【みっちゃん 横川店分家】の期間限定イートインで、本場広島のお好み焼きを味わいました。

2024年3月4日

1.はじめに

 先日、貴重な平日休みということで、カミさんが「横浜そごう」の特設会場で開催されている「北海道物産展」でラーメンか海鮮丼、もしくは地下の食品売り場の期間限定イートイン「お食事ちゅうぼう」に出店している広島お好み焼きの名店【みっちゃん】で、お好み焼きを食べたいと言い出しました。

【たいめいけん】のご紹介
たいめいけんのご紹介

 どの選択肢もとても魅力的でしたが、まずは地下の食品売り場に向かいました。ちょうど先日ご紹介した【たいめいけん】の隣に、【みっちゃん 横川店分家】が出店しており、店頭にお持ち帰りの品々がところ狭しと並べられていました。

 するとカミさんはすっかりお好み焼きのことを忘れ、汁なし担々麺にくぎ付けになってしまいました。お店の方に、これはイートインでも食べられるのか、とお聞きし、いや持ち帰りだけ、と言われると、ふだん比較的淡泊なカミさんが、そこを何とかならないか、と食い下がり、なんとかなればお好み焼きも食べる、と粘り続けると、お店の方も折れてくれ、おまけにチンして温めてくれることになりました。

 結局3つの選択肢を吟味することなく、なぜか汁なし担々麺につられてお好み焼きを食べることになりました。ということで今回は、この【みっちゃん 横川店分家】をご紹介したいと思います。

店頭に並べられたお持ち帰り用のお好み焼きと汁なし担々麺
店頭に並べられたお持ち帰り用のお好み焼き と 汁なし担々麺
お店の紹介 と 厨房の外観
お店の案内 と 厨房の外観
店内の広島お好み焼きのポスター
店内の広島お好み焼きのポスター

2.【みっちゃん】を味わう

2-1)お好み焼きを注文

 なんだか順番が逆になってしまいましたが、本来主役になるべくお好み焼きを注文しました。お店の方におすすめをお聞きすると、牛すじお好み焼きが一番人気と言われました。お店の案内には牡蠣のお好み焼きというサブタイトルがついており、広島といえば牡蠣ということで少し悩んだあげく、私は牡蠣の入った海鮮デラックス焼、カミさんはめずらしくお店の方の言うことを聞いて牛すじお好み焼きを選びました。

2-2)汁なし担々麺

 席に着くと、速攻で汁なし担々麺が出てきました。チンはもちろんのこと、わざわざお皿に綺麗に盛り付けられていました。さっそくカミさんとシェアして食べると、味はちょっとだけピリ辛でしたが、トッピングされているきざみネギとそぼろ風のひき肉と麺を一緒に食べるとなかなかの絶品で、チンして出てきていることを忘れるほどでした。

 本来半熟の目玉焼きがチンしたせいか少し固まっていましたが、これを半熟のままで麺に絡ませたらさらにおいしさは増したのではと思いました。

汁なし担々麺
汁なし担々麺

2-3)海鮮デラックス焼

 汁なし担々麺が出てきてから、こちらが出てくるまでに結構な時間(多分15分ぐらい)がかかりました。そしていよいよ登場、ふんわりしたお好み焼きの上に、たっぷりのきざみネギと、ぷりっぷりの牡蠣やイカやホタテがのっていました。

 お皿の上なので少し無理がありましたが、子供のころ近所の鉄板焼き屋で鍛えたみごとなヘラさばき(?)で、お好み焼きを少しづつ切り出しトッピングの具と共に味わいました。広島お好み焼きの定石通り、生地でキャベツを蒸し焼きにしてあり、キャベツの甘みを残しつつふっくらとした食感を楽しむことができました。

 麺は関西風モダン焼きのように俺が俺がと強く主張するのとは違い、少しやわらかく仕上げられており、ふっくらとしたキャベツとパリッとした生地と三位一体になり、絶妙なおいしさを奏でていました。

海鮮デラックス焼
海鮮デラックス焼

 海鮮デラックス焼を食べている途中でふとカウンターの前を見ると、定番のオタフクソースとレーザービームの噴射口がついたマヨネーズが置いてありました。元の味を変えてしまうのではと一応お店の方にお伺いを立てると、もちろんお使いください、という天の声をいただきました。さっそく容赦なくレーザービームを発射すると、海鮮たちとの相性は抜群で、さらにおいしくいただくことができました。

マヨネーズでパワーアップした海鮮デラックス焼
マヨネーズでパワーアップした海鮮デラックス焼

2-4)牛すじお好み焼き

 こちらは海鮮デラックス焼とほぼ同時に出てきました。お店の方が一番人気というだけのことはあって、じっくりと煮込んだたっぷりの牛すじが、お好み焼きの上に鎮座していました。カミさんから少しおすそ分けしてもらうと、この牛すじだけで何杯も酒が進んでしまいそうなおいしさでした。

牛すじお好み焼き
牛すじお好み焼き

2-5)少しだけ残念

 どれもとておいしかったのですが、少しだけ気になる点がありました。チンした汁なし担々麺は仕方がないとして、海鮮デラックス焼を食べていて、お好み焼きの土台部分の一部が少し冷めているのではと感じました。

 私の席の前にちょうど厨房のドアがあり、お店の方が出入りするときに少しだけ中が見えたのですが、どうやらお好み焼きの土台を焼くのと、具をトッピングするのは分業でやられているようでした(狭いイートインの厨房では致し方なしか)。おそらく私たちの土台は焼かれてから少し時間が経っており、出てくるまで時間が掛かっていたのはお店の方が交代で休憩に入っており(お伺いしたのは14時過ぎでした)、トッピングに手が回らなかったからではないかと思いました。

 ちなみに土台の部分は、豚玉のお好み焼きで共通になっており、具のトッピングでお好み焼きの種類を分けているようでした。

3.【みっちゃん】のルーツ

 【みっちゃん】は広島お好み焼きの原点といわれるお店で、昭和25年(1950年)に【美笠屋】という屋台のお好み屋がはじまりで、昭和28年(1953年)に店主の名前からとった【みっちゃん】に店名を変更したそうです。その後暖簾分けなどが進み、今では広島市内にたくさんの【みっちゃん】という名のお好み屋があるようです。

 おなじ【みっちゃん】でも【みっちゃん 総本店】【新天地 みっちゃん】【みっちゃん いせや系】の3つの系列があり、今回お伺いした【みっちゃん 横川店分家】は【みっちゃん総本店】から暖簾分けされているそうです。(引用:ウィキペディアなど)

4.おわりに

 以上が【みっちゃん 横川店分家】のご紹介になります。「横浜そごう」の「お食事ちゅうぼう」での期間限定イートインは5月2日(火)~5月15日(月)の期間になり、間もなく終了します。まだあと少しだけやっているので、お近くの方はぜひ訪れてみてください。お伺いするのはお店の方が休憩をとる前の時間帯、ピーク時は混みそうなのでお昼少し前が狙い目かもしれません。

 この期間に行けない方は、こちらのお店はけっこう方々のデパ地下に出店されているようなので、そちらにお伺いするという手もあります。

 なかなかお店にいくのは、という方には楽天でもお取り寄せできますので、ぜひ【みっちゃん】のふっくらとした本場広島のお好み焼きを味わってみてください。

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