大手スーパー【イオンスタイル】でも、コスパ最高の超格安スペイン赤ワイン「モンテラーゴ」を見つけました。

2024年3月28日

1.はじめに

 今まで数回に渡り格安スーパーの【ロピア】、大手スーパーの【マックスバリュー】、大手ドラッグストアの【クリエイト】で、300円~400円ほどで購入した超格安チリワイン、超格安スペインワイン、超格安イタリアワイン、そして100円ほど高価になりますが格安フランスワインをご紹介し、そのコスパが最高だったというお話をしました。

「ジ・アウトレット湘南平塚」のご紹介
「ジ・アウトレット湘南平塚」のご紹介
「マルケス デ テナ ティント」のご紹介
「マルケス デ テナ ティント」のご紹介

 先日たまたま【イオンスタイル】で買い物をすることになったのですが、【イオンスタイル】はその名の通りイオングループのスーパーになります。以前ご紹介した超格安スペイン赤ワイン「マルケス デ テナ ティント」を買った【マックスバリュー】も、同じくイオングループです。

 そういえば、以前ご紹介した「ジ・アウトレット湘南平塚」もイオングループでした。

 ちなみにイオングループの全店舗数は約18000店舗にも及び、なんと営業収益(利益ではありません)は9兆円を越えているそうです。そもそもは宝暦8年(1758年)に、三重県の四日市で篠原屋という屋号で太物・小間物商を営んだのが始まりだそうですが、なんとも大きくなったものです。

 話をワインに戻して、【マックスバリュー】に超格安ワインがあったということは、【イオンスタイル】にも同様に超格安ワインが置いてあるのではないかと物色してみると、まずは見慣れた「マルケス デ テナ ティント」を見つけました。そしてその隣に同じく400円ほどの超格安スペイン赤ワイン「モンテラーゴ」が、なかなか立派なラベル類を身にまとって佇んでいました。

 国産の超格安ワインに比べると、今までご紹介してきた輸入物の超格安ワインの装いは、スクリュー式のキャップを除けばなかなのクオリティだなと、あらためて思いました。

 昔、ひょっとして、と淡い期待して国産の超格安ワインを買い、味はもちろんのこと、呑み終わってからその軽さで、ボトルはペットボトルだったことが分かり、本当に残念な気持ちになったことがあります。これは某有名なイタリアンのファミリーレストランで、生ビールがプラスティック製ジョッキで出てきたときと同じぐらいの衝撃でした。

 ということで今回は、【イオンスタイル】で見つけた超格安スペイン赤ワイン「モンテラーゴ」をご紹介します。

2.「モンテラーゴ」とは

 「モンテラーゴ」を呑む前に、いつものようにボトルのラベル情報などから、少しその正体を調べてみました。

2-1)ワイナリーは【ガルシア・カリオン】

 「モンテラーゴ」は、1890年に家族経営のワイナリーとして設立された【ガルシア・カリオン(GARCIA CARRION)】で造られていました。

 それから130年余りの年月を経て、今ではスペイン国内に10ヶ所ものDO(原産地呼称)のワイナリーを所有し、スペイン国内での販売シェアは第1位(2018年調べ)を誇っています。

 2019年には、世界中の優秀なワイン生産者をプロモートする「ドイツワインマーケティング」が主催するワインリーグで、五大陸の中でも一流と認められたワイン生産者にしか送られない賞である「GOLDEN LEAGUE 2019 ベストプロデューサー」を受賞しています。

2-2)DOフリミア

 「モンテラーゴ」は、【ガルシア・カリオン】の有する10ヶ所のDOの中のDOフミリアで造られています。

 DOフリミアは、以前もご紹介したムルシア地方とラ・マンチャ地方にまたがっており、32,000ヘクタールのブドウ畑では、主に「モンテラーゴ」の原料にもなっている<モナストレル>を栽培しています。

 夏は40℃、冬は氷点下にもなる大陸性気候で、年間日照時間は約3000時間と長く、年間降水量は約300ミリと少なく、とても乾燥した気候のようです。

DOフミリアのラベル
DOフミリアのラベル

2-3)ブドウの品種は<モナストレル>

 前述の通り「モンテラーゴ」は、<モナストレル>から造られています。

 <モナストレル>は、スペインを原産とする黒ブドウの品種で、ムルシア地方やバレンシア地方などの地中海地方で多く栽培されています。今では世界中で栽培される黒ブドウの品種となり、フランスでは<ムールヴェードル>、アメリカでは<マタロ>とも呼ばれています。

 <モナストレル>から造られる赤ワインは、熟成期間が短いタイプのものはフレッシュな黒系果実の香りと比較的軽やかなボディ、熟成期間が長いタイプのものは熟した黒系果実の香り、ラベンダー、タイム、ローズマリーなどのハーブの香りを持ち、フルボディーかつ高いアルコール度数、高いタンニンレベル、中程度の酸味が特徴のようです。

 グリルした肉や、バーベキューなどのしっかりとした肉料理に合う赤ワインのようです。

 この<モナストレル>の特徴から察するところ、お手頃価格の「モンテラーゴ」はおそらく熟成期間は短いタイプなので、フレッシュな黒系果実の香りが特徴の、やや軽めの赤ワインではないかと思いました。

3.「モンテラーゴ」を味わう

3-1)なかなかしっかりとした味

 いよいよ「モンテラーゴ」を開栓してみました。最初にまず、ほのかな果実香りが漂いました。そして「モンテラーゴ」を口に運ぶと、渋みと辛みとコクがあり、その中に酸味が少し混ざった、なかなかしっかりとした味で、少し重めのミディアムボディでした。

 もちろん最低合格ラインの、格安ワインにありがちな安っぽい甘さとは無縁でした。

 前述の通り<モナストレル>の熟成期間が短いと想定し、勝手に軽めの赤ワインではないかと思ってしまいましたが、フルボディとはいわないまでも、そこそこの重さがあり、確かにしっかりとした肉料理に合いそうな赤ワインだと思いました。

「モンテラーゴ」のボトルとグラス
「モンテラーゴ」のボトルとグラス

3-2)濃いめのクリームシチューと共に

 しっかりとした肉料理に合うのではないか、と感じたのはいいのですが、我が家の冷蔵庫の中には鶏肉しかストックがありませんでした。

 そこで思い浮かんだのは、鶏肉を使った濃いめのクリームシチューでした。我が家は、毎週宅配のお勧め野菜が届くシステムになっており、ここのところジャガイモ攻めにあっていることもあり、ちょうどいいかなと思いました。

 そしてカミさんの力も借りて(私はジャガイモの皮をむくことができません)、頑張って濃いめのシチューを造りました。頑張りすぎて少し焦げ付かせてしまいましたが、なんとか完成し「モンテラーゴ」と共に味わうと、思惑通り濃いもの同士が、みごとに調和しとても充実したディナーを楽しむことができました。

「サンジョベーゼ ルビコン」のご紹介
「サンジョベーゼ ルビコン」のご紹介

 以前ご紹介した「サンジョベーゼ ルビコン」のときは、まるで昔ヒットしたとんねるずの「雨の西麻布」を濃いキャラの男2人で楽しくデュエットしているようだ、というお話しをしました。

 そして今回は、濃いめのクリームシチューということで、鈴木雅之さんと姉の聖美さんが「夜明けのスターライト」をデュエットしているような組み合わせでした。意味不明かもしれませんが、あくまでイメージでとらえていただけると幸いです。

 

「モンテラーゴ」と超濃いめのクリームシチュー
「モンテラーゴ」と超濃いめのクリームシチュー

4.おわりに

 以上が、【イオンスタイル】で見つけた、超格安スペイン赤ワイン「モンテラーゴ」のご紹介になります。冒頭で、なかなか立派なラベル類を身にまとって佇んでいたとお話ししましたが、そのラベル類に負けないほどの、私好みの少し重めで、しっかりとした味の赤ワインでした。

 このようなとてもコスパのいいワインが、特に大特価とかあまり騒がずに静かに置かれているとは、さすが【イオン】グループの底力なのでしょうか?

 引き続き500円以下の超格安ワインを求めて、いろいろなお店を徘徊していきたいと思います。

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