【ロピア】の格安フランス赤ワイン「メディテラネ ルージュ(地中海の赤)」を試してみました。
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1.はじめに
今までに格安スーパー【ロピア】の格安・超格安ワインを何回かご紹介してきましたが、その中でフランスワインのご紹介は、価格が高めということで一度だけでした。ただその唯一のご紹介となったフランスワインの「エコーインディゴ」が、いつのまにやら店頭から消えてしまいました。
「エコーインディゴ」はフランス南西地方の赤ワインで、その値段からは想像もつかないほどの繊細かつ上質で、コスパは最高の赤ワインだったので、とても残念な気持ちになってしまいました。
今までにご紹介した、チリ、スペイン、イタリアのワインたちは、少しづつ値上がりしているもののいまだ健在なので、私のブログの中からワインの本場フランスの現役(?)ワインのご紹介がなくなるわけにはいかないという義務感にかられました。
たださすがの【ロピア】でも、500円を切る格安のフランスワインはなかなか見つかりませんでした。
前述の通りほかの格安ワインも少しづつ値上がりしているということで、100円ほどハードルを下げて探してみると、なんともさわやかなラベルを身にまとった「メディテラネ ルージュ」と「メディテラネ ブラン」という税抜きで600円をかろうじて切るフランスワインを見つけることができました。
ちなみに ”メディテラネ” は地中海、"ルージュ" は赤、"ブラン" は白、という意味のようです。そして赤ワイン好きの私としては、まずは赤ワインの「メディテラネ ルージュ」を試してみることにしました。
ということで今回は、【ロピア】のフランスワインの中で、おそらく現時点(2024年12月)では一番安いと思われる「メディテラネ ルージュ」をご紹介したいと思います。
2.「メディテラネ ルージュ」とは
「メディテラネ ルージュ」を呑む前に、いつものようにボトルのラベル情報などから、少しその正体を調べてみました。
2‐1)ワイナリーは【ヴィニュロン・アンクラーヴ】
「メディテラネ ルージュ」の製造元である【ヴィニュロン・アンクラーヴ(Vignerons de l’Enclave)】の歴史は古く、13世紀までさかのぼります。
現在では、フランス南東部を流れるローヌ川沿いのコート・デュ・ローヌ地方のワイン生産者の協同組合【ユニオン・デ・ヴィニュロン・デ・コート・デュ・ローヌ(Union des Vignerons des Côtes du Rhône)】のブランドのひとつとなっています。
2‐2)コート・デュ・ローヌ地方
【ヴィニュロン・アンクラーヴ】のあるコート・デュ・ローヌ地方は、マルセイユとリヨンの間にあり、「太陽のワイン」として親しまれているワインの産地となります。
フランスの南部に位置するので気温が高く、日照時間も長いため、糖度の高いブドウが収穫でき、コクのあるワインの醸造が可能となってるのだそうです。
2‐3)ブドウの品種は〈グルナッシュ・ノワール〉と〈メルロー〉
「メディテラネ ルージュ」で使われているブドウの品種は、コート・デュ・ローヌ地方を主要な産地とする〈グルナッシュ・ノワール(Grenache Noir)〉と、赤ワイン用のブドウの品種として世界中で広く栽培されている〈メルロー(Merlot)〉となります。
〈グルナッシュ・ノワール〉は、今回ご紹介している「メディテラネ ルージュ」のように、他のブドウ品種とブレンドして使われることもあり、丸みがあり甘い果実のような赤ワインを造りだすのだそうです。
〈メルロー〉は、芳醇な果実味とまろやかな口当たりが特徴で、フランス・ボルドー地方の赤ワインをはじめ、世界中で親しまれている赤ワイン用のブドウの品種の代表格です。
このふたつのブドウの品種のブレンドとなると、少し甘口のとても呑みやすい赤ワインに仕上がっているのではないかと察しました。
2‐4)格付けはIGP
「メディテラネ ルージュ」は、最初にお話ししたフランス赤ワイン「エコーインディゴ」のブログの中でもご紹介した原産地表示保護 “AOP(Appellation D’Origine Protégée)" の格付けで、上から2番目の “IGP(Indication Géograghique Protégée)" となっています。
ちなみに、その格付けは上から順に下記の通りとなります。
(1)AOP:原産地呼称保護ワイン
(2)IGP(Indication Géograghique Protégée):地理的表示保護ワイン
(3)Vin de Table:日常的テーブルワイン
「メディテラネ ルージュ」は価格的には “Vin de Table" なので、この格付けはなかなか期待が持てます。
3.「メディテラネ ルージュ」を味わう
まず開栓すると、なかなかしっかりとした果実香が漂いました。口に運ぶと甘さはほとんど感じられず、重さはほどよいミディアムボディで、上品な酸味と辛味を感じるなかなか味わい深い赤ワインでした。
確かにこのワインの格付けはIGPであることが、十分納得できる味でした。 “Vin de Table(日常的なテーブルワイン)" として、食中にガバガバ呑むというよりは、味の強いブルーチーズのようなチーズとともに、食後にじっくりと味わうのがいいのかなと思いました。
これならば、いつのまにやら姿をくらましてしまったフランスの赤ワイン「エコーインディゴ」の後継者に、十分なりうる実力だと感じました。
4.おわりに
以上が、【ロピア】のフランスワインの中で、現時点では一番安い「メディテラネ ルージュ」のご紹介になります。
今までの私の格安ワインの目安:税抜500円以下は少し超えてしまいますが、最初にお話しした通りこの厳しいご時世の中、さすがの【ロピア】の格安ワインたちが少しづつ値上がりしているということで、「メディテラネ ルージュ」はコスパ最高の、格安フランスワインといってもいいと思います。
「メディテラネ ルージュ」の輸入元は、【ロピア】の関連会社である【ユーラス】となります。今までご紹介してきた【ロピア】のワインの輸入元はすべてこの【ユーラス】で、一度も外したことはありません。
どうやら【ロピア】でワイン選びに悩んだら、この【ユーラス】が輸入元になっているワインを選んでおけば間違いはないようです。
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