あの【銚子電鉄】が黒字化を祈願して発売した「銚電 ブラックカレー」を食べてみました。
1.はじめに
前回のカレーシリーズではあの経営難の中で、本業とは別に次から次へと新商品を発売して経営の立て直しを図っている、【銚子電気鉄道株式会社:以下銚子電鉄】のサバイバルをかけて発売された、「鯖威張るカレー」をご紹介させていただきました。
「鯖威張るカレー」は、その名の通り鯖がはいったキーマカレーで、鯖の風味が味わえるめずらしくも、なかなか味わい深いカレーに仕上がっていました。
そうなると【銚子電鉄】の他のカレーも味わってみたくなり、今度は黒字経営を祈願して発売された「銚電 ブラックカレー」を食べてみました。
ということで今回は、【銚子電鉄】の「銚電 ブラックカレー」をご紹介したいと思います。
なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【銚子電鉄】のホームページなどを参考に書いていることを、ご承知おきください。
2.【銚子電鉄】とは
*本項は「鯖威張るカレー」の中でもご紹介しているので、すでにご覧になっている方はこちらをクリックしてスキップしてください。
TVなどでよく紹介されているのでご存じの方も多いと思いますが、あらためて【銚子電鉄】をサラっとご紹介したいと思います。
同社は大正2年(1913年)に創業した、千葉県犬吠埼にある銚子駅と外川駅間のわずか6.4kmを、片道約20分で結ぶローカル鉄道です。昭和40年代のピーク時には150万人を超えていた利用者数も、現在では50万人前後と激減し鉄道事業のみでの経営が困難となっています。
ちなみにこの路線は、”犬吠崖っぷちライン” という、やはり自虐的な名前がつけられています。
そんな中で社長をはじめとする従業員の方々のご努力で、今年(2026年)で誕生30周年を迎える「ぬれ煎餅」や、2018年8月3日(破産の日)に発売された「まずい棒」の販売が好調で、鉄道事業の赤字を補填する形で黒字化を果たしています。
残念ながら2025年3月期の決算では、原材料や人件費の高騰などの影響で再び赤字になってしまいましたが、2026年3月期の決算では、補助金の補填もあり再び黒字となっています。
3.「銚電 ブラックカレー」の商品紹介
3‐1)パッケージとレトルトパック
下表に、「銚電 ブラックカレー」のパッケージとレトルトパックを示します。
パッケージもブラックで、そこには1970年代に少年ジャンプで連載されていた漫画「包丁人味平」の中で登場する、6000種類ものスパイスを嗅ぎ分けることができる鼻田香作(はなだこうさく)が描かれていました(実際のスパイスの種類は300~500種類しかないようですが)。
どうやらこの「銚電 ブラックカレー」は、その鼻田香作が味兵と勝負するために、渾身の腕を振るって完成させた幻のカレーを参考にして開発されたようです。
レトルトパックは電子レンジ対応ではなく、昔ながらのお湯で温めるレトルトパックで、賞味期限と ”BLACK” という識別記号が小さく記載された、とてもシンプルなデザイン(?)でした。

3‐2)商品概要
下表に「銚電 ブラックカレー」の商品概要を示します。
パッケージにはあまり記載がなかったので中身の詳細はよく分かりませんが、その名の通り真っ黒なカレーのようです。
ただ前述の鼻田香作の造るブラックカレーには、食べた人を病みつきにする麻薬系のスパイスが含まれていたようですが、おそらくこの「銚電 ブラックカレー」には入っていないと思います。
製造元は、以前ご紹介した【たいめいけん】の「まかないカレー」と同じ、大阪にある日本で最初に(諸説ありますが)固形カレールウを発売した【ベル食品工業株式会社】となっていたので、その味は間違いと思います。

3‐3)ビジュアル
下表に、「銚電 ブラックカレー」の出来上がりの画像を示します。
ルーの色はさすがブラックカレーということで、いままで食べた中で一番黒いと思った「ゴーゴーカレー」よりもさらに黒く、イカ墨のように黒光りするほどの黒さでした。
具は小ぶりな豚肉がそこそこの量が入っており、真っ黒のルーの中から必死に顔を出そうとしていました。

3‐4)評価と感想
下表に、「銚電 ブラックカレー」を食べた評価と感想を示します。
真っ黒のルーは、ドローリと濃厚でとてもコク深く芳醇な味で、スパイスが表に顔を出すというよりは、巧みに調合されたスパイスが、その味の奥深さを演出していました。
辛さはそれほどではなく、見た目ほどクセのない落ち着いた味のカレーに仕上がっていました。その味はもちろんおいしいのですが、見た目だけでなく味でもなにか尖がったところを期待していたので、総合得点はいままでの最高得点の27点には届かず、25点となりました。

4.おわりに
以上が、「銚電 ブラックカレー」のご紹介になります。
見た目はとてもインパクトがあるのですが、その味はスパイスを絶妙に調合した、濃厚でとてもコク深く芳醇な落ち着いた味でした。
見た目ほど味のインパクトはありませんがとてもおいしいカレーなので、銚子電鉄の黒字化に貢献すべく、ぜひ皆さんも味わってみてください。
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