22年夏 日光・那須の旅:その9(塩原温泉 人・季・想をつなぐ宿 【彩つむぎ】に泊まりました。川のせせらぎがとても心地よいすてきな宿でした。:③お風呂&朝食編)

2023年12月13日

1.はじめに

 前回 ②夕食編 では地産地消、旬産旬消の食材をふんだんに使った懐石料理を頂き、その後、もうひとっ風呂という思いむなしく翌朝を迎えてしまいました。

 今回はその続きで、【彩つむぎ】の最終回になる ③お風呂&朝食編 になります。早起きして宿自慢の大石風呂や露天風呂に入り、昨日入った部屋風呂を加えて【彩つむぎ】の3つの温泉を完全制覇したので、その入浴記などをご紹介します。

【彩つむぎ】のご紹介
②夕食編

 なお今回ご紹介するお風呂での写真は、早朝のどなたもご利用されていない時に写したものであることを、ご承知おきください。

2.大石風呂のご紹介

2-1)念入りな感染対策の更衣室

 まずはフロントからすぐの所にある大石風呂に入りました。

 更衣室は広めで、衣類を入れる棚はよく1つおきに空けて使って感染対策をしているところが多いのですが、こちらは「消毒済み 本日まだ 未使用」と書かれたシートが各棚に置いてあり、使用後はこのシートを裏返して「使用済み」にしておくというシステムでした。

 1つおきに空けてあるだけだと、どなたかが使った後に使うこともあったりしますが、このシステムだと必ず消毒済みの棚を使うことになり、より安心だと思いました。

親つむぎの大石風呂の入口
大石風呂入口
彩つむぎの大石風呂の更衣室
大石風呂更衣室
衣類を入れる棚(左)と 化粧台(右)

2-2)お風呂は奥行きがあり洗い場もゆったり

 お風呂の中は奥行きがあり、洗い場もゆったりと設けられていました。カミさんの話を聞いて、勝手に風呂のど真ん中に大きな石があると思っていた私は、一瞬大きな石はどこにと思いました。

 よく見ると大きな石を中心に、男女の湯舟が作られているということが分かりました。この石は、もともとここにあったものを、そのまま動かさずに使っているのだそうです。

2-3)大石と一緒に湯舟につかる

 確かに石は立派で湯舟の中にどっしりと鎮座していましたが、子供のころ体育の時間に並び順が一番後ろで、フォークダンスの時に男女比の帳尻合わせからから、必ず女の子役をやらされていた私でも、身体を伸ばして余裕で入ることができました。しかもそのような方々が何人も横に並んで湯船につかることができそうでした。

彩つむぎの大石風呂
大石風呂
休憩スペース(左)と お風呂全体(右)

2-4)女湯の方が石が大きく景色がいい

 ただカミさんの誇大表現と少し食い違うので宿のホームページを見てみると、私の入った湯舟は入口から見て右側でしたが、女湯になっていた左側の湯舟が載っていました。確かにこちら側の石はより大きくかなり湯舟にせり出しているように見え、湯舟も広いところと狭いところがあるように思われました。

 お風呂の奥には畳敷きの広々とした休憩スペースがありました。ただ窓がすりガラスになっていて外の景色が見えないのが残念だと思っていましたが、こちらもホームページを見ると女湯の方は外の景色が見えるように写真には写っていました。

彩つむぎの大石風呂
大石風呂の紹介
引用:彩つむぎ公式ホームページ

3.露天風呂のご紹介

3-1)離れでもすぐに到着

 かなり見どころがあった(もちろんいいお湯でした)大石風呂をあとにして、次は露天風呂に向かいました。宿の露天風呂は、あとから作られているところが多く、部屋から結構離れたところにあることがあります。

 こちらも離れになっているようなので少し覚悟しましたが、大石風呂から趣(おもむき)のある連絡路を清々しい朝の空気を吸いながら、ほんの1~2分で着くことができました。

彩つむぎの露天風呂までの路
露天風呂入口(左)と 連絡路(右)
彩つむぎの露天風呂の入口
露天風呂の建屋全体(左)と 露天風呂入口(右)

3-2)一歩踏み込んだ感染対策

  更衣室はゆとりのある広さで、以前は棚に籐(とう)の脱衣かごが並べてあったそうなのですが、感染対策でプラスチックのかごが用意されていました。こちらは使ったら元に戻すのではなく、使用済みのかご置き場に置いていくのだそうです。先ほど大石風呂といい、この宿の感染対策はさらに一歩踏み込んでいるように思えました。

彩つむぎの露天風呂の更衣室
更衣室(左)と 脱衣かご(右)

3-3)渓流沿いの広いデッキ

 露天風呂は入り組んだ造りになっているので、見た目より多くの人が岩陰に収まりながら湯舟につかることができそうでした。そして結構広いデッキが渓流沿いに設けられており、川のせせらぎを聞きながらゆっくりとくつろぐことが出来そうでした。

 ここにデッキチェアが置かれていたら最高だと思いましたが、たぶん今は感染対策で撤去されているのではないかと思いました。

3-4)いつまでも入っていられる「やさしい温泉」

 源泉は先ほどの大石風呂とは違うようですが、こちらもとてもいいお湯でした。部屋風呂といい、大石風呂といい、この露天風呂といい、もう少し泉質をくわしくお伝えできるといいのですが、こちらは全くの素人なのでどのお湯もよてもいいお湯でしたとだけお伝えしておきます。

 ただ一つだけ言えるのは、草津や蔵王のような強酸性の硫黄の香りが強烈な「THE温泉」というよりは、肌にしっとりとくるいつまでも入っていられるような「やさしい温泉」でした。

彩つむぎの露天風呂
露天風呂(左)と デッキ(右)
彩つむぎの露天風呂からの景色
デッキから見た景色(七ツ岩吊り橋も見えます)

4.朝食のご紹介

4-1)夕食と同じ席で

 部屋風呂も含め3つの温泉を完全制覇して、次は朝食です。朝食は夕食を頂いたラウンジダイニング「野あそび」で、昨日と同じテーブルで頂きました。時間は指定ではなく、7時半から8時半の好きな時間で大丈夫だったので、いつもしんがりを務める私たちですが、今回は少し早めの8時過ぎにお伺いしました。

4-2)ミルクも、ジュースも、ご飯も、おかずも、全部おいしい

 メニューは夕食と同様に地産地消、旬産旬消の品々が並んでいました。飲み物はセルフだったので、ミルク街道那須塩原産の新鮮で濃厚な牛乳と緑の野菜ジュースを頂きました。カミさんは緑色を見て青汁と勘違いしたようですが、いろいろな野菜から絞り出したとても新鮮でおいしいジュースでした。

 どの品もおいしく頂きましたが、那須高原産のコシヒカリ米のご飯がかまど炊きでとてもふっくらおいしく、季節野菜が具だくさんの味噌汁との相性が抜群だったので、メタボ予備軍であることを忘れてついついお代りをしてしまいました。

彩つむぎの朝食のお品書き
朝食のお品書き
彩つむぎの朝食
湯豆腐(左)と 朝食全体(右)

5.余裕で七ツ岩吊り橋を渡る

 チェックアウトは10時だったので、朝食を食べたあとはあまり時間が残っていませんでしたが、最後は部屋風呂で足湯(立ち湯)を楽しんで宿をあとにしました。

 部屋から見えた七ツ岩吊り橋は宿の駐車場の近くだったので渡ってみました。多少揺れたり、わざとシースルーにするなどの演出などもありましたが、頑丈な造りという安心感から写真を撮りながら余裕でした。

七ツ岩吊り橋
七ツ岩吊り橋から見た【彩つむぎ】(左)と 吊り橋の上(右)

6.おわりに

 以上が、3編に渡る塩原温泉【彩つむぎ】宿泊記になります。【彩つむぎ】は大きすぎず、小さすぎず、品もあり、料理もおいしく、お湯もよく、私を心地よくしてくれるすべての要素が兼ね備えられた、すてきな宿でした。

【彩つむぎ】公式ホームページ

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