「ペヤング」カップ麺シリーズ:その14(「ペヤング」と「ペヨング」の違いを確かめてみました。)
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1.はじめに
「ペヤング」カップ麺シリーズ:その1「イカトパス」のご紹介の中で、「ペヤング」には、「ペヨング」という【まるか食品】公認(というか自社で製造している)のニセモノブランドがあるというお話をしました。
そして「ペヨング」は、話題作りのための単なる洒落というだけではなく、あえて「ペヤング」とはブランドを分け、質と量を少し抑えてオープン価格にし、「ペヤング」の2/3程度のお手頃価格に設定を可能とした商品でした。
「ペヨング」は今までにソース味、カレー味、塩味、イカスミ味などが発売されているようですが、現在(2024年6月時点)では、ソース味しかラインアップされていません。そしてソース味といえば、「ペヤング」の定番商品である「ソースやきそば」があります。
ということで、今回は「ペヤング」と「ペヨング」の「ソースやきそば」を食べ比べて、その違いを確かめてみたいと思います。
なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、「ペヤング」の製造元である【まるか食品】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。
ちなみに掲載している写真はすべて、左が「ペヨング」、右が「ペヤング」となっています。
2.パッケージのテイストは同じ
下記写真の通り、パッケージのテイストは縦横の違いはあれど、両者ともほぼ同じです。ただ「ペヨング」の方は、字体や色合いをあえてチープ(失礼)にしてあるような気がします。
「ペヤング」の方は見慣れたパッケージとなりますが、最初見たときには、昔ながらのプラスティック容器かと思いました。ただよく見ると、外装フィルムに巧みにデザインを施し、プラスティック容器風に仕上げられていました。なかなか憎い演出です。
容器を少し斜めにしても、まだ「ペヤング」のプラスチック容器風の巧みなデザインには騙されてしまいます。さすがです。
3.内容量は違う
外装フィルムをはがすと、プラスティック容器風の「ペヤング」も、「ペヨング」と同じ今風の紙で蓋をした発砲スチロールの容器になっており、印刷の色が違うだけで掲載内容は同じでした。
容器のサイズは同じですが、内容量は少し違うようで「ペヤング」の方が16g重くなっていました。
4.内容物の構成は同じ
内容物は両者とも同じで、麺、ソース、具、スパイス、ふりかけの5種類で、ソースの袋のデザインが違い(多分中身も違う)と、具は「ペヤング」の方が、少しボリューミーでした。
5.麺の量は違う
麺の種類は同じのようですが、その量は、見ただけではほとんど分かりませんが、「ペヤング」の方が10g重くなっています。確かにパッケージをよく見ると、「ペヤング」には”Big”、「ペヨング」には”Regular”と記載されていました。
6.具の中身は違う
具は前述の通り「ペヤング」の方がボリューミーで、中身は「ペヨング」はキャベツのみ、「ペヤング」はそこに高級具材(?)の、味付け鶏ひき肉が加わっていました。ふりかけの中身は、ごま、アオサ、紅生姜で、こちらは同じでした。
そういえば以前ご紹介した「ペヨング」の「カレーやきそば」も、具はキャベツのみで潔かったことを思い出しました。
7.味は違う
いよいよ味の違いです。ソースを先になめ比べ(?)てみると、「ペヤング」の方が少しピリッとした味がしました。そしていざ食べ比べてみると、当然ながら「ペヤング」の方は、ほどよい酸味と辛みがあり、まろやかで飽きのこない、いわゆる伝統の「ペヤング ソースやきそば」の味でした。
それに対して「ペヨング」はいまいちパンチが無く、まずくはありませんが途中で飽きてきてしまいました。製造元の【まるか食品】によると、味の違いは食べてみてのお楽しみ、ということのようですが、これでは「ペヨング」がちょっとかわいそうな気がしました。
前述の「ペヨング」の「カレーやきそば」は、確かに具はキャベツだけでしたが、味はまったく問題はなく、どこかなつかしさを感じさせるおいしい「カレーやきそば」でした。「ソースやきそば」も同様に、せめて味だけは、「ペヤング」と同じ味は望みませんが、安くてもさすがと思わせるような味であって欲しいと思いました。
8.おわりに
以上が、「ペヤング」と「ペヨング」の「ソースやきそば」の違いを確かめた結果です。フィジカルには麺の量と、具の種類の違いはありましたが、それ以上にソースの違いからくる味の違いは明らかで、価格以上の差を感じました。
今回は食べ比べだったので、その違いがよく分かったのかもしれませんが、仮に「ペヨング」だけ食べたとしても、その評価は安いだけが取柄の平凡な味の「ソースやきそば」となったのではないかと思います。
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