ハローワークの近くの【康華楼】という中国料理店に行きました。お勧めの担々麺はあっさりしているのに奥深い味でした。

2024年8月22日

1.はじめに

 現在雇用保険の基本手当(失業保険)受給の失業認定と就職談談のために、ハローワークに月に2回通っています。この春に約40年間の会社勤めをリタイアしましたが、長年源泉徴収だったので税金、年金、健康保険、雇用保険などについてあまり気にしてきませんでした。

年金
健康保険

 これからは知らずに損をするということがないように、しっかりと勉強していきたいと考えています。ちなみに以前健康保険と年金についてご紹介していますので、ぜひご覧になってください。

 今回は、ハローワークの帰りにお伺いした、中華街の片隅にある名店【康華楼(こうかろう)】のご紹介したいと思います。

2.お昼前に【康華楼】に行く

 管轄のハローワークの場所は中華街の近くにあり、周辺には中国料理店がひしめき合っていますが、昼頃には自宅に戻ってこれるので、今までに寄ったことはありませんでした。

 先日たまたま午後にも用事があり、ハローワーク周辺で昼食を取ることになりました。せっかくなので中国料理店に行こうと思い、いつも帰り道に気になっていた横浜スタジアムの近くの玄武門をくぐってすぐの所にある【康華楼】というお店にお伺いしました。

 時間は11時半前で、お店の入口近くのテーブルでお店の方が仕込みをしていたので、まだ開店していないのかと思い聞いてみると大丈夫でした。お昼のピーク前なのでお店には私を含め2組しかかおらず、4人掛けのテーブルを一人で占有することができました。

康華楼入口
康華楼入口
補足:ぼかしを入れてありますがお店の方と超大物タレントのツーショット写真が飾ってありました
康華楼ランチメニュー
入口にあるランチメニュー
補足:700円~880円のお得なサービスメニューが並んでいました

3.お勧めは担々麺と麻婆豆腐

 このお店は上海料理のようでしたが、お店の方にお勧めをお聞きすると担々麺と麻婆豆腐とおっしゃいました。たしか両方とも四川料理ではと思いつつ、担々麺のサービスメニューを注文しました。

 お店はこじんまりとしており中国の街角にあるローカルのお店といった雰囲気で、お店の方同士は中国語で会話されていたのと、BGMが中国式のマッサージ店でよく流れている中国の古典音楽だったので、だんだん中国のお店にいるような錯覚に陥ってしまいました。

 お店の壁にはいろいろなメニューが写真付きで貼ってありました。どれもおいしそうで値段もリーズナブルでした。その中で上海式鳥鍋というメニューが他のメニューとは異なる古風な装い貼ってあり、逆に目につきました。2人前980円という安さで具材の追加もできるようでした。もし夕飯時であれば迷わずこれを頼んでいたと思います。

康華楼店内メニュー
店内のメニュー(左)と 上海式鳥鍋のメニュー(右)

4.お店の方との会話

 このあたりから私の耳元で「ゴロー、ゴロー、イノガシラ」という音楽がささやき始めました。そして自分が、先日シーズン10に突入したテレビ東京の番組【孤独のグルメ】の主人公の井之頭五郎になったような気分になっていきました。

 ひとりごとを心の中でぶつぶつ言いながら壁に貼ってあるメニューを眺めていると、10分ぐらいで料理が運ばれてきました。井之頭五郎になりきって「このお店はいつからやっていますか?」とお聞きすると「22年になります」とお答えいただいたので、「まだ新しいんですね」というとお店の方からの返事はありませんでした。

5.あっさりしているのに奥深い味の担々麺

 料理はメインの担々麺と小ライスと杏仁豆腐でした。まず担々麺のスープから頂くと、思ったより辛くなくあっさりとした味でした。担々麵というと辛くてこってりというイメージがあったので、少し意外でした。

 これが上海料理風の担々麺なのかと少しだけ胡椒を入れて食べ進めると、だんだんとあっさりとしたスープの味に馴染んできて、そのスープの奥深い旨味を感じるようになりました。なるほどこれがこのお店のお勧めなのかと納得しました。

担々麺と杏仁豆腐
担々麺(左)と 杏仁豆腐(右上)と ランチ全貌(右下)

6.麻婆豆腐は次回に

 身体のことを考えてスープは半分に留めておいたのですが、杏仁豆腐を食べながらも少しづつ飲み続け結局全部飲み干してしまいました。この時初めてこれはハマる味なんだと思いました。ここで井之頭五郎であれば、もうひとつのお勧めである麻婆豆腐を追加注文するだろうと思いながら、それは次回にすることにしました。

7.創業22年の重み

 会計の時に「それほど辛くなくあっさりしていてとても美味しかったです」というと、「この担々麺は開店した22年前から出しています」とおっしゃいました。

 この時、先ほど「まだ新しいのですね」といったことに、返事がなかった理由が分かりました。この中華街の中で、22年もの間お店と味を守り抜くことがいかに大変か、ということをおっしゃりたかったのかなと思いました。つい軽い言葉を発してしまい、本当に申し訳ありませんでした。

8.金賞受賞のにらまん

 あとでこの店のことを調べてみると、「にらまん」で中華街のコンテストで金賞を含め4回受賞しているようでした。あらためて店内の写真を見てみると、確かに壁に金賞を受賞した時の賞状が飾ってありました。

 「にらまん」であれば、井之頭五郎でなくても十分食べられたのに残念でした。今回食べ損なった「にらまん」と「麻婆豆腐」は、次回の楽しみにとっておこうと思います。

コンテストの賞状
店内に飾られた賞状とポスター
康華楼公式ホームページ:http://koukarou.com/