【かつ久無庵】横浜髙島屋店で極上の鰺フライと穴子フライを食べました。

2024年2月18日

1.はじめに

 先日【かつ久無庵】の前橋本店をご紹介しましたが、今回は自宅から近い横浜髙島屋店で、季節限定の鰺(あじ)フライと穴子フライを食べたので、その感動の味をご紹介します。

【かつ久無庵】前橋本店

2.並び覚悟で売り切れ回避

 先月兄貴が上京した時にもこちらにはお伺いしたのですが、残念ながら鰺フライは売り切れでした。今回はリベンジということで、並ぶことを覚悟で早めにお店に向かいました。前回は14時を回っていましたが、今回は13時少し前にお店に到着しました。

 お盆の最中ということでレストラン街はどのお店も多くの人が並んでおり、【かつ久無庵】も6組待ちになっていました。思ったより少ないかなと感じつつ待っていると、20分程度で順番がまわってきました。そして待望の鰺フライはまだ健在、更には天ぷらではよく頂きますがフライではめずらしい穴子もありました。

かつ久無庵 横浜髙島屋店のエントランス(前橋本店とは違った高級感を醸し出していました)
かつ久無庵 横浜髙島屋店のエントランス(前橋本店とは違った高級感を醸し出していました

3.海老フライは断念

 定番のとんかつは絶対に外せないので、あとは鰺フライと穴子フライと海老フライをどうするかが悩みどころでした。さすがに3品とも注文すると、腹がはち切れそうではなく本当にはち切れてしまうので、カミさんは最後まで未練が残っていたようですが、今回は海老フライを断念することにしました。

 カミさんはヒレかつ定食の130g、私は今回は控えめのロースかつ定食の130g、プラスで鰺フライと穴子フライを単品で注文しました。

4.キャベツと漬け物は要注意

 注文するとすぐにおかわり自由のキャベツの千切り、漬け物2種が運ばれてきます。前回もお話ししたように、揚げ物は低温でじっくり時間をかけで調理するので、出てくるまで20分近く時間が掛かります。その間についついキャベツと漬け物を食べすぎて、お腹を満たしてしまわないように気を付ける必要があります。

かつ久無庵のキャベツと漬け物
最初に出てくるおかり自由のキャベツと漬け物2種

5.気になる隣人

5-1)【勝烈庵】と【かつ久無庵】

 料理を待っていると、となりの席に仕事帰り(仕事中?)と思われる私と同じぐらいの年齢の方がひとりで座られました。こちらのお店は初めてだったようで、お店の方に【勝烈庵】と関係があるかと聞かれていました。 

 まだ料理も食べていないのになぜこんなことを聞かれたのか、最初はよく分かりませんでした。が、ふと考えてみると「かつれつあん」と「かつひさむあん」は字数は違いますが最初の2文字と最後の2文字が同じなので、ひょっとすると【勝烈庵】の姉妹店だと思って入ってこられたのかもしれません。

5-2)【勝烈庵】とは

 ちなみに【勝烈庵】は昭和2年に横浜で創業したとんかつの有名店で、独自のソースと香ばしく揚げられたジューシーなどんかつがとても美味しいお店です。【かつ久無庵】の異次元の味とは異なり、いわゆる王道のとんかつを食べさせてもらえるお店で、私も何度かお伺いしたことがあります。

5-3)ロースかつ300g、ビール、そしてチューウハイ

 となりの席の方は、生ビールとロースかつの特上を注文されました。メニューに書いてあるのでご存じだとは思うものの、ロースかつの特上は300gであることを、耳打ちしたい気持ちで一杯でした。

 そして料理が出てくるまでの間に、キャベツと漬け物をつまみに速攻で生ビールを飲み干し、次はチューハイを注文されました。うらやましい限りで、私も次回は電車で来て飲みまくりたいと思いました。

5-4)隣人ながらあっぱれ

 さらに2杯目のチューハイを注文されるときに、グラスは変えないでここにチューハイを入れてほしいとお店の方に言われました。

 どうやら1杯目は氷が多すぎて、チューハイの中身があまりが入っていなかったようでした。ゴルフ場のレストランでチューハイを注文するときに、毎回氷少な目という友人がいますが、同じ心理が働いているようでした。

 となりの席の方は、我々が席を離れるときにまだ食べておられましたが、300gの分厚くて上質なロース肉はあと残り1切れで、軽く完食の気配でした。あっぱれです。ひょっとしたら、このあともう一杯ぐらいチューハイを追加されたのかもしれません。

6.いよいよ料理です

6-1)まずは鰺フライ

 そしていよいよ料理が運ばれてきました。最初は鰺フライです。衣はふわっとしたとんかつと同様の期待を裏切らない独自の食感で、その中からふっくらとしたやわらかい鰺の身が顔を出してきます。

 こんな比較をするのは大変失礼ですが、会社の社員食堂で出てくるものとはまったく次元の違う食べ物でした。下味がついているのでソースはつけずにそのまま頂くのが、この鰺フライの味を一番楽しめるのかなと思いました。

かつ久無庵の鰺フライ(尻尾が無いので説明がないと鰺フライだと分かりません)
かつ久無庵の鰺フライ(尻尾が無いので説明がないと鰺フライだと分かりません)

6-2)次に穴子フライ

 次に穴子フライです。海老フライに負けじ劣らぬ巨大な身に、ふっくらとした衣をまとい登場しました。穴子の天ぷらも美味しいですが、この穴子フライも本当においしいと思いました。

 一般的なフライと違い、衣がふっくらして柔らかいので、穴子の味をうまく引き立てているのかなと思いました。こちらも鰺フライと同様に下味が付いているので、ソースはつけないでそのまま頂くのが一番だと思いました。

かつ久無庵の穴子フライ(こちらも説明が無いと最初戸惑います)
かつ久無庵の穴子フライ(こちらも説明が無いと最初戸惑います)

6-3)そしてヒレかつとロースかつ

 定番のヒレかつ、ロースかつは期待通りの味であることは言うまでもありませんが、今回は鰺フライ、穴子フライの成功体験をふまえてソースを付けないで試してみました。結果的にはヒレかつは塩、ロースかつはソースをつけて食べるのが合っているのかなと思いました。

定番のヒレかつとロースかつ(絶対に裏切りません!)
定番のヒレかつとロースかつ(絶対に裏切りません!)

7.おわりに

7-1)次回は牡蠣フライ

 以上の通り、となりの席の方のことで少し脱線しましたが、大満足の食事ができました。お目当ての季節限定の鰺フライと、偶然出会った穴子フライは、本当に満足のいく味でした。次回は季節限定の牡蠣フライが提供される頃に、お伺いしたいと思います。

7-2)隣人に習って次回は飲みながら

 今まではとんかつと海老フライのことしか考えられませんでしたが、今回少し余裕が出てきたので、あらためてメニューを隅々まで見てみました。

 するとお酒とおつまみのメニューが、意外と充実していることに気付きました。となりの席の方ではありませんが、次回は飲みを兼ねてお伺いするのもいいのかなと思っています。

【かつ久無庵】横浜髙島屋店のお酒とおつまみメニュー
【かつ久無庵】横浜髙島屋店のお酒とおつまみメニュー

7-3)こちらも次回に

 最後なりますが、ふと見ると入口にカツサンドの箱が陳列されておりました。値段とか詳細がよく分からなかったので、会計の時に確認しようと思っていましたが、つい忘れてしまいました。こちらも次回に向けて気になる一品です。

かつ久無庵のカツサンド
気になる一品カツサンド
かつ久無庵のホームページ
【かつ久無庵】横浜髙島屋店ホームページ