我がゴルフ人生（ついにコースデビューを果しましたが、ゴルフ場とはとても居心地の悪いところでした。）
Contents
１．はじめに
ゴルフの道具もちぐはぐながら一通り揃え、練習場にも通い始めてまもないころに、知り合いの方からラウンドのお誘いを受けました。
まだまだまともにボールに当たらないような状況だったので一旦はお断りしようと思いましたが、そんなこと言っていてはいつまでたってもコースデビューはできないと思い、思い切ってお誘いを受けることにしました。
今回は、そのコースデビューと、その後についてお話ししたいと思います。
２．初めてのゴルフ場
２-１）コースデビューは名門コース
ゴルフ場は静岡県にある女子プロトーナメントも開催される名門コースでした。ただ当時の私にとってゴルフ場は、名門であろうがなかろうが身分不相応のとてつもなく崇高な場所でした。
そもそもゴルフ場の門をくぐったことがないわけで、いったいそこはどんな世界が広がっているのか想像もできませんでした。
２-２）法外な会員権
以前もお話ししたように、当時のゴルフ会員権（以下会員権）はとてつもなく法外（？）で億の声を聞くコースもいくつかありました。
先輩たちの中にも、これから出世して会員権を買うのが夢だと言っている方が多くお見えになりました。ましてや私などは会員権を買うなんて考えも及びませんでした。
２-３）名門コースの入口
こんな会員権を持った大人な（？）人たちが集まる世界とはどんなところだろうと考えると、ラウンドが近づくにつれ日々緊張感が高まりはじめました。
そしていよいよラウンド当日をむかえました。ゴルフ場には知り合いの方の車に乗せてもらって向かいました。そしてゴルフ場の入口に差し掛かりました。名門というだけあって、なかなか気高く重厚感のある入口でした。
２-４）初めて見るキャディさん
そこから少し走るとクラブハウスに到着しました。キャディさんが玄関に勢ぞろいしていて、車からキャディバックなどを下ろしてくれました。生のキャディさんを見るのもこの時が初めてで、荷物を下ろしてもらったお礼を言うのにも緊張してしまいました。
２-５）格式高いクラブハウス
クラブハウスの中は、格式高い名門コース感が漂っており、生きた心地がしませんでした。トイレに綺麗にタオルが重ねて置かれているのも、初めて見る光景でした。ふかふかのじゅうたん敷きのロッカー室で、浮足立ちながら着替えを済ませパター練習場に向かいました。
３．いよいよコースデビュー
３-１）ティーショットはもちろんチョロ
そしていよいよラウンドが始まりました。生まれて初めてのティーショットはもちろんチョロで、ボールはティーグランド横の崖の下に消えていきました。数えきれないほどの回数 ボールを打ちましたが、同伴の方の多大なるサポートのおかげで、無事（？）ラウンドは終了しました。
ほとんどのショットが悲惨な状態だったのですが、ほんの数回だけまともな球が打てました。その時は爽快で本当にいい気分でした。これがゴルフにハマっていく第一歩だということは、この時はまだ分かりませんでした。
３-２）居心地の悪いゴルフ場
とても緊張しましたが、初ラウンドそのものはとても楽しく終わることができました。ただレストランで昼食を食べている時に会員の重鎮のような方々が、こんな名門コースに初心者なんか連れてくるのは非常識だ、と言っているのが耳に入りました。
私が他の方々に迷惑をかけているのは事実であり、こう言われるのは仕方がないことだと思う反面、名門ゴルフ場とはこういうところなんだなと、あらためて居心地の悪さを感じました。
３-３）会員の呪縛
その後も、会員権を持っている上司の運転手も兼ねて何度か会員制のゴルフ場に連れて行ってもらいました。前述の名門コースほどではない中堅クラスのゴルフ場でしたが、やはり会員が偉いのだという雰囲気にはなかなか慣れることができませんでした。
トラウマというか、レストランで食事をしていると周りの会員の方々が、いつも私たちをよそ者のような目で見ているという呪縛から、逃れることはできませんでした。
４．パブリックゴルフ場に出会う
４-１）開放的でカジュアル
そんな中で、たまたま箱根にある西武系のパブリックゴルフ場に行く機会がありました。こちらは、今まで行った重苦しい会員制のゴルフ場とはまったく違い、開放的で肩ひじ張らないとてもカジュアルな雰囲気でした。
これなら会員権を持っている方に無理を言って連れて行ってもらわなくても、自分たちだけでゴルフ場に行けると思いました。
４-２）楽しいラウンド
それからは箱根にあるコースだけではなく、少し足を延ばしてお得な宿泊パックで、軽井沢まで行くこともありました。この頃になると、多少はボールに当たるようになってきていたので、気の合った仲間同士でゴルフする楽しさも、味わうことができるようになりました。
西武系のパブリックゴルフ場には本当にお世話になりましたが、以前お話しした杉田ゴルフ場と同様にグループの財務状況の改善のために、何ケ所かは売りに出されてしまったようです。
５．おわりに
そして私も歳を重ね、会員権を買えるまでの身分になりました。というか会員権が値下がりして、私のような身分でも買える時代になってきたというのが正解です。次回は私が会員権を買った時のことを、ご紹介したいと思います。
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