「ペヤング」カップ麺シリーズ:その1(イカとタコの「イカトパス」)

2024年3月11日

1.はじめに

 先日南町田の「グランベリーパーク」の中にある、群馬県の食材を中心に取り扱っているお店で、あの「ペヤング ソースやきそば」で有名な「ペヤング」の専門コーナーを見つけました。コンビニやスーパーではあまりお目にかからない商品がたくさん並んでいたので、つい買い込んでしまいました。

お店の専門コーナーに並んだ「ペヤング」たち
お店の専門コーナーに並んだ「ペヤング」たち

 ということで今回は、「ペヤング」と、最近発売された「イカトパス」をご紹介します。

2.「ペヤング」とは

 「ペヤング」とは、【まるか食品】が製造するカップ麺に冠された商標です。【まるか食品】は、1929年に群馬県の伊勢崎市で創業し、もうすぐ創業100年を迎える老舗の乾麺類の製造を手掛ける会社です。

 「ペヤング」は、カップ麺の中でもカップ焼きそばのほうが有名ですが、1973年にカップラーメンの「ペヤング ヌードル」のほうが先に発売されました。カップ焼きそばの「ペヤング ソースやきそば」は、その2年後の1975年に発売されています。

 「ペヤング ソースやきそば」は、落語家の桂文楽師匠が出演する四角いパッケージの特徴を前面に出した「いい顔しているね!」というTVCMで、一気に知名度を上げヒット商品になりました。当時小学生だった私の記憶にも、このTVCMは鮮明に残っています。

 ちなみに前述の「グランベリーパーク」の中のお店の説明書きにありましたが、「ペヤング」という名は「ペア」と「ヤング」を組み合わせてできており、若いカップルに二人で一つを仲良く食べてほしいという願いから名付けられているそうです。

 次回以降にご紹介する予定ですが、昨年「ペヨング」という偽ブランドの商品(これも【まるか食品】の商品です)が発売されています。【まるか食品】は、このような偽ブランド商品での話題作りもやっており、「ペヤング」「ペヨング」に続いて「ぺユング」という商標も登録をしているそうです。

(引用:【まるか食品】公式ホームページ、他の関連サイト)

3.今回購入した商品たち

 お店には、10種類以上の商品が並んでいましたが、今回はその中から特に珍しそうなものを5品ピックアップして購入しました。「アパ社長のカレー」や「激辛」シリーズなどもありましたが、なんとなく味のイメージがわいてしまったのでやめておきました。

 前述の発売から50年を迎えようとしている、でも今まで一度もお目にかかったことのない、1973年に発売のカップラーメンの「ペヤング ヌードル」も、とても興味が沸いたので5品の中に加えました。

今回購入した5品
今回購入した5品

4.「イカトパス」

 購入した5品のなかから、今回は「イカトパス」をご紹介します。「イカトパス」という不思議な名は、どうやら「イカ」と「オクトパス(タコ)」の造語のようで、「イカ焼き」と「タコ焼き」の味が同時に楽しめる商品のようです。

「イカトパス」のビニール包装の外観
「イカトパス」のビニール包装の外観

 パッケージの上蓋を開けると、なかにはソースと具が入っていました。「イカトパス」というだけのことはあり、具の中には、存在感のある「タコ」のすり身ボールと、少し小ぶりの「イカ」とが入っていました。それらを麺の上にのせて、熱湯を注いで3分間待ちました。

「イカトパス」の具とソース
「イカトパス」の具とソース

 3分後にお湯を捨てて、ソースを混ぜて出来上がりです。味はおなじみの「ペヤング ソースやきそば」のソースの味がしっかりと効いていました。あいかわらず「タコ」のすり身ボールはセンターを務めており、少し小ぶりの「イカ」は、他の具と一緒に麺に馴染んでいました。

完成した「イカトパス」
完成した「イカトパス」

 「タコ」のすり身ボールを単独で食べると、そこには「タコ焼き」の味がしっかりとしみ込んでいました。「イカ焼き」の味は麺の中に、「タコ焼き」の味はすり身ボールの中に、それらを一緒に食べると両方の味が楽しめるという、まさに「イカトパス」の味になりました。

 そもそものベースになっている「ペヤング ソースやきそば」がとてもおいしいので、「イカトパス」はそれを更にアレンジしたおいしい焼きそばだと思いました。

5.老人からのお願い

「UFO」の上蓋の作り方表示
「UFO」の上蓋の作り方記載

 今回の「イカトパス」を含めてカップ麺やカップ焼きそばの作り方は、ビニール包装の裏面や側面に小さな文字で記載されており、詳しくはQRコードからとなっていたりします。若い方々は小さい字でも読み取ることはできますが、それができない私のような老人に、いちいちQRコードからの確認を強いることはっちょっと酷です。

 ビニール包装を破って捨ててから、またごみ箱から出してきてビニール包装を広げて目を凝らして作り方を確認している私のような老人たちが、全国に多く存在するのではと思います。

 そういえば日清のカップ焼きそば「UFO」は、ビニール包装を外したあとの上蓋に少し薄いですが、私の目でも簡単に確認できるような作り方の記載がしてあります。これはぜひ、他のメーカーも見習ってほしいと思います。(ひょっとして日清の実用新案?)

6.おわりに

 以上が、「ペヤング」の「イカトパス」のご紹介になります。「イカトパス」のその名の通り「イカ焼き」と「タコ焼き」の味が同時に楽しめる、今までになかったおいしいカップ焼きそばでした。次回は残り4品から、一品か二品選んでご紹介する予定です。

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 「ペヤング」のめずらしいカップ麺をご紹介していますので、ぜひご覧になってください。

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