお任せしますが、無事検査に臨める状態になりました。

大腸の内視鏡検査前に飲む薬
大腸の内視鏡検査前に飲む薬

3-2)検査から手術に移行

 いよいよ検査です。最初に点滴を打っていただき、麻酔が掛かった状態になったところで検査していただきました。なぜか目はぱっちりと開いていたので、目の前のモニターで自分の大腸の中を探検することができました。

 何事もなく異常なしとなることを期待していたのですが、なんとポリープが多数できており、特にヤバい大物はすぐに除去することになりました。

 そして検査から手術へ即移行し、モニターでは、ポリープが除去され、その後すばやく止血用のクリップが嚙まされるのが、リアルに見ることができました。

内視鏡で見た大腸のポリープ
内視鏡でポリープ除去を見たイメージ
(パワポで作成)
注記:生々しいのでモノクロにしてあります

 手術は無事終了。あとで先生から詳しくお聞きすると、ヤバい大物はあと少しすると入院しないと取れなくなったとか、さらに進むと大腸がんになったとか、当初自分が軽く考えていた状況ではなかったことが分かりました。そしてあらためて早くお伺いしておいてよかったと、胸をなでおろしました。

3-3)財布が空に

 会計は内視鏡検査なので、健康保険が適用されても5,000円程度はかかると覚悟していました。それが検査ではなく手術になってしまったので、金額が当初の目論見の5倍に膨れ上がり、クレジットカードが使えなかったので、財布が空っぽになってしまいました。

3-4)医療保険が適用される

 あとで医療保険を契約している保険会社に連絡したところ、補償対象ということで少しホッとしました。やはりリタイア後は収入が激減するので、年金、雇用保険はもちろん、個人で契約している各種保険もよく保険内容など調べて、貰えるものはしっかりと貰わなければいけないと思いました。

3-5)4日間はおとなしく

 手術後4日間は、激しい運動とアルコールは控えるように先生に言われましたが、モニターに映っていた止血用のクリップが外れたらと考えると、おとなしくその指示に従うことにしました。そして週末のゴルフをキャンセルし、大量のノンアルコールビールを買い込みました。

3-6)来年もう一度手術

 3週間後に除去したポリープや内視鏡で撮った写真の詳細分析結果をお聞きしましたが、今回除去したポリープは腺腫(せんしゅ)という種類で、先日もお聞きしたように放っておくと大腸がんになる質(たち)の悪いものだったようです。

 今回大物(悪者)は除去できましたが、大物予備軍のポリープがまだまだ残っているので、来年の3月ごろに除去をお願いすることにしました。

 こちらのクリニックでは胃カメラもでき(前述の健康診断結果によると2019年以来やっていませんでした)、大腸のポリープ除去と同じ日にできるそうなので、同時にお願いすることにしました。

4.おわりに

 以上2回に渡り、会社以外で受けた健康診断についてお話ししました。これからは、いつまでも自分だけは大丈夫なんて考えないで、健康診断の結果をしっかりと受け止め、万が一異常がある場合の早期発見に努めていきたいと、本当にしみじみ思いました。