名古屋のふたつの【山本屋】のひとつ、【山本屋総本家】自慢の「生みそ煮込うどん」を食べてみました。
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1.はじめに
「なごやめし」の代表格である味噌煮込うどんの老舗のひとつは【山本屋本店】、もうひとつは【山本屋総本家】で、両店とも【山本屋】という屋号がついています。

お店のロゴもよく似ているので、どちらかが暖簾分けされてできたのかと思いがちなのですが、どうやら両店はまったく関係がなく、むしろライバル関係にあるようです。
名古屋駅構内の売店でよくみかけるのは【山本屋本店】の半生めんタイプの「半生味噌煮込うどん」で、私もよくお土産で購入していますが、【山本屋総本家】の味噌煮込うどんはまだ食べたことがありませんでした。
先日故郷岐阜に帰省した帰りに少し時間があったので、名古屋駅に隣接する高島屋に寄ってみると、なんと【山本屋総本家】直営の売店をみつけることができました。
そして店員さんが、”当店自慢の「生みそ煮込うどん」は、半生めんではなく生めんで、出汁と味噌が別パックになっているので絶対にお勧めです”、と説明してくれました。
一人前当たりのお値段は半生めんタイプの倍近くし、賞味期限もずいぶん短かったのですが、はじめて口にするということで、ちょっと奮発して【山本屋総本家】自慢の「生みそ煮込うどん」を購入することにしました。
ちなみに【山本屋本店】は「味噌煮込うどん」と表記していますが、【山本屋総本家】の味噌はひらがなで「みそ煮込うどん」となっていました。微妙に差別化しているようです。
ということで今回は、名古屋のふたつの【山本屋】のひとつ、【山本屋総本家】自慢の「生みそ煮込うどん」と、ふたつの【山本屋】についてご紹介したいと思います。
なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、ふたつの【山本屋】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。
2.ふたつの【山本屋】とは
ふたつの【山本屋】の会社概要を下表に示します。
両店の創業は古く、【山本屋本店】は明治40年(1907年)、【山本屋総本家】は大正14年(1925年)となっており、【山本屋本店】のほうが少し前に創業しています。
会社の規模でも【山本屋本店】のほうが上回っており、資本金、従業員数、売上高は約4倍、飲食店舗数も3倍近くになりますが、今回私が購入したような直営店舗数では【山本屋総本家】のほうが上回っています。
ふたに穴の開いていない土鍋で、かための麺を出汁と赤と白のブレンド味噌をじっくり煮込むスタイルはまったく同じなのに、両店はまったく関係がないというのは少し不思議な気がしました。
ちなみに両店の本店所在地は、同じ名古屋でも名古屋駅の東側と西側で、少し離れた場所となっています。

3.「生みそ煮込うどん」のご紹介
3‐1)「生みそ煮込うどん」とは
「生みそ煮込うどん」の出汁は、かつお、しいたけ、昆布などからとられており、味噌は愛知県の岡崎の八丁味噌(赤みそ)に地元銘産の白味噌が秘伝の技で調合されています。赤みその渋みを白味噌の甘味でおさえたまろやかな味で、誰にでも好まれるように仕上げられているようです。
また名古屋味噌煮込うどんの特徴であるコシの強い麺は、国内産小麦粉をその日の気温、湿度、天気により微妙に配合を変えて打っておられます。
3‐2)「生みそ煮込うどん」をいただく
「生みそ煮込うどん」は、高島屋の売店においてあっても恥ずかしない上質な紙で包装されていました。こちらに賞味期限が貼ってありましたが、購入日の1月12日に対し1月23日となっていました。さすが生めんということで2週間はもたないようです。
紙の包みをはがすと、中からはわりと普通のお土産っぽいパッケージが姿をあらわしました。

パッケージの中には、生めんに加えて店員さんのいうとおり、味噌、出汁の袋は別々で、出汁は粉末ではなくパックとなっており、煮出して味を出す本格的なタイプでした。

調理は失敗は許されないので、カミさんに委ねました。
そしてカミさんが出汁のパックをビニール包装から出した瞬間に、出汁の豊かな香りが部屋中に広がりました。
出汁を煮出してから秘伝の味噌を入れて、そのあとから生めんと油揚げ、ネギなどを入れて沸騰させ、最後にたまごを入れて名古屋味噌込うどんの完成です。
まずスープからいただくと、出汁がよく効いておりコクがありますが、味は少しマイルドでした。たしかにライバルの【山本屋本店】の少し濃い目のスープとは違い、誰にでも好まれるように仕上がっていました。
めんはさすが名古屋味噌込うどんということで、しっかりコシがあり箸で持ち上げても、その形を保持していました。
ただライバルの【山本屋本店】の、形だけではなくとても歯ごたえのある強靭なコシにくらべると、少しだけもっちりとしていて、やはり誰にでも好まれるように仕上げてありました。
ただそうはいっても名古屋味噌込うどんということで、何の知識もなくはじめて食べる人は、まだ出来上がっていないのではないかと勘違いするほどのかたさであることには間違いありませんでした。

作り方の下には、かたくて食べられない人向けの案内も記載されていました。ただもしやわらくして食べたら、それはもう名古屋味噌込うどんとはいえなくなります。

4.おわりに
以上が、名古屋のふたつの【山本屋】のひとつ、【山本屋総本家】自慢の「生みそ煮込うどん」と、ふたつの【山本屋】についてご紹介となります。
めんのかたさと味噌の濃さで、これこそが名古屋味噌煮込うどんだと挑んでくる【山本屋本店】とはちがい、【山本屋総本家】の味噌煮込うどんは、名古屋味噌煮込うどんらしさを損なうことなく、誰にでも好まれる味噌煮込うどんに仕上がっていました。
どちらの【山本屋】を選ぶかは、食べる人の好みによるところだと思いますが、個人的には、初めての方はまずは【山本屋総本家】、次に【山本屋本店】の順がいいのではないかと思います。
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