ピンク色に変身した我が家のハウス焼酎「黒伊佐錦」の ”春薩摩 旬(とき)あがり” を呑んでみました。
Contents
1.はじめに
先日久しぶりに、お酒のテーマパーク【リカーランドトップ】にお伺いしました。あいかわらず圧倒的なお酒の種類で、いつものように夢中になってめずらしいお酒はないかと、目を皿のようにして物色していると、なんとも春めいた焼酎がならべられた一角を見つけました。
そこにあったのは、焼酎ではあまり馴染みのないピンク色のラベルがはられた焼酎たちで、ボトルには ”春薩摩 旬あがり” というタグがかけられていました。そしてその中には、普段見慣れた黄色いラベルの我が家のハウス焼酎「黒伊佐錦」が、なんとピンク色の妖艶な姿に変身してならべられていました。
価格は黄色い「黒伊佐錦」より一割ほど高くなっていましたが、とてもめずらしかったので購入することにしました。

ということで今回は、ピンク色に変身した「春薩摩 旬あがり 黒伊佐錦:以下春薩摩 旬あがり」と、変身する前の黄色い「黒伊佐錦」との呑み比べの結果などをご紹介したいと思います。
なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、「黒伊佐錦」の製造元である【大口酒造株式会社:以下大口酒造】などのホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。
2. ”春薩摩 旬あがり” とは
2‐1)「薩摩本格芋焼酎生産者協議会」が命名

”春薩摩 旬あがり” とは、いまから20年ほど前に鹿児島県にある焼酎蔵14社と卸業者1社から構成される「薩摩本格芋焼酎生産者協議会」が、前の年の秋に収穫された、とれたてのサツマイモを使って仕込んだ芋焼酎を、150日以上貯蔵して春に出荷する商品につけた共通のブランド名になります。
その14の焼酎蔵の中には、【大口酒造】をはじめとし、今までにご紹介している【三岳酒造株式会社】【指宿酒造株式会社】【白金酒造株式会社】などのごだわりの焼酎蔵が名を連ねています。
今年(2025年)は、3月1日から各焼酎蔵が丹精込めて仕込んだ13銘柄が一斉に発売され、各地で試飲会などのイベントが催されているようです。私がお伺いした【リカーランドトップ】の春めいた一角も、そのイベントのミニチュア版ということになります。
2‐2)単一仕込み・シングル薩摩
芋焼酎の原料となるさつまいもは通常秋に収穫されるので、その時期以外での芋焼酎の仕込みには貯蔵芋が使われるのが一般的ですが、”春薩摩 旬あがり” は前述の通り、とれたての新鮮なサツマイモを使って仕込まれ、150日以上貯蔵されています。
貯蔵したあとは、古酒などとブレンドして味をまろやかにすることが多いようですが、”春薩摩 旬あがり” は単一タンクで貯蔵した原酒のみを瓶詰めされているので、新酒の荒々しさは少し残りつつも、安定した酒質のピュアな味わいが楽しめるようです
そういえば前述のタグには、”単一仕込み・シングル薩摩” と表記されていました。なんだかいままでに呑んだことがないような、新鮮な味のような気がします。楽しみです。
3.「春薩摩 旬あがり」を呑む
いよいよピンク色の「春薩摩 旬あがり」を、黄色の「黒伊佐錦」と一緒に呑んでみました。
まず開栓すると、どちらかといえば香りは抑えめの「黒伊佐錦」に対して、「春薩摩 旬あがり」は、私は新鮮なさつまいもを使っているといわんばかりに、ほのかな芋の香りが漂いました。
そして口に運ぶと、黒麹のコクと甘さが絶妙の「黒伊佐錦」の持ち味はそのままに、芋の香ばしいさと、熟成によるまろやかさが加わった味でした。新酒の荒々しさはほんとんど感じることはなく(少し期待していましたが。。。)、収穫の歓びを感じながら一年に一回呑む、特別な「黒伊佐錦」って感じでした。
来年も、また呑んでみたいと思います。




4.おわりに
以上が、たまたま見つけた我が家のハウス焼酎「黒伊佐錦」の季節限定品「春薩摩 旬あがり」のご紹介になります。
毎日呑んでもまったく飽きることのない名焼酎「黒伊佐錦」ですが、一年に一度、さつまいもの収穫と「黒伊佐錦」への感謝の気持ちを込めて、特別な「春薩摩 旬あがり」を呑むのも、なかなか焼酎通の粋な年間行事なのかな、と思いました。
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