我がゴルフ人生(あるとき突然27ホールから18ホールになりました。)
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1.はじめに
前回は「太陽カントリークラブ(以下太陽CC)」の会員として初ラウンドしたときのお話をしました。最初は箱庭のようなコースに戸惑いましたが、徐々に慣れてきてゴルフライフをエンジョイできるようになりました。おだやかな日々が10年ほど続きましたが、あるとき27ホールから18ホールになってしまいました。
2.「太陽CC」の3つのコース
2-1)スタートホールが重要
「太陽CC」は、もえぎ、あかね、わかばという3つのコースがあり、各9ホールで全部で27ホールありました。どのホールも狭くてトリッキーなのですが、それぞれに特徴があり、いつまでたっても飽きない(上手くいかない?)コースでした。
特にスタートホールは、一日のラウンドの良し悪しを占う大切なホールなので、予約するときになるべく自分の好きなスタートホールのコースを選ぶようにしていました。
2-2)各コースのスタートホール
各コースのスタートホール(1番ホール)の特徴は下記イラストの通りでした。私はあまりストレスを感じない【もえぎコース】からスタートするのが好きでした。
ティーショットをチョロっても距離が短いので、何とかリカバリーできるホールでした。ちなみに以下の各ホールのイラストは、「太陽CC」は基本2グリーンですが、1グリーンで簡略化して描いています。
【もえぎコース1番ホール】
見た目は狭いけど、左右に余裕があるので、よほどのことがない限りペナルティにはならない。
【あかねコース1番ホール】
左はOB、右は1ペナで、特に左は引っ掛けると転がり落ちてすぐにOBになる。
【わかばコース1番ホール】
一見広く見えるが、左からは林がせり出しバンカーもあり、右にはフェアウエイに木が植えられているので、セカンドショットが打ちにくい。
コースを回る順番は【もえぎコース】⇒【あかねコース】⇒【わかばコース】⇒【もえぎコース】となっており、午前に【もえぎコース】をスタートすると、午後は【あかねコース】をラウンドすることになりました。
2-3)【もえぎコース】⇒【あかねコース】が好スコアの図式
【あかねコース】は前述の通り1番ホールが鬼門になりますが、ここさえ切り抜ければトリッキーなホールは多いものの、ドライバーでワンオン可能なパー4があったり、400ヤードでパー5というサービスホールがあったりして、ビックスコアも期待できるコースでした。
午前の【もえぎコース】を無難に回って、午後に【あかねコース】でビックスコアを出せば、好スコアにつながるといった図式を描くことができました。
3.【あかねコース】を集中豪雨が襲う
3-1)2ホール被害を受ける
その【あかねコース】が、あるとき突然閉鎖を余儀なくされました。2010年9月の集中豪雨で、【あかねコース】の2番ホール横の山がぐずれ落ち、なんと2番ホールだけではなく1番ホールまで土砂が押し寄せてきたのです。他のホールも一部ダメージを受けましたが、この【あかねコース】の1番と2番は致命的だったようです。
3-2)応急処置で再開するもすぐに閉鎖
その後、応急的に土砂を除去し、傷んだ箇所は修理地扱いでコースを再開させましたが、コースのほぼ半分が修理地ということではゴルフにならないので(多分お客さまから面白くないとクレームがついた?)、再び【あかねコース】は閉鎖されました。
3-3)復旧は難航
2ホールだけなので頑張れば復旧できないのかなと思いましたが、【もえぎコース】と【わかばコース】の18ホールでの営業がしばらく続きました。人のうわさだと、復旧作業に入れないのは、災害の補償についての交渉が難航しているとも聞きました。
4.おわりに
そしてその3年後の2012年9月7日に東京地裁へ破産手続き開始の申立てがあり、私の会員権は消滅することになりました。スコアの記録を見ると同年の9月29日が、私の「太陽CC」での最後のラウンドになっていました。次回は、この破産に至る過程での出来事をご紹介したいと思います。
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