今年の春にオープンした「ジ・アウトレット湘南平塚」に行ってきました。

1.はじめに

 先日カミさんの送り迎えで、神奈川県の伊勢原まで行ってきました。その際に、カミさんが用事を済ますまで3時間ほど時間をつぶす必要がありました。

大山のとうふゆば会席の老舗【青木館】のご紹介
大山のとうふゆば会席の老舗【青木館】のご紹介

 伊勢原に来るのは久しぶりだったので、この3時間を何とか有効に使おうと、行きのクルマの中でカミさんの力も借りていろいろと思案しました。となり町の秦野にある富士山がきれいに見える公園とか、大山の紅葉のきれいな神社とか考えましたが、伊勢原までの東名高速の激混みを考えると、この時期は避けた方がよさそうな気がしました。

 そんな中でカミさんが、そういえば最近平塚にアウトレットができたらしい、といい出し、待たせるのは悪いという気持ちも手伝って、ネットでいろいろと調べてくれました。そうすると伊勢原からは15分ぐらいで行くことができ、しかもこの日はそんなに混んでいないということが分かりました。

 ということで今回は、最近(といってももう半年前)できた「ジ・アウトレット湘南平塚」をご紹介したいと思います。

2.「ジ・アウトレット湘南平塚」とは

 「ジ・アウトレット湘南平塚」は、よくある三井系ではなく、イオンが運営するアウトレットで、イオンモールの新しい業態として、2023年4月28日にオープンしました。

 場所は、東名高速を厚木ICで下り、国道129号線を南下して10分ほどのところの左側となります。そこには、今までここには何があったのだろうか、と思えるほどの広大な「ジ・アウトレット湘南平塚」の敷地が広がっています。

 どうやらこの地区(平塚市大神地区と寒川町倉見地区)では、新たなまちづくり「ツインシティ計画」という事業が進められているようで、「ジ・アウトレット湘南平塚」以外にも巨大な配送センターなども建てられていました。

 「ジ・アウトレット湘南平塚」は、アウトレットとして中規模クラスですが、ファッション・スポーツ・アウトドアなど、国内外から選りすぐりの約150店舗(全国初出店11店舗、神奈川県初13店舗、地元企業14店舗を含む)が、集まっています。

3.駐車場は要注意

 さすが自治体が開発したエリアということで、駐車場の入口まではスムーズにたどり着くことができました。駐車場は平置きが3ヶ所、立体が1ヶ所、計4ヶ所で、約3300台ほどのキャパシティがあり、料金は終日無料でした。

 この日はブラックフライデー期間の土曜日の昼過ぎでしたが、ざっとみてクルマの数は駐車場のキャパシティの半分以下で、楽々駐車が可能でした。ただ欲を出して少しでも建屋に近いところに止めようとすると、屋内駐車場のような赤と緑の満空インジケーターが無いので、空きスペースを見つけるのは至難の業でした。

 しかも私のような欲を出している方々が駐車場内を徘徊しており、一方通行や進入禁止の標識がとても見ずらいために逆走する方々もおみえになったりして、結構注意が必要でした。どうやら建物から多少離れていても、空いていたらそこに止めるのが正しいようでした。

 ちなみに私が駐車したB駐車場には、EVの普通充電器が5台分設置されていました。D駐車場(立体駐車場)には急速充電器もあるようです。

B駐車場(平置き:左)と EV充電器ステーション(右)
B駐車場(平置き左)と EV充電器ステーション(右)

4.湘南ベルマーレのオフィシャルパートナー

 メインエントランスから建屋の中に入ると、まず大型モニターと広く上質な人工芝で覆われたスペースがあり、このときは湘南ベルマーレの試合を数多くのサポーターの皆さんが興奮気味に観戦されていました。あとで分かったのですが、この試合はJ1残留のかかった大切な試合で、無事湘南ベルマーレが勝利を収めたようでした。

 「ジ・アウトレット湘南平塚」は、湘南ベルマーレのオフィシャルパートナーをされているようで、湘南ベルマーレのフットサルクラブも併設されていました。

湘南ベルマーレの応援風景(左)と フットサルクラブ(右)
湘南ベルマーレの応援風景(左)と フットサルクラブ(右)

5.ゆったりとしたスペースで緑が多い

 パブリックビューイングスペースを含め建屋内は、至るところが人工芝が敷かれ、たくさんの緑に包まれた市民の憩いの空間的な演出がされていました。この日も多くの子供たちが人工芝の上ではしゃぎ、アウトレットの定番のけっこう値が張りそうな犬たちが優雅にお散歩していました。

緑豊かな敷地内
緑豊かな敷地内

 建屋の横には、結構広い公園も併設されており、さすが自治体が力を入れているだけのことはあると思いました。

平塚犬神ジ・アウトレット公園
平塚犬神ジ・アウトレット公園

6.富士山と新幹線のジオラマ

 D駐車場(立体駐車場)のエレベーターの最上階には「FUJI TERRACE」という、富士山が一望できる展望テラスが設けられていました。もともとこのエリアは、国道129号線からも富士山がとてもきれいに見えるので、このテラスからの眺めは最高だと思います。ただこの日は残念ながら雲の向こうに、ほんのかすかにしか富士山は顔を出してくれませんでした。

「FUJI TERRACE」からの富士山方面の風景
「FUJI TERRACE」からの富士山方面の風景

 テラスからは富士山だけではなく、360度絶景を楽しむことができ、平塚方面に見える新幹線はとても贅沢な自然のジオラマを見ているようでした。このテラスはまだまだ知名度が低いのか、このときは私となぜか東南アジアの言葉で電話しているおじさんの二人だけでしたが、この素晴らしい景色が拡散するとエレベーター待ちが発生するかもしれません。

自然の新幹線ジオラマ
自然の新幹線ジオラマ

7.ショップの数は十分、鮮魚や北海道や沖縄も

 アウトレットの規模としては中規模とお話ししましたが、アウトレットの定番のショップやレストランの数は十分で、他のアウトレットより売り場面積が広く買い物がしやすいと感じました。

 地元密着というだけのことはあり、郵便局やクリニックなども併設されており、地域のショッピングモールのような顔も持っていました。

 「ひらつかマルシェ」という生鮮食品売り場もあり、新鮮な魚がずらりと並べられていました。こちらでは神奈川県内の各市場から、相模湾の地魚や三崎港の三崎鮪など買い付けてきているようでした。

新鮮な魚たちがずらりと並ぶな生鮮食品売り場
新鮮な魚たちがずらりと並ぶな生鮮食品売り場

 アウトレットではあまり見かけない北海道のアンテナショップもあり、なかなかの品揃えでついつい私も北海道産を買い込んでしまいました。近々沖縄のアンテナショップもできるようで、結構気になっています。

北海道アンテナショップ(左)と 沖縄アンテナショップの案内(右)
北海道アンテナショップ(左)と 沖縄アンテナショップの案内(右)

 ちなみにに今回購入したサッポロクラシックは、富良野ビンテージという富良野の摘みたての生ホップを使った特別なクラシックです。ホップがよく効いていて、とても美味しかったです。この時期だけの、大地からの特別なご褒美です。

8.おわりに

 以上が、今年の春にオープンした「ジ・アウトレット湘南平塚」のご紹介となります。イオンが展開する新しいアウトレット(あとは広島と北九州にあるようです)ということで、三井系のアウトレットとはまた違った雰囲気を楽しむことができました。

 地元の方々はもちろんですが、東名の厚木ICからも近いのでこちら方面におみえになったときは、ちょっと寄ってみるのもいいかもしれません。

「ジ・アウトレット湘南平塚」の公式ホームページ
「ジ・アウトレット湘南平塚」の公式ホームページ

■■■【提携先総合オンラインショップ】■■■