キングカズが通った西谷の名店【北海ラーメン蝦夷】に行ってきました。

2024年3月11日

1.はじめに

 先日、TV番組の「出没!アド街ック天国」で、わが家からほど近い相鉄線西谷駅(以下西谷駅)周辺が出没エリアとなりました。

「陣ヶ下渓谷」のご紹介
「陣ヶ下渓谷」のご紹介

 この番組の中で紹介された、横浜で唯一の渓谷「陣ヶ下渓谷」を先日このブログでご紹介しましたが、今回は同じく番組の中で紹介された、横浜FC時代にキングカズこと三浦知良選手が通った名店【北海ラーメン蝦夷】をご紹介したいと思います。

2.駐車場は要注意

 【北海ラーメン蝦夷】は、相鉄線西谷駅(以下西谷駅)からほど近い国道16号線沿いにあり、お店の前を通るといつも繁盛しているので、以前から気になっていました。

 お店の隣には【吉野家】あり、けっこう大きな駐車場が完備されています。じつは今回お伺いするまで、その駐車場を【北海ラーメン蝦夷】の駐車場だと勘違いしていました。

 今回は、国道16号線を横浜方面に向かって進んできたので、ちょうどお店の看板の横に駐車場は交差点を左折というサインが見え、誤って【吉野家】の駐車場に無断駐車することは免れました。

 お店の駐車場は、お店の裏手にあり10台程度しか止めることができませんが、ラッキーにも1台だけ空きがあったので、止めることができました。お伺いしたのは平日の13時過ぎだったのですが、さすが繁盛店だと思ました。

【北海ラーメン蝦夷】の駐車場(左)と 駐車場の案内(右:看板の一番左に書いてあります。)
【北海ラーメン蝦夷】の駐車場(左)と 駐車場の案内(右:看板の一番左に書いてあります。)
【北海ラーメン蝦夷】の入口(左)と 【吉野家】の駐車場(右:とても広いです。)
【北海ラーメン蝦夷】の入口(左)と 【吉野家】の駐車場(右:とても広いです。)

3.創業から50年

 【北海ラーメン蝦夷】の創業は1972年で、すでに50年以上も営まれています。我が愛車「ケンメリ」が1977年生まれなので、なんと「ケンメリ」より古いことになります。

 競争が激しいラーメン業界で、50年以上も続けられているということは、すでに老舗の領域に入っているのではと思いました。

 このお店は、よくラーメン屋にある自動券売機ではなく、お店の方がメニューを持ってこ注文をとるスタイルでした。そして、そのメニューにも長い年月に支えられたこだわりを感じました。

【北海ラーメン蝦夷】のメニューの表紙
【北海ラーメン蝦夷】のメニューの表紙

4.不動の人気NO.1 「肉味噌ラーメン」

 キングカズは、身体のことを考えていつも「塩ラーメン」を食べておられたそうですが、私は前期高齢者に突入した身体のことを考える間もなく、このお店の看板メニューである「肉味噌ラーメン」を注文しました。

メニューを開いた最初のページにある「味噌ラーメン」の説明(左)と 看板メニュー(右)
メニューを開いた最初のページにある「味噌ラーメン」の説明(左)と 看板メニュー(右)

 注文すると即座に店員さんが、私の風貌を見て年齢を察したのか、少し辛いですが大丈夫ですか、と聞かれました。とてもありがたいお言葉でしたが、じつはお店に来る前から決めていた私の意思は揺らぐことはありませんでした。

 お店が混んでいたので少し時間がかかりましたが、いよいよ「肉味噌ラーメン」が登場しました。麺の上には白菜や人参などの野菜がたっぷりと盛られており、メニューの冠にある肉や、特製太麺がまったく見えませんでした。

 まずは味噌スープからいただきました。最初は味噌らしい甘さととんこつのまろやかさを感じ、そのあとに少しピリッとくるといった、なんともみごとな味の演出でした。お店の方に心配していただいた辛さもほどよく、さすが看板メニューの絶品スープでした。

 そして次にたっぷり野菜をかき分けて、特製太麺をいただきました。もっちりとした太めのちぢれ麺は、絶品スープとみごとにからみあい、スープと麺が二人三脚でこのラーメンのおいしさを引き立て合っていました。この味なら、50年以上続いて当り前だと思いました。

 そしてシャキシャキでボリューミーな野菜を少し食べると、ようやくもったいぶるように少し厚めの豚バラ肉が顔を出しました。そしてそれからこれでもかといわんばかりに豚バラ肉たちが顔を出し、肉好きの私を大満足させてくれました(すいません、たっぷりの豚バラ肉の写真はピンボケだったので載せるのはやめました)。

「肉味噌ラーメン」(左)と たっぶり野菜の具(右:この下にたっぷりのバラ肉が潜んでいます)
「肉味噌ラーメン」(左)と たっぶり野菜の具(右:この下にたっぷりのバラ肉が潜んでいます)
「肉味噌ラーメン」の味噌スープ(左)と 特製ちぢれ太麺(右)
「肉味噌ラーメン」の味噌スープ(左)と 特製太麺(右)

5.おまかせサービスライス

 メニューの中に大きな挟み込みチラシで、50円プラスでおまかせサービスライスが付きます、という案内されていました。頭の中が「肉味噌ラーメン」になっていた私は、ラーメンのボリュームもありそうだしライスはいいや、と軽く流してしまいました。

サービスライスの案内
サービスライスの案内

 あとで分かったのですが、これはただのライスではなく特製のチャーハンなどのひと手間加えたライスが提供されるようでした。このお店のひと手間加えたライスなら、絶対においしいに決まっていると、あとで後悔してしまいました。

6.テーブルが多い店内

 店内をあらためてみると、私の座ったカウンター席よりも、テーブル席の方が多いことに気付きました。こあがり席もあり、テーブルを横につなげば、ちょっとした宴会もできそうでした。

 ラーメン以外のメニューが豊富ということでなんとなく感じていたのですが、このお店はただのラーメン屋ではなく、格別なラーメンが提供されるファミレスのようなお店なんだなと思いました。

 そして店内には、歴史ある繁盛店の証である有名人の方々の色紙が飾ってあり、キングカズの色紙はもちろんのこと、なんとミスター長嶋茂雄さんの色紙までありました。お客さんがたくさんいたので、これらをちゃんと写真に収められなかったのはちょっと残念でした。

店内に飾られた色紙たち(左一番奥がミスター、その右がキングカズのようです。色紙も著作権がありそうなのでぼかしてあることをご了承ください。)
店内に飾られた色紙たち
(左一番奥がミスター、その右がキングカズのようです。色紙は著作権がありそうなのでぼかしてあることをご了承ください。)

7.豊富なメニュー

 前述の通り、今回いただいた「肉味噌ラーメン」以外にもメニューは豊富で、キングカズが愛した「塩ラーメン」には細麺や、バターコーンがトッピングされたものもありました。

 北海道系のラーメンだけかと思いきや、「和風正油ラーメン」や「ソース焼きそば」まであり、次回お伺いしたときに何を注文するか迷ってしまいそうです。

豊富な麺類メニュー
豊富な麺類メニュー

 麺メニュー以外にも、定食、単品、おつまみメニューもあり、数量限定の「手作りえぞ餃子」や、「生姜焼き定食」なども、このお店の人気メニューのようでした。

 「肉味噌ラーメン」との至福のひとときが、終焉を迎えようとしていたころに、目の前を「生姜焼き定食」が通過していきました。ほんの一瞬でしたが、丁寧に焼き上げられた分厚い豚ロース肉が、3枚どっしりとお皿の上に横たわっているのが確認できました。

豊富な定食・単品・おつまみメニュー
豊富な定食・単品・おつまみメニュー

 居酒屋のようにはいきませんが、ドリンクメニューも十分な品揃えで、加えてデザートメニューとしてソフトクリームまで用意されていました。おそらくファミリーのお客さんも多くお見えになり、お父さんたちは餃子と生ビール、お子さんたちはソフトクリームを食べながら談笑する光景が思い浮かびました。

十分なドリンクメニュー
十分なドリンクメニュー

8.おわりに

 以上が、50年以上続く名店【北海ラーメン蝦夷】のご紹介です。評判通り「肉味噌ラーメン」は絶品でした。そしてこの店であれば、何を食べてもおいしいということを確信しました。

 西谷駅からもほど近いので、次回は徒歩でお伺いし、生ビール片手にラーメンは締めにとっておきつつ、【北海ラーメン蝦夷】のいろいろな料理を楽しみたいと思います。

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