【ロピア】で新たにみつけたチリの超格安赤ワイン「コセチャ メルロー」は、もちろんコスパは最高でした。

2025年1月30日

1.はじめに

 いままでに格安スーパー【ロピア】の格安・超格安ワインを何回かご紹介し、だいたい一通りご紹介してきたと思っていました。ただそのご紹介済みのワインは、昨今の価格高騰の余波でじわじわと値上がりしています。

「ロペス メルシェ ヴェルデホ」のご紹介
「ロペス メルシェ ヴェルデホ」
のご紹介
「ロペス メルシェ テンプラニーリョ」のご紹介
「ロペス メルシェ テンプラニーリョ」のご紹介

 以前は300円(税抜き)を切るワインもいくつかありましたが、現在(2025年1月時点)では、スペインワインの「ロペス メルシェ」シリーズのみとなっています。気のせいかその並んでいる本数は少しづつ減ってきており、次の入荷のタイミングで値上がりしてしまうのかな、と心配しています。

 そんな中でふとみると、その「ロペス メルシェ」の隣りに青いキャップの見慣れないボトルが並んでおり、その価格はなんと300円(税抜き)を切っていました。

 表ラベルはスペイン語での表記のみだったので、裏ラベルの小さな日本語を必死に解読すると、名前は「コセチャ メルロー」で、チリの赤ワイン、輸入元は【ロピア】でおなじみの【ユーラス株式会社:以下ユーラス】ではなく、【リードオフジャパン株式会社:以下リードオフジャパン】となっていました。

 あたりを見回すと、同シリーズの他のワインはおいていないようだったので、まずは試しにこの「コセチャ メルロー」を購入することにしました。

 ということで、今回は【ロピア】の新顔超格安ワイン「コセチャ メルロー」を、ご紹介したいと思います。

2.「コセチャ メルロー」とは

 「コセチャ メルロー」を呑む前に、いつものようにボトルのラベル情報などから、少しその正体を調べてみました。

2‐1)ワイナリーは【ビーニャ・タラパカ 】

 「コセチャ メルロー」の製造元は【ビーニャ・タラパカ(Viña Tarapacá) 】で、1874年にドン・フランシスコ・デ・ロハス氏により、【ビーニャ・デ・ロハス】という名で設立された歴史あるワイナリーです。

 その後【ビーニャ・タラパカ 】に名を変え、2008年には【サン ペドロ(San Pedro)】と合併し、社名は【VSPT(ビーニャ・サン・ペドロ・タラパカ) Wine Group】となり、【ビーニャ・タラパカ 】は同社のひとつのブランドとなりました。

 ちなみに、お酒売り場でよくみかけるチリワインの「アルパカ」の製造元である【サンタ・ヘレナ(Santa Helena)】も、この【VSPT Wine Group】の一員となっており、【VSPT Wine Group】は、現在では世界50ケ国以上に輸出する世界でもトップ20に入る生産量を誇っています。

2‐2)D.O.セントラル バレー

 「コセチャ メルロー」は、チリの中央部、首都サンティアゴからほど近いアンデス山脈の麓のセントラル バレー地区にあるマイポ渓谷で造られています。この渓谷はアンデス山脈とマイポ川に囲まれており、自然環境が守られたユニークな地形で、ブドウ造りにとても適したところのようです。

 そして「コセチャ メルロー」はこの価格でありながら、しっかりとD.O.セントラル バレーの原産地呼称で保護されていました。

D.O.セントラル バレーの表記
D.O.セントラル バレーの表記

2‐3)ブドウの品種は〈メルロー〉

 「コセチャ メルロー」のブドウの品種は、その名の通り〈メルロー〉です。〈メルロー〉は、芳醇な果実味とまろやかな口当たりが特徴で、フランス・ボルドー地方の赤ワインをはじめ、世界中で親しまれている赤ワイン用のブドウの品種の代表格です。

 その〈メルロー〉を使った「コセチャ メルロー」は、色は紫がかった赤色で、プラムやチェリーのアロマが特徴の、まろやかな口当たりのバランスのとれた味わいのようです。

2‐4)日本への輸入元

 冒頭にお話しした通り「コセチャ メルロー」の輸入元は、【ロピア】でおなじみの【ユーラス】ではなく、【リードオフジャパン】となっていました。

 この【リードオフジャパン】は、会社案内をみるかぎり主要株主は【伊藤忠食品株式会社】で、【ユーラス】のように【ロピア】との資本関係はないようでした。

 1985年8月に、中米・南米の酒類の専門商社として設立され、現在では商社事業、食品・酒類のR&D事業、飲食店経営事業などを手広くやられている会社です。

 同社の商品カタログをみてみると、「コセチャ メルロー」以外にも「コセチャ 」シリーズには、「コセチャ カベルネ・ソーヴィニヨン」「コセチャ シャルドネ」「コセチャ ピノ・ノワール」などもラインアップされているようなので、それらが【ロピア】の店頭に並ぶ日も近いかもしれません。

 ちなみに【ビーニャ・タラパカ 】のホームページの商品ラインアップには、この「コセチャ 」シリーズは載っていなかったので、「コセチャ 」シリーズは【リードオフジャパン】のオリジナル商品ではないかと思います(多分)。

3.「コセチャ メルロー」を味わう

 まず開栓すると、まず思っていた以上にしっかりとした果実香が漂いました。口に運ぶとほどよい重さのミディアムボディで、少し辛口でタンニンがしっかりと効いており、呑み終わったあとも、のど元にはその余韻がけっこう長く残りました。

 私は重めで渋めの赤ワインが好きなので、「コセチャ メルロー」は私にピッタリのワインですが、〈メルロー〉にしては少し渋すぎると思われる方もおみえになるかもしれません。

 この味であれば、ガーリックやペッパーをよく効かせた重めの肉料理や、濃い目の味のチーズなどとも、よく合うのではないかと思いました。

「コセチャ メルロー」のボトルとグラス
「コセチャ メルロー」のボトルとグラス

 「コセチャ メルロー」はオンラインでも購入できるようです。【ロピア】より少し割高になってしまいますが、それでも十分コスパはいいのではないかと思います。

4.おわりに

 以上が、たまたま【ロピア】でみつけたチリの超格安赤ワイン「コセチャ メルロー」のご紹介になります。

 さすが【ロピア】、やはりこの「コセチャ メルロー」も、とても税抜きで300円を切るクオリティではなく、コスパ最高のワインでした。輸入元の【リードオフジャパン】は、中米・南米の酒類の専門商社として設立されただけあり、南米チリのワインの購買力はなかなかのものでした。

 今回店頭に並んでいたのは「コセチャ メルロー」のみでしたが、他の「コセチャ」シリーズもぜひ【ロピア】で取り扱ってほしいと思います。お願いします。

 ただこのブログを書き終えて【ロピア】のワイン売り場に偵察にいくと、なんと店頭から「コセチャ メルロー」が消えていました。あっという間に売り切れてしまったようです。再び売り場に並ぶ日がくることを信じています。

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