今年も三國シェフのオーベルジュ【フラテッロ・ディ・ミクニ】にお伺いしました(前編)。[26年夏北海道の旅:その1]
1.はじめに
今年の夏休みは、昨年に続きカミさんとふたりで北海道の旭川方面にいってきました。回ったコースもほぼ同じで、1泊目と2泊目の順番が入れ替わった程度でした。
いままでに北海道のいろいろなところを訪れて、素晴らしい思い出をいっぱいつくることができましたが、その中でもこのコースが、私たちのいちばんのお気に入りに落ち着いたようです。
そして1泊目は、カミさんが絶対に外せないということで、今年も上川町の旭ヶ丘にある三國シェフのオーベルジュ【フラテッロ・ディ・ミクニ】にお伺いしました。
ということで今回から前編、後編の2回に渡り、レストランやヴィラの詳細は昨年ご紹介したので、今年の【フラテッロ・ディ・ミクニ】の料理を中心にご紹介したいと思います。
今回前編では、本格イタリアンのフルコースディナーをご紹介させていただきます。
フレンチの巨匠 三國シェフと、イタリアンの若き精鋭 宮本シェフがタッグを組んで仕上げる、昨年よりさらに進化した渾身の作品を堪能することができました。
なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【フラテッロ・ディ・ミクニ】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。
2.本格イタリアンのフルコースディナー
2‐1)フルコースのメニュー
メニューには、三國シェフと宮本シェフの名前が連名で記されており、全8品+カフェの本格イタリアンのフルコースとなっていました。
そして今年のメニューには、なんと三國シェフのイラストが入っており、これから始まる至福のひとときのはじまりを告げてくれました。

日も暮れ始め、いよいよフルコースディナーの始まりです。
このレストランから望む大雪山系の山並みと広大な旭ヶ丘の絶景も、メニューにはのっていませんがフルコースの中のひとつと数えることができると、私は思っています。


2‐2)今年もイタリアワインをチョイス
いつものようにワインはお店のマスターに、私の好みの渋めで重めの赤ワインを選んでもらうことにしました。
昨年はイタリアのアブルッツォ地方の「モンテプルチャーノ ダブルッツォ リゼルヴァ」を勧めていただき、とてもおいしかったという旨をお伝えすると、今年はイタリアのトスカーナ地方のワイナリー【ファットリア・ディ・ペトロニャーノ】のワインを勧めていただきました。
ボトルのラベルには2021年産以外は、とくに銘柄が記してありませんでしたが、サンジョヴェーゼをベースにメルローをブレンドした、ほどよい渋みとフルーティな果実味というご説明をいただいたので、こちらを選ぶことにしました。
もちろんそのお味はそのご説明の通りで、本格イタリアンのフルコースのお供にピッタリのワインでした。

2‐3)アミューズ
はじまりはアミューズからで、蕎麦粉と水のみでつくられた焼クレープと、生ハムがぐるりとまかれたグリッシーニの2品でした。
焼クレープは蕎麦本来の大人の落ち着いた味で、これから始まるディナーの前に私の味覚を整えてくれました。グリッシーニは、生ハムとの相性が抜群で、これから始まる一皿一皿への期待を高めてくれました。

2‐4)キッシュ
次はキッシュです。
生地はサクッとしており、たまねぎでつくられた具の部分はトローリと仕上げられているので、サクッとトローリの食感のコントラストを楽しみながら、おいしくいただくことができました。

2‐5)パテドゥカンパーニュ
続いてパテドゥカンパーニュです。
パテドゥカンパーニュ(お肉のテリーヌ)は豚肉と鶏肉でつくられており、そのまわりに鶏のレバー、コリンティ(かぼちゃの一種)、イチジク、カリフラワーなどでつくられたソースが添えられていました。
鶏のレバーのソースは、そのまま食べてもなんともいえない芳醇な味で、それ以外のパラエティに富んだ各種ソースとともに、パテドゥカンパーニュの味をさらに引き立ててくれました。

2‐6)パンとバター
パテドゥカンパーニュをいただいている途中で、パンとバターが運ばれてきました。
パンはフランスパンとオリーブオイルで焼いたホカッチャで、バターには黒トリュフが練り込まており、なんとも味わい深く仕上げられていました。多分これだけでお酒が呑めると思います。
とくにホカッチャとの相性が抜群で、カミさんはまだまだ料理が続くことを忘れて、ホカッチャをおかわりしていました。

2‐7)上川産トウモロコシの冷たいスープ
スープは、地元上川町で朝採れたトウモロコシを使った冷たいスープで、トウモロコシに水を加えたのみで、トウモロコシ本来の甘さが際立つ逸品でした。
お皿に添えられたゴルゴンゾーラチーズをのせたパンも、とても香ばしくそのまま食べてもおいしいのですが、スープにつけて食べるとさらにおいしくいただくことができました。
スープが味変するというエスプレッソもお皿に添えられおり、最後に少しだけ入れてみましたが、確かに味変してまた違った味が楽しめましたが、私としては何も入れずに、トウモロコシ本来の味を楽しむ方がいいかなと思いました。

2‐8)噴火湾産トキシラズのカルタファタ包み焼き
スープのあとは、噴火湾で捕れたトキシラズのカルタファタ包み焼きです。トキシラズは漁獲量が非常の少ないので、幻の鮭と呼ばれておりとても貴重な鮭となります。
リゾットが包まれているカルタファタ(耐熱性透明フィルム)をあけると、トキシラズのなんともいえない芳醇な香りが立ち込めました。
トキシラズの身は、脂がしっかりのってとても柔らかく、口の中でとろけるような濃厚な味わいで、その旨味はリゾットにもしみわたり、トキシラズワールドを形成していました。さすがトキシラズです。

2‐9)積丹産ウニの冷たいカッペリーニ
イタリアンのコースらしく恒例のパスタの登場です。パスタは極細のロングパスタのカッペリーニで、冷製パスタの定番となります。
積丹産のウニは上品な甘みのムラサキウニで、そのウニをたっぷりと身にまとったカッペリーニは、ウニの芳醇な旨味とともに、私ののど元をスルスルと通過して、あっという間になくなってしまいました。

2‐10)標茶産黒牛サーロイン ロースト
そしていよいよクライマックスの肉料理です。北海道東部の標茶町で丹精込めて育てられたブランド牛 ”星空の黒牛” のサーロインで、上川産のアスパラと白茄子、バルサミコ、グリーンマスタード、粒マスタードのソースが添えられていました。
”星空の黒牛” のサーロインはとてもやわらかく、私の口の中でとろけるように消えていきました。
また毎度のことですが、前述の通りカミさんはホカッチャをおかわりしたこともありフィニッシュできず、極上のサーロインを1.5皿いただくことができました。

2‐11)上川産ミルクのジェラート と カフェ
デザートは、上川産ミルクのジェラートで、カフェも上川町にある【キヌバリコーヒー】というお店でローストされたものでした。
そして最後にメニューにはのっていませんが、シェフ手作りの生チョコが締めくくりを飾ってくれました。ジェラートと生チョコは、落ち着いた大人の味で、コーヒーは、ほどよい渋みと酸味の食後にぴったりの味でした。

3.おわりに
以上が、三國シェフのオーベルジュ【フラテッロ・ディ・ミクニ】の本格イタリアンのフルコースディナーのご紹介となります。
今年も、フレンチの巨匠 三國シェフと、イタリアンの若き精鋭 宮本シェフがタッグを組んで仕上げる、昨年よりさらに進化した渾身の作品を堪能することができました。
次回後編では、こちらもさらに進化したとてもヘルシーな朝食をご紹介したいと思います。
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たまたま巡り合うことができた絶品料理や、年甲斐もなく未だに食べ続けているカップ麺の珍しい品々などを、自称グルメ(大食い)の視点でご紹介しています。























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