「ペヤング」カップ麺シリーズ:その12(「ボロネーゼ風やきそば」と「パクチーMAXやきそば」)

2024年5月7日

1.はじめに

 先日、よくブログでご紹介している格安スーパー【ロピア】の店頭に、「ペヤング」の新作「ボロネーゼ風やきそば」が、山積みになっているのを見つけました。なんとなく味のイメージは思い浮かびましたが、せっかくなので購入してみました。

 今まであまり気にしていませんでしたが、【ロピア】は、結構「ペヤング」も充実しているのではと思い、店内のカップ麺売り場をのぞいてみると、以前購入して私だけが食べてしまい、未だにカミさんに恨まれている「ペヤング」のパクチー焼きそば、しかもMAXのサブネームが付けられた新作「パクチーMAXやきそば」が並んでいました。こちらは残りわずかだったので、もちろん購入しました。

 ということで今回は、「ペヤング」の「ボロネーゼ風やきそば」と「パクチーMAXやきそば」をご紹介したいと思います。

今回新たに購入した新商品2品
今回新たに購入した新商品2品

 なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、「ペヤング」の製造元である【まるか食品】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。

2.「ボロネーゼ風やきそば」

 「ボロネーゼ風やきそば」は、ペヤングパスタシリーズの最新作として「ボロネーゼ」を再現した商品となっています。ビーフの旨味と香りを効かせた濃厚なソースが麺と良く絡み、最後まで飽きのこない味わいになっているようです。

 「ボロネーゼ」といえば、「ミーソース」といったい何が違うのか、以前から気になっていたので、せっかくなので調べてみました。

 「ボロネーゼ」は、イタリア北部のロマーニャ州にあるボローニャという町で生まれました。ボローニャは美食の町と呼ばれ、その中で「ボロネーゼ」は、ボローニャの象徴的な味となっているようです。その「ボロネーゼ」が世界に広がり、「ボロネーゼ」をあまり手間暇かけずに作れるように考案されたのが「ミートソース」のようです。

「アッラ・ナポレターナやきそば」のご紹介
「アッラ・ナポレターナやきそば」のご紹介

 では両者はいったい何が違うのかというと、サイトによって諸説ありますが、どうやらパスタの上にのせるソースに入っているお肉とトマトの違いが大きいようです。

 「ボロネーゼ」のお肉は粗挽き肉で肉々しく、トマトは少な目でソースの色は茶色となります。それに対し「ミートソース」のお肉は細かい挽肉で、トマトは多めでソースの色は赤色となります。確かにいわれてみると分かります。なんだか以前ご紹介した「アッラ・ナポレターナ」と「ナポリタン」の違いのようです。

 

「ボロネーゼ風やきそば」のパッケージ
「ボロネーゼ風やきそば」のパッケージ

 パッケージの上蓋を開けると、中には具とソースが入っており、具の中身は、「ボロネーゼ」の特徴である粗挽き肉にみたてた、鶏・豚味付ひき肉、のみでした。ただその量とゴロゴロ感は、なかなか圧巻で【まるか食品】の気合いが感じられました。

 そして、鶏・豚味付ひき肉、のみの具を麺の上にのせて、熱湯を注いで3分間待ちました。

「ボロネーゼ風やきそば」の具たち
「ボロネーゼ風やきそば」の具たち

 3分後にお湯を捨てて上蓋をはがし、ソースを入れて麺と具を混ぜ合わせました。ソースを少し舐めてみると、「ミートソース」ほどの甘さはなく、「ボロネーゼ」らしい旨味のある味付けになっていました。

 せっかくなので、より「ボロネーゼ」らしさを出すために、先ほどまで群をなしてゴロゴロしていた、鶏・豚味付ひき肉、を麺とよく絡ませようと頑張ってみましたが、彼らは容器の底で群れをなすのがお好きなようで、なかなかうまく絡んでくれませんでした。

 しかたなく、まずは麺を食べてみると、よく混ぜすぎたせいか先ほどソースだけ舐めたときの味より、少し薄めになっていました。なんとか底で群れをなす、鶏・豚味付ひき肉、を引きずり出して、麺と一緒に食べてみると、確かに「ボロネーゼ」らしい肉々しさを感じることができました。

 調理方法には、ソースとよく混ぜ合わせてお召し上がりください、と書かれていますが、通の食べ方は、ソースも、鶏・豚味付ひき肉、も最初に混ぜないで、本物(?)の「ボロネーゼ」と同じように混ぜながら食べたほうが、本来の味が楽しめるのかもしれません。

完成した「ボロネーゼ風やきそば」
完成した「ボロネーゼ風やきそば」

3.「パクチーMAXやきそば」

 「パクチーMAXやきそば」は、パクチーの旨味をより多くの人に楽しんでいただくため開発された、パクチー焼きそばのシリーズです。同名のパクチー焼きそばは2016年にも発売されていますが、今回はパンチの強いガーリックと組み合わせることで、よりパクチーを堪能できる商品に仕上げられているようです。

 私がパクチーをはじめて口にしたのは、まだエスニック料理がメジャーでなかった今から30年ほど前になります。たまたま入ったお店がベトナム料理のお店で、どんな料理を注文したのかはよく覚えていませんが、その中にはたっぷりとパクチーが入っており、その正体を知らない私は、それ以上食べ進める勇気はありませんでした。

 そして時代は進み、パクチーの正体を知り、いつのまにやらその謎めいた、でも一度口にしたら妙に惹かれる味のとりこになっていました。今回の「パクチーMAXやきそば」は、よりパワーアップしているということで、とても楽しみです。

「パクチーMAXやきそば」のパッケージ
「パクチーMAXやきそば」のパッケージ

 パッケージの上蓋を開けると、中には具とソースが入っており、具の中身は、パクチー、フライドガーリックの2品のみでした。いつも通りどちらの具も多めですが、わき役のはずのフライドガーリックが、パクチーに負けじと存在感を放っていました。

 そのフライドガーリックは、具の袋を開けると、いきなりゴルフのバンカーのエクスプロージョンショットのように、なんともおいしそうなガーリックの香りを爆発させてきました。

 そして、そのおいしそうなガーリックの香りを楽しみながら、大量のパクチーとフライドガーリックを麺の上にのせて、熱湯を注いで3分間待ちました。

「パクチーMAXやきそば」の具たち
「パクチーMAXやきそば」の具たち

 3分後にお湯を捨てて上蓋をはがし、ソースを入れて麺と具を混ぜ合わせました。ソースを少し舐めてみると、パクチーの味を詰め込んだエスニックソースの味がしました。

 そしていつのまにやら、あれだけ頑張っていたガーリックの香りは影を潜め、こんどはパクチーの強烈な香りが攻め込んできました。もうこの時点で、その味は約束されたようなもので、パクチーとフライドガーリックを麺に絡めて食べると、今まで食べた「ペヤング」の中でもトップクラスの大満足な味でした。

 「ペヤング」シリーズにありがちな(激)辛さはそれほどでもなく、パクチーとエスニックソースが、心地よいアジアンテイストを満喫さえてくれました。

 そして一気に食べ終わると、ふと口の中にガーリックの香り(臭い)が充満していることに気付きました。どうやら影を潜めていたと思っていたフライドガーリックは、じつはパクチーを最大限に引き立てながら、とてもいい仕事をしていたことが分かりました。あっぱれフライドガーリック。

完成した「パクチーMAXやきそば」
完成した「パクチーMAXやきそば」

4.おわりに

 以上が、「ボロネーゼ風やきそば」と「パクチーMAXやきそば」のご紹介になります。

 「ボロネーゼ風やきそば」はイメージ通りの味で、「ボロネーゼ」の味を再現した、おいしい焼きそばでした。そして「パクチーMAXやきそば」は、フライドガーリックがとてもいい仕事をし、パクチーの味を最大限に引き出しており、本当に大満足のパクチー焼きそばでした。

 今回【ロピア】でも「ペヤング」の新商品が手に入ることがわっかったので、次回から【ロピア】にいったときは、お酒だけでなく「ペヤング」の商品にも目を光らせていきたいと思います。

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