22年夏 日光・那須の旅:その8(塩原温泉 人・季・想をつなぐ宿 【彩つむぎ】に泊まりました。川のせせらぎがとても心地よいすてきな宿でした。:②夕食編)

2023年12月13日

1.はじめに

 前回 ①お部屋編 では【彩つむぎの】のお部屋や、お部屋についている温泉露天風呂をご紹介しましたが、今回は、第2回目の ②夕食編 になります。地産地消、旬産旬消の食材をふんだんに使った宿自慢の懐石料理をご紹介します。

【彩つむぎ】のご紹介
①お部屋編

2.和モダンのダイニングで

 夕食を頂くラウンジダイニング「野あそび」は、フロントの横に入口がありました。最近の宿は食事は仕切られた半個室で頂くところが増えてきていますが、こちらは和モダンのちょっとおしゃれな開放感のあるダイニングといった感じでした。

 テーブルはゆったりと配置されているので、他のお客さまを気にすることなく食事をすることができました。

彩つむぎのラウンジダイニング
ラウンジダイニング「野あそび」

3.【彩つむぎ歳 時記懐石 葉月】のご紹介

3-1)板長さんこだわりの品々

 夕食は【彩つむぎ 歳時記懐石 葉月】という懐石料理で、板長さんがこだわりぬいた料理の品々を、ほどよい時間の流れのなかで、ゆっくりと楽しむことができました。

彩つむぎの夕食のお品書き
夕食のお品書き

3-2)まずは七ツ岩吊り橋で演出

 料理はほどよい甘みの自家製果実酒から始まりました。部屋からも見える七ツ岩吊り橋を見立てた演出がなされたテーブルには、先付一品と彩り七品が並べられており、どの品も丁寧に作りこまれていました。

 宿の方が一品一品説明してくれましたが、あまりに品数が多くて覚えきれませんでした。もちろんどの品も美味しく頂きました。

彩つむぎの夕食の前菜
先付と前菜の品々

3-3)温泉ビールと、地酒を堪能

 料理のお供には塩原温泉水仕込みの温泉ビールと、地酒晩酌セットのB(芳香)セットを選びました。他にA(辛口)とC(フルーティ)がありましたが、なんとなく名前でB(芳香)を選んでしまいました。

 温泉ビールはその名の通り温泉水の香りが少し漂う地ビールらしい深みのある味でした。地酒は3品3様で、それぞれ特徴のある味を主張していましたが、3品とも飲みやすく美味しかったです。

彩つむぎの夕食で飲んだお酒
温泉ビールと(左)と地酒晩酌セット(右)

3-4)鰻のおこわ包と、新鮮なお造りが湯葉と共に

 凌ぎ(しのぎ)は鰻のおこわ葉包みで、もっちりとしたおこわの上にふっくらとした鰻がのっていました。お造りはまぐろなどの新鮮な3品に栃木名物の湯葉が添えられていました。

 湯葉と言えば京都だと思っていましたが、今回の旅行で日光を始め栃木県の至る所で湯葉の幟(のぼり)を目にすることができ、あらためて湯葉は栃木県の名物でもあるということを認識しました。

彩つむぎの夕食の凌ぎとお造り
凌ぎ(左)とお造り(右)

3-5)かぼちゃの饅頭と、今話題のプレミアムヤシオマス

 煮物はかぼちゃの饅頭で、山芋、椎茸、湯葉などと一緒に餡(あん)がかけられており、とても奥深い味わいでした。

 旬彩は最近TVなどでも紹介されているプレミアムヤシオマスと塩原野菜のラタトィイユ(オリーブオイルの野菜炒めのようなもの?)でした。プレミアムヤシオマスはサーモンに比べると油っぽさが少なく、シャキッとした爽快な味わいでした。さりげなく添えられていたトウモロコシもとてもおいしかったです。

彩つむぎの夕食の旬彩と煮物
旬彩(左)と煮物(右)

3-6)鮎は頭から尻尾まで

 焼物は鮎の塩焼きでした。テーブルには串が刺さったまま、つい先ほどまで暖炉で焼かれていたがごとく運ばれてきました。先ほどのテーブルの上の吊り橋といい、このあたりの演出もなかなか凝っていると思いました。

 鮎はよく身が締まっており、頭から骨までやわらく、すべて美味しく食べられました。おそらく天然ものだと思いますが、メニューでの表現が微妙だったので、おそらくとさせていただきます。ただ仮に養殖であったとしても天然ものと全く遜色のない味でした。岐阜出身の私は鮎にはうるさいのです。

彩つむぎの夕食の焼き物
焼き物

3-7)那須野葉ヶ原牛はカチョカバチーズと共に

 そしてフィナーレの温物は那須野葉ヶ原牛の陶板焼きでした。お肉はもちろんやわらかくて美味しかったのですが、カチョカバロチーズ(花畑牧場の田中義剛さんが広めたイタリアのチーズ)が添えられており、焼いて食べたら絶品でした。

 近くの那須の牧場で売っていたら買って帰りたいと思っていましたが、翌朝になったらすっかり忘れてしまいました。

3-8)大根飯と、水菓子と、なぜかウイスキー

 ご飯は大根飯と書いてあったので、混ぜご飯で出てくるのかと思っていたら、右上の写真のご飯の上の小皿に絶妙な味付けの大根が盛られており、それを自分でご飯と混ぜて食べるようでした。

 右下の写真の水菓子が、なぜウイスキーと一緒に写っているのかというと、今回はめずらしくペース配分を考えて無事フィニッシュしそうになったカミさんがゴール直前で力尽きたので、水菓子は部屋に運んでもらいウイスキーと一緒に頂くことになりました。

彩つむぎの夕食の温物とご飯と水菓子
温物(左)と ご飯と止椀と香の物(右上)と 水菓子(右下)

4.次回に向けて

 そして夕食後にもうひとっ風呂という思いむなしく、いつも通り翌朝を迎えました。この続きは次回ご紹介します。翌日は早起きして、すでに堪能した部屋風呂に加えて、宿自慢の大石風呂や露天風呂に入り、【彩つむぎ】の3つの温泉を完全制覇したので、その入浴記をご紹介させていただきます。

 

【彩つむぎ】公式ホームページ

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