【ロピア】数量限定特売のスペインオーガニック赤ワイン「アバディアメルシエ」を試してみました。

2024年10月15日2024年10月16日

Contents

１．はじめに
２．「アバディアメルシエ」とは
３．「アバディアメルシエ」を味わう
４．おわりに
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１．はじめに

　ここのところ円安や原材料の高騰などの影響もあり、さすがの【ロピア】の格安・超格安ワインもじわじわと値上げが始まっています。一部頑張っている銘柄もありますが、今までにご紹介した500円（税抜き）を切る格安・超格安ワインたちも、だいたい100円程度の値上げとなっています。

　まあこれもこのご時世致し方なしということで、もう【ロピア】で500円（税抜き）を切るワインを見つけることはできないのかと、あきらめムードになっていたところ、先日たまたま “数量限定特売" という札のついた500円（税抜き）をかろうじて切る、スペインのオーガニックワインの「アバディアメルシエ」の赤と白が並んでいるのを見つけました。

　ということで、今回はスペインのオーガニックワインの「アバディアメルシエ」の赤、「アバディアメルシエテンプラニーリョ＆シラー：以下アバディアメルシエ」と、少しだけオーガニックワインについてお話ししたいと思います。

２．「アバディアメルシエ」とは

　「アバディアメルシエ」を呑む前に、いつものようにラベルの情報などから少しその正体を調べてみました。

２-１）ワイナリーは【ボデガスイシドロミラグロ】

　「アバディアメルシエ」は、以前ご紹介した同じくスペインワインの「ロペスメルシェテンプラニーリョ」「ロペスメルシェヴェルデボ」と同じワイナリー、【ボデガスイシドロミラグロ（Bodegas Isidro Milagro）】で造られていました。

　設立は2002年で比較的若いワイナリーですが、今ではスペインのワイナリーのトップ10に入るほどで、世界中の国々に数多くのワインを送り出しているようです。

　【ボデガスイシドロミラグロ】は、スペインの北部にあるラ・リオハ地方と、内陸部のラ・マンチャ地方にブドウ園を持っており、ふたつの異なる気候の地方で、その土地を活かしたブドウ造りをされているようです。

２-２）ブドウの品種は＜テンプラニーリョ＞と＜シラー＞

　「アバディアメルシエ」は＜テンプラニーリョ＞と＜シラー＞の２つの品種のブドウから造られるブレンドワインです。

　＜テンプラニーリョ＞は黒ブドウの品種で、なんと栽培面積が世界４位なのだそうです。この＜テンプラニーリョ＞は、スペイン固有品種であり、大半がスペインとポルトガルで栽培されています。

　味は基本的にタンニンはしっかりめで、ほどよい酸味があるのが特徴で、複雑でありながら芳醇な赤ワインに仕上がるようです。

　＜シラー＞は、主にフランスローヌ地方やオーストラリアなどで栽培される黒ブドウ品種で、厚みがあり濃厚で胡椒やなめし革のような特徴的な香りのワインに仕上がるようです。

　この＜テンプラニーリョ＞と＜シラー＞をブレンドして創り出される味は、ブドウの特徴からしてなかなかしっかりした奥深い味ではないかと期待してしまいました。

２‐３）オーガニックワインとは

　おさらいになりますが、オーガニックワイン（有機ワイン）とは、有機農業で作られたブドウを原料としたワインとなります。ちなみに有機農業とは、
（１）化学肥料や農薬を使わない
（２）遺伝子組換え技術を使わない
（３）環境に配慮した農業生産が行われている
という条件を満たすもので、「アバディアメルシエ」のラベルには、「Agricultura UE（ヨーロッパオーガニック認証マーク）」と「CAAE（スペイン有機生産物認証機関マーク）」がしっかりとついていました。

　さらにはベジタリアン向けの製品であることを示す「V-LABEL（ヴィーガン認証マーク）」もついていました。初めて知ったのですが、ワインを製造する際に、濁りを除去する工程で使う清澄剤の中には、動物から作られたものが多くあるようで、「V-LABEL」は、それらを一切使用していないことを示しているようです。

　なんだか身体にとても良さそうなワインのようです。