新世代の焼酎「ISAINA(イサイナ)」の味変化(あじへんげ)を試してみました。
Contents
1.はじめに
先日ご紹介した【宝酒造】の「大吟醸酒」、松竹梅「磨き三割九分」の中で少し触れましたが、同酒造は焼酎のラインアップも充実しており、「ISAINA(イサイナ):以下イサイナ」という、割り方で味が変わる新世代の焼酎を製造していました。
今回は、その「イサイナ」が、呑み方でどのように味が変わるかについてご紹介したいと思います。
2.「だいやめ」のとなりに
いつものスーパーのお酒売り場にいくと、「イサイナ」は「だいやめ」と隣に陣取っており、お互い新世代焼酎のライバル同士であると訴えているようでした。ちなみに値段は両者ほぼ同じでした。
「だいやめ」の発売は2018年9月で、「イサイナ」はそれに遅れること3年半、2022年2月に発売されました。おそらく【宝酒造】は、「香り系芋焼酎」の市況を見定めてから満を持して「イサイナ」発売したのではないかと思います。
3.「イサイナ」とは
「イサイナ」のボトルは、「だいやめ」のように謎めいた雰囲気を醸し出すのではなく、いかにも女性が好みそうなとてもお洒落な装いになっています。ラベルのデザインは見る角度によって表情が変わるホログラムになっており、「変化する香り」を表現しているのだそうです。
ボトルの裏面ラベルをしげしげと見ると、「イサイナ」は、同じく【宝酒造】が製造する「一刻者」と同様に、原材料を芋のみにこだわった「全量芋焼酎」となっていました。独自の「かおり酵母」を使うことで、2つの香り
・ロックで芋香る
・ソーダで果実(りんご)香る
を実現しているようです。ソーダなどで割る(アルコール度数が低い)と「果実」の香りが立ちやすく、ロックやストレート(アルコール度数が高い)では、「芋」の甘い香りが感じやすいという特徴があるようです。
4.「イサイナ」の味変化
4-1)ウィルキンソン タンサン
私は普段ソーダ割は吞まないので、まずはソーダ水を購入しました。買いなれていないせいか、なかなか見つけることができず、唯一あった「ウィルキンソン タンサン」を購入しました。
このソーダ水は、最近よくTVCMが流れており、強烈刺激が売りのようですが、100年以上も前から続く、舶来ではなく国産の老舗のソーダ水になります。
4-2)ふたつの顔を呑み比べ
まずはストレートで呑んでみました。「全量芋焼酎」らしい芋芋しさの中にほのかな甘みを残した、お洒落なボトルからは想像できない本格的な芋焼酎でした。
氷を加えると、甘さがより増して、演歌歌手の藤あや子さんのような艶やかさ(?)が感じられるようになり、ラベルのホログラムがちらりと光ったような気がしました。
つぎにいよいよ「ウィルキンソン タンサン」で割ってみました。期待を込めて呑んでみると、そこにはもうひとつの顔はありませんでした。鈍感ですいません。
うたい文句に、凛々しいりんごのような香り、とあったので、てっきりりんご酒の「シードル」のような味をイメージしていたのですが、いい意味で「本物の芋チューハイ」といった味でした。芋の味をしっかりと残し、よくありがちなチューハイの甘さは一切なく、これはこれでありだと思いました。
【宝酒造】の狙いとは違う結果になってしまいましたが、ひょっとすると今回使った「ウィルキンソン タンサン」の刺激が強烈過ぎたのかもしれません。もしそうであったらお詫び申し上げます。
5.おわりに
以上が、新世代焼酎「イサイナ」のご紹介です。鈍感な私にはふたつの顔を見ることはできませんでしたが、「一刻者」に少し艶やかさが加わった、「全量芋焼酎」のなかなか芋芋しい焼酎でした。値段は「一刻者」より割安なので、「全量芋焼酎」が呑みたくなったら「イサイナ」を呑むというのもありかなと思いました。
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