我がゴルフ人生(もう2度とあかねコースでラウンドすることはできません。)
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1.はじめに
前回「太陽カントリークラブ(以下太陽CC)」が、集中豪雨による土砂崩れで27ホールから18ホールになり、それが原因で最終的には経営破綻に至り会員権が消滅したというお話をしました。
今回はその破産に至る過程での出来事をご紹介しようと思っていましたが、どうしても閉鎖された【あかねコース】のことが忘れられないので、少しだけ【あかねコース】を振り返ってみたいと思います。
2.【あかねコース】はもう戻ってきません
ちなみに現在、「太陽CC」は経営破綻後、経営と名前を変えて再スタートを切り、その後大手ゴルフ場グループの一員となり、今も健在です。
【わかばコース】はOUTコース、【もえぎコース】はINコースとして運営されているので、今でも【わかばコース】と【もえぎコース】は御殿場まで足を運べばラウンドできます。ただ【あかねコース】は、その跡地をゴルフ練習場やフットゴルフ場として使われているようで、元の姿に戻ることはないようです。
3.【あかねコース】のご紹介
3-1)ホールの多くは山側に面していた
【あかねコース】は、下記「太陽CC」コース全体図の上側にあたります。山に面しているホールが多かったので、土砂災害の被害を一番受けやすいコースだったのかなと思います。
3-2)オーソドックスなパー36
【あかねコース】は9ホールで、下記スコアカードの通り パー3は2つ、パー4が5つ、パー5が2つ というオードソックスな構成のパー36でした。ただ上り2ホールがパー5になっており、ここで一発逆転の大勝負ができることもあれば、大たたきして一気に撃沈されることもありました。
3-3)5ホールをピックアップしてご紹介
今回は下記9ホールの中から、特に思い出深いホールを5ホールご紹介したいと思います。ご紹介に出てくる各ホールのイラストは、あくまで自分のつたない記憶の範囲で作成しているので、事実と異なる部分があってもご了承ください。また「太陽CC」は基本2グリーンですが、イラストでは簡略化して1グリーンで描いてあります。
3-3-1)朝一プレッシャーの1番ホール
まず最初は1番ホールです。こちらは前回もご紹介しましたが、左サイドがずっとOBで、そのOBゾーンに向かって下っています。それを嫌って右サイドに打つと、こちらは1ペナになっています。
特に【あかねコース】スタートになったときは、朝のまだ身体が温まっていない状態でこのホールに臨むことになり、けっこう緊張した記憶が残っています。正面に見える富士山が、いつも我々のミスショットを温かく見守ってくれました。
3-3-2)木が立ちはだかる5番ホール
次は5番ホールです。距離の短いパー4なのですが、ティーグランドの前に木が立ちはだかっていました。それらの木は、普通に打てば越えられる高さなのですが、そのプレッシャーでチョロして左の崖の下にボールが消えていき、その木を避けて右に打ちすぎると、右の山の中にボールは消えていきました。
3-3-3)横の売店が思い出の7番ホール
続いて7番ホールです。こちらも距離の短いパー4で、かなりの打ち下ろしなので頑張ればドライバーでワンオン可能なホールでした。ただグリーン付近は、手前には大きなバンカーがあり、両サイドも狭くなっているので、自分も含めワンオンが成功したのを見たことがありませんでした。
このホールで思い出深いのはティーグランドの横に売店があり、運転しなくていいときはそこでアルコールを注入して、売店のおねえさんと話しながらみんなでまったりしたことです。果敢(無謀?)にもワンオンを狙う輩(やから)が多くよく待たされたので、けっこうな時間この売店に居座っていました。
3-3-4)イーグルも夢ではない8番ホール
そして次は8番ホールです。距離が異常に短いパー5(400ヤード強)なので、ティショットが上手くいけばセカンドはアイアンで打つことができ、ゴルフ人生の中で数えるほどしかないイーグルも経験しました。ただティーショットの落下地点付近で、見た目以上に右サイドがせり出していたのは要注意でした。
3-3-5)最後にハマる9番ホール
最後は9番ホールです。「太陽CC」では珍しい距離がたっぷりあるパー5で、ティーショット、セカンドショットがナイスショットでない限りパーオンは無理でした。そこを何とか切り抜け、あとはグリーン乗せるだけになった段階でも、左グリーンのときは大きな罠が仕掛けられていました。
グリーンの左サイドの木の下がカート道路になっており、そこにはOB杭がありませんでした。少し引っ掛けただけで、ボールはそのゾーンに転がり落ちていき、カート道路わきのひどいライから、木越えのショットを強いられました。何度打っても木を越えられずに、ボールは元の場所に戻ってきました。
パーで上がれると思って打ったサードショットが、このゾーンに転がり落ちていき、13打で上がるという悲劇もありました。
4.おわりに
【あかねコース】は、トリッキーなホールが多い「太陽CC」の中でも、特にトリッキーなホールが多く、いまわしい思い出の方がたくさんよみがえってくるのですが、うまく切り抜けられたときは、30台のビックスコアも出すことができました。
以上が【あかねコース】の振り返りになりますが、これだけ多くの思い出を作ってくれた【あかねコース】が、もう2度とラウンドできないと思うとさびしい限りです。
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