老後のために蓄えてある組み立てキットたちを一挙(たった4つですが)にご紹介します。(前編:ケンメリとボンドカー)

2023年12月12日

1.はじめに

 私はまだ手を付けていない組み立てキットをいくつか(何種類か)蓄えています。それらは組み立てるのに手先と頭を使うので、脳の活性化につながることを期待し老後(すでに老後ですが)の余暇のひとつにしていこうと考えています。

 先日部屋の片づけをしているときにたまたま目にとまったので、今回はそれら組み立てキット(以下キット)たちのご紹介をしたいと思います。

2.キットは下記4点

 いずれ時期が来たらそれらの組み立ての様子をご紹介したいと思いますが、今回は組み立て前の各キットのご紹介になります。ご紹介するキットは下記4点です。

組み立てキット4点
組み立てキット4点

(1)フジミ模型製プラモデル:KEN&MARY 4DOOR(ケンメリ スカGT 4ドア)

(2)LEGO SPEED CHAMPIONS:007 ASTON MARTIN

(3)ビバリークリスタルパズル:東京タワー

(4)Miniatuart Kit(紙模型):こびとの階段

3.KEN&MARY 4DOOR(ケンメリ)

3-1)少し族っぽい箱

 まず最初にご紹介するのは、(1)KEN&MARY 4DDOR (ケンメリ スカG 4ドア)です。ずいぶん前に購入したものですが、ケンメリのプラモデルはハードトップが大半で4ドアはほとんど見かけることが無く、たまたま見つけたので即購入したものです。

 箱に書いてあるモデル名は小さく「NISSAN SKYLINE GT-X(GC110)」と正しく表記してありますが、見立つように「KEN&MARY 4DOOR」といかにも俗っぽい表記がしてあり、ケンメリの絵もシャコタン(わざと車高を落とすこと)にはなっていないものの、いかにもそちら系のカラーリングになっています。

外箱の表記と(左)と 箱の中に収められたパーツ一式(右)
外箱の表記と(左)と 箱の中に収められたパーツ一式(右)

3-2)まだまだ製造元とシリーズは健在

 箱を開けると、組立図と一緒に1/24インチアップシリーズというチラシが入っており、ケンメリは5番目のモデルのようでした。シリーズは94車種(当時)あり、歴代GT-RやAE86など走り屋好きのモデルを中心にラインナップされていました。

 フジミ模型のサイト(まだまだご健在です)を調べてみると、このシリーズは今も続いており、なんと247車種まで拡大されていました。ちなみにケンメリもカタログ上は残っており、2,420円(税込)で販売されていました。

 私は897円(箱に値札が残っていました)で購入しているので、3倍近い値段に跳ね上がっていましたが、最近の旧車ブームで高騰している実車ほどではないと思いました。

3-3)ますます族っぽい仕様

 組立図を見てみると、俗っぽい表記通り ①フロントグリル(ノーマル仕様、GTR仕様、角目仕様)、②テールランプ(ノーマル(四つ目)仕様、二つ目仕様)、③サスペンション(ノーマル仕様、八の字仕様)が各々選べるようにパーツが入っているようでした。

 ちなみに八の字仕様とは、ケンメリ(日産車の多くは)はリアサスペンションがセミトレーリングアーム式独立懸架なので、シャコタンにするとタイヤが八の字に広がってしまうのでそう呼ばれていました。

 外装はチンスポイラーとリアスポイラー、室内はバケットシートとロールバーが標準装備のようで、いかにもなんとか族が喜びそうな装備が満載でした。いつ組み立てるかは分かりませんが、これらの充実した装備たちをいかに排除して、どこまでノーマル仕様で組み上げられるかが腕の見せどころになりそうです。

パーツ一式(左)と 組立図(中央)と 1/24インチアップシリーズのチラシ(右)
パーツ一式(左)と 組立図(中央)と 1/24インチアップシリーズのチラシ(右)

3.007 ASTON MSARTIN(ボンドカー)

3-1)ボンドカーの心躍らされる装備

次は(2)007 ASTON MARTIN です。 言わずと知れた007の初期のシリーズでショーンコネリーが乗っていたボンドカーのアストンマーティンDB5です。小学生の頃の映画で、映画自体は大人になってからTVで見たのですが、当時少年雑誌でも取り上げられていて、いろいろな仕掛けを持った高性能カーだったと記憶しています。

 ①フロントバンパーから飛び出る機関銃
 ②リアのトランクから出てくる防弾ボード
 ③となりの車のタイヤを破裂させる伸びるホイールセンターキャップ
 ④後ろの車をスリップさせるオイル噴射装置
 ⑤シフトノブに内蔵されたスイッチで飛び出す助手席
 ⑥回って変わるナンバープレート

などなど、こどもの心を躍(おど)らせる仕掛けのオンパレードでした。

3-2)迷わずボンドカーを選ぶ

 アウトレットに行ったときにLEGOショップがあり、たまたま入ったらこのボンドカーのLEGOが置いてあり、値段も2,770円とそれほど高くなかったので思わず買ってしまいました。

 他にアメ車のシボレーカマロなどがあり、実車の再現性という点ではそちらの方が優れていたのですが、装甲車のような武骨なシルエットの中にボンドカーらしさが上手く織り込まれていたので、迷わずこちらを選びました。ちなみにお店の中には1m以上ある巨大なタイタニック号のLEGOも置いてあり、値段はなんと70,000円でした。

ボンドカーLEGOのパッケージ
ボンドカーLEGOのパッケージ

3-3)高齢者にはちょっと難しそうです

 LEGOはこどもの頃に遊んで以来です。その頃のLEGOは同じ型をしたカラフルなブロックを組み上げるといったものでしたが、今回買ったLEGOの箱の中を開けると、確かに丸い凹側と凸側を組み合わせるといった点は同じですがパーツが110種類もあり、組み立てブロックというよりはプラモデルに近いのかなと思いました。

 組み立てマニュアルは工程ごとにイラストで分かり易く記載されており、全部で84工程もあるようです。このLEGOの対象年齢は4歳以上になっていますが、けっこう細かなパーツがあり私の大きな手と前期高齢者直前の衰えた目で組み上げることができるのかどうかちょっと心配です。

ボンドカーLEGOのパーツ一式
ボンドカーLEGOのパーツ一式

4.おわりに

 以上がケンメリとボンドカーのキットのご紹介です。後編では東京タワーと「こびとの階段」をご紹介したいと思います。「こびとの階段」はMozuさんという若きアーティストの個展で見つけたキットです。個展でMozuさんの世界の虜(とりこ)になってしまいついつい買ってしまいました。

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