【かつ久無庵】念願の「ひれかつさんど」を食べました。

2023年12月13日

1.はじめに

 今まで【かつ久無庵】の前橋本店、横浜髙島屋店をご紹介しましたが、今回は横浜髙島屋店でお持ち帰りした隠れたメニュー(?)の「ひれかつさんど」のご紹介をします。もちろんその味は、期待以上で感動的でした。

【かつ久無庵】横浜髙島屋店
【かつ久無庵】前橋本店

2.夕食の買い出しのときに

2-1)カミさんの提案

 たまにカミさんと休みの日などに、閉店間際の値引きを狙って、横浜髙島屋の地下の食品売り場に買い物に行きます。

 今回もいつものように横浜髙島屋に向かっていたのですが、カミさんがふと【かつ久無庵】の「とんかつさんど」の持ち帰りもありじゃないかと言いだしました。

 確かにこんなタイミングでしか、念願の「ひれかつさんど」を味わうことが出来ないと思い、満場一致で「ひれかつさんど」お持ち帰りすることにしました。

2-2)まずは注文

 横浜髙島屋に到着すると、まずは8階レストラン街にある【かつ久無庵】に向かいました。このお店でのお持ち帰りは初めてなので、まずはレジの店員さんに、そもそも「ひれかつさんど」がお持ち帰りできるのか聞いてみました。

 前回にお話ししたように、この「ひれかつさんど」は、お店の入口の一等地に見本が陳列されているにもかかわらず、値段とか持ち帰りができるのかの説明はなく、少し謎めいたところがありました。

【かつ久無庵】の「ひれかつさんど」の案内
【かつ久無庵】の「ひれかつさんど」の案内

 値段は1箱1,000円越えは覚悟していたのですが、なんと900円でした。箱のサイズは、よく羽田空港で売っている、有名なお肉屋さんやとんかつ屋さんのカツサンドとほぼ同じで、その中に3切れ入っているようでした。

 「ひれかつさんど」以外の揚げものも、持ち帰りができるようだったので、すかさずカキフライを注文しましたが、牡蠣フライのみダメだと言われました。残念。

 結局、「ひれかつさんど」を2箱と、海老フライを2本注文しましたが、海老フライを注文した時の店員さんに異変を感じました。値段が以前より上がっているとか、アジフライがお勧めだとか、なんとなく海老フライを回避したそうでした。

 頭の中は、海老フライはマスト状態だったので、多少値段が上がっていても、躊躇(ちゅうちょ)することなく注文しました。あとで確認してみると、下記お品書きの通り、値段は前回(4ケ月)から330円上がっていました。

【かつ久無庵】横浜髙島屋店のお品書き
【かつ久無庵】横浜髙島屋店のお品書き
(備考:右上は前回のお品書きの切り抜き)

2-3)1時間が2時間に

 1時間ぐらいで、他の買い物を済まして取りに来るので、その時間に合わせて準備しておいてくださいと、お店の方に伝えてお店を後にしました。

 時期的に、ちょうどお正月の「お飾り」などの祝い物の専門コーナーが設置されており、ついついその物色に時間がかかり、結局取りに行ったのは2時間後になってしまいました。

 ここで既に1時間ロスってしまったので、海老フライは家に帰ってから少し温め直すしかないと覚悟するとともに、あの大きな海老フライが、わが家のレンジに収まるのかと、心配しながら帰路につきました。

3.「ひれかつさんど」と 海老フライ

3-1)初めての持ち帰り

 先ほども触れましたが、【かつ久無庵】でのお持ち帰りは初めてです。下記左の写真のように、温かいものと冷たいものは、別々のポリ袋に入れてありました。料理は各々別の箱に入れたうえで、更にビニールで入念に包んでありました。

【かつ久無庵】の持ち帰りの包装
【かつ久無庵】のお持ち帰りの包装

 まずは「ひれかつさんど」の箱を開けると、少し甘めのソースの香りと共に、箱からはみ出さんばかりに「ひれかつさんど」が姿を現しました。そのお肉のボリュームに圧倒されると共に、これはひょっとして1箱でも十分だったのではと思いました。

【かつ久無庵】の「ひれかつさんど」
【かつ久無庵】の「ひれかつさんど」

 海老フライの方も、まるで生きているように箱から飛び出してくるのではと期待して箱を開けると、箱が汎用サイズで少し大きめだったせいもあり、海老フライは悠々自適に箱の中で、ゆったりとくつろいでいました。

 値段も上がったことだし、なんとか箱が大きすぎるのでと思い込みたかったのですが、カミさんの、なんか小さくなったね、という一言でとどめを刺されました。

 これで、先ほどのお店の方の異変の理由が、分かった気がしました。おそらく諸事情で、海老が高騰しており、さすがの【かつ久無庵】でも致し方なしという状況ではと思いました。

【かつ久無庵】の海老フライ
【かつ久無庵】の 海老フライ

3-2)海老フライの味は期待通り

 海老フライは、その大きさで少し盛り下がってしまいましたが、味はもちろん今までご紹介してきた通りでした。食べる前に、大きさの心配などする必要もなく、ガスレンジの中にすっぽりと収めて、少し温めてから頂きました。少しだけ焦げてしまいましたが、衣のふわっふわ感と身のぷりっぷり感は健在でした。

3-3)「ひれかつさんど」は期待以上

 「ひれかつさんど」はまだ少し温かかったので、そのまま食べました。先ほどご紹介したように、そのお肉のボリュームは圧巻で、口の中に運ぶときに少し顎が痛くなるほどでした。

 ジューシーなお肉、少ししんなりした衣、秘伝のソース、そしてしっとりとしてやわらかいパンが、絶妙に重なり合って、最高の味を引き出していました。

 前述の羽田空港などで売っている、有名なお肉屋さんやとんかつ屋さんのカツサンドと、値段はほぼ同じでありながら、このボリュームと味は絶賛に値します。

 もしこの「ひれかつさんど」をメジャーの舞台に立たせたら、MVP間違いなしの逸品だと思いますが、なぜか【かつ久無庵】は、ほどよい立ち位置においている気がしました。これも前々回にご紹介した店主の方の、クオリティを保つためのこだわりなのかもしれません。

【かつ久無庵】の「ひれかつさんど」と海老フライ
【かつ久無庵】の「ひれかつさんど」(右)と 海老フライ(左)
備考:写真の牡蠣フライは、我慢できずに横浜高島屋の食品売り場で買いました。

4.おわりに

 以上が、念願の【かつ久無庵】の「ひれかつさんど」のご紹介です。またひとつ、このお店の楽しみが増えてしまいました。多分これから頻繁に、この「ひれかつさんど」のお持ち帰りをすることになると思います。

 そして次回こそは、今回食べられなかったカキフライと、前回ご紹介した【かつ久無庵】での飲み を実現したいと考えています。

【かつ久無庵】の牡蠣フライ
【かつ久無庵】の カキフライ

【おまけ】

 今回のお持ち帰りで、海老フライの添え物として、キャベツの千切りとお漬物2種が付いていました。その中に、好き嫌いの無い私が、唯一食べられないらっきょうが入っていました。カミさんも食べられないので、申し訳ない気持ちの中、捨てるしかないと思いました。

 ただせめて一つだけと思い口の中に入れると、らっきょう特有の甘酸っぱさが抑えられており、なんと2つ目にも手が出てしまいました。これで私がらっきょうを克服したかというと微妙ですが、こんなところにも【かつ久無庵】を感じました。

【かつ久無庵】のらっきょう
【かつ久無庵】の漬け物2種(左)と らっきょうの拡大(右)
かつ久無庵のホームページ
【かつ久無庵】横浜髙島屋店ホームページ