「金シャチ横丁」にある【鳥開 総本家】で、名古屋コーチン三昧の絶品親子丼を食べました。
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1.はじめに
先日、我が故郷岐阜にカミさんとふたりで帰省したときに、少し時間があったのでいつもスルーするJR名古屋駅で、途中下車してみました。そして既にご紹介済みですが、親子丼目当てに「名古屋城」に隣接する「金シャチ横丁」に行ってきました。
お伺いして初めて知ったのですが、お目当ての親子丼が食べられる【鳥開 総本家】は、全国親子丼グランプリで8回も金賞を受賞している名店でした。その親子丼は、地産地消ということで名古屋の誇る名古屋コーチンをふんだんに使った絶品で、今まで食べた親子丼の中で一番おいしかったといっても過言ではありませんでした。
ということで今回は、たまたま出会った名店【鳥開 総本家】と、絶品の親子丼ご紹介したいと思います。
2.【鳥開 総本店】とは
【鳥開 総本店】は、名古屋コーチンにこだわった親子丼ということで相当な老舗だと思いきや、平成12年(2000年)に名古屋駅西口に【鳥開】という居酒屋としてスタートしたお店でした。
その後法人格となり、現在では【株式会社プログレ】として名古屋だけではなく岐阜、東京、埼玉、千葉、さらにはベトナム、香港などにも進出し、20店舗規模にまで拡大しています。私の住む横浜にも、一日も早く出店していただけることを願っております。
今回お伺いした「金シャチ横丁」のお店は、平成30年(2018年)の「金シャチ横丁」ができたときから出店しているお店でした。
3.名古屋コーチンとは
親子丼を食べる前に、ちょっとだけ名古屋コーチンのお話をしたいと思います。
名古屋コーチンは、秋田の比内地鶏、鹿児島の薩摩地鶏とともに、日本三大地鶏と呼ばれています。誕生したのは明治38年(1905年)で、中国産の「バフコーチン」という鶏と、名古屋周辺で飼育されてきた地鶏を交配させて作った品種となり、国産実用品種第一号に認定されています。
肉質は身が締まっていて弾力があるのでなかなか歯ごたえがあり、ただやわらかいだけの鶏肉とは違い、その食感と味わい深いお肉の味を楽しむという、ワンランク上の鶏肉です。
その名はこどもの頃から聞いていましたが、高級品というので食べることはかなわず、大人になってからようやくその味を確かめることができました。ボリューミーでやわらかいのがいい鶏肉だと思い込んでいた私は、少し肉付きが悪く思ったより硬いな、と最初は思いましたが、食べ進めれば進めるほどその奥深い味にはまっていきました。
4.名古屋コーチン三昧
4-1)特撰を選ぶ
メニューは親子丼以外にも、そぼろ丼、とりめし、チキン南蛮などがありましたが、私たちはそれらにわき目もふらずに、親子丼に集中しました。
親子丼は2種類あり、お肉と玉子と卵黄すべて名古屋コーチンの特撰と、玉子のみ国産鶏の標準で、その価格差は220円となっていましたが、私は迷わず名古屋コーチン三昧の特撰を選びました。
羽田空港の空弁屋で、叙々苑の3000円以上する弁当を平気で買おうとした(もちろん止めました)カミさんが、220円高い特撰にするのを妙に躊躇していたので、思いっ切り背中を押してふたりとも特撰にしました。
親子丼以外にも、数々の賞を受賞している手羽先と唐揚げを食べたかったので、片方の親子丼は唐揚げが2ケ付いてくる唐揚げセットにし、それに加えて単品で手羽先(2本組になっていました)を注文しました。金賞セットという両方付いてくるお得なセットもありましたが、こちらは残念ながら手羽先が1本しか付いてこないのでやめました。
あと名古屋コーチン玉子の濃厚プリンが、食事とセットでお得になるという案内があり、とても気になったのですが、スイーツ好きのカミさんがめずらしく興味を示さなかった(予算オーバーで我慢した?)ので、私も我慢することにしました。
4-2)いよいよ登場
そしていよいよお目当ての親子丼が登場しました。さすが特選だけあって、丼ではなく木樽に入っていました。ふわっふわの玉子と、その中から顔を出す大量のお肉、その上に鎮座している張りのある卵黄、見ているだけで、その味は約束されているようでした。
そして卵黄の表面をスプーンで軽く押してみると、その弾力でスプーンは押し戻されました。スプーンのエッジを入れてようやく中から、濃厚な卵黄がゆっくりと流れ出してきました。
その卵黄とふわっふわの玉子を混ぜながら食べてみると、なんとも芳醇な名古屋コーチンの玉子の味が口の中一杯に広がりました。
次にお肉を食べてみると、名古屋コーチンらしい弾力で、味わい深い食べ応えを楽しませてくれました。このお店では、米やダシにもこだわっておられるようで、名古屋コーチンの味をさらに引き立てていました。
4-3)手羽先も唐揚げも絶品
手羽先のお肉も名古屋コーチンで、絶妙な温度加減で外はパリッと、中はジューシーにと、見事に仕上げられていました。秘伝のタレとその上にふり掛けられたオリジナルのブレンド塩が、さらに旨味を増していました。
私の好みとしては、この手羽先は手羽先界を席巻するあの世界の〇〇ちゃんより、上ではないかと感じたほどでした。
唐揚のお肉は名古屋コーチンではありませんでしたが、サックサクに揚げられ、ニンニク醤油をベースとしたこだわりのタレが、あまり濃すぎずに、でも味わい深いという、さすがと鶏料理専門店の唐揚げの味だと思いました。
5.無料ご招待
メニューの中に、なんと「金シャチ横丁」の利用者限定で、B.LEAGUE(プロバスケットボールリーグ)の「名古屋ダイアモンドドルフィンズ」のホームゲームの無料ご招待なる案内がありました。
よく読んでみると、B.LEAGUEの会員登録をしてからこの無料ご招待に申し込めば、最初の観戦が無料になるようでした(次からは優待)。この観戦チケットは一番安い席でも2000円ほどで、ちょうどこの日は試合があるようだったので、時間さえあればと、ちょっと残念でした。
おそらくですが、「名古屋ダイアモンドドルフィンズ」のファンを増やすために「金シャチ横丁」とタイアップして実施しているものと察しました。
6.おわりに
以上が、名古屋コーチンにこだわった親子丼の名店【鳥開 総本家】のご紹介になります。たまたまカミさんが行きたいと言い出した親子丼屋さんでしたが、本当においしい親子丼にめぐり合うことができました。
このお店は「金シャチ横丁」まで足を伸ばさなくても、名古屋駅周辺にもあるようなので、またわが故郷岐阜に帰省したときに立ち寄ってみたいと思います。
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