「ペヤング」カップ麺シリーズ:その3(「カレーやきそば」と「ペヤング ヌードル」)
1.はじめに
前々回(その1)では、南町田の「グランベリーパーク」の中にある、群馬県の食材を中心に取り扱っているお店で、あの「ペヤング ソースやきそば」で有名な「ペヤング」の専門コーナーを見つけ、めずらしい商品が並んでいたので、ついつい買い込んでしまったお話と、その中の「イカトパス」という商品をご紹介しました。
前回(その2)では、買い込んだ商品の中から、「オムそば」と「トムヤンクン」をご紹介しました。
そして今回(その3)では、最後の2品、「ペヤング ヌードル」と「ペヨング」の「カレーやきそば」とをご紹介します。
2.「ペヤング ヌードル」
前々回(その1)で少しお話ししましたが、「ペヤング」はカップ焼きそばの「ペヤング ソースやきそば」より2年早い1973年に、今回ご紹介するカップラーメンの「ペヤング ヌードル」を発売しています。
それから50年間、「ペヤング ヌードル」は発売当初からの味をずっと守り続けているそうです。
パッケージの上蓋を開けると、中には具とスパイスが入っていました。どうやらスープはあらかじめ麺に馴染ませてあるようでした。
具の中身は、かまぼこ、たまご、味付け鶏ひき肉、えび、ねぎ、香辛料と、なかなか具だくさんで、特にかまぼこと、たまごが目立っていました。
このかまぼこの多さは、昭和感を醸し出すための演出なのかなと勝手に思いつつ、具を麺の上にのせて、熱湯を注いで3分間待ちました。
3分後に上蓋をはがすと、あいかわらずかまぼことたまごが、お湯を含んでよりふっくらとして麺の上で待っていました。スパイスをかけ麺を少しかき混ぜてから、いよいよ味わいます。
麺は細めのちぢれ麺で、インスタントラーメンの出始めのころの味わいでした。スープはまさに昭和のチャルメラ風のしょうゆ味でとてもなつかしい味でした。麺は時間が経っても延びることなく、最後までしっかりとした食感をキープしてくれました。
子供のころ、夜になるとチャルメラを鳴らしながら屋台のラーメン屋さんが家の前を通過しました。晩飯を食べたあとの、ちょうど小腹が減りそうな絶妙な時間にくるので、たまにどんぶりをもって買いにいった(いかされた?)記憶があります。この「ペヤング ヌードル」を食べていると、そんななつかしい記憶をよみがえってきます。
3.「カレー やきそば」
こちらも前々回(その1)で少しお話ししましたが、「カレーやきそば」は「ペヤング」ではなく、「ペヨング」という【まるか食品】公認(というか自社で製造している)のニセモノブランドになります。
これは話題作りのための単なる洒落だと思っていましたが、あとでもう一つの狙いが分かりました。
パッケージの上蓋を開けると、なかにはソース具が入っていました。具の中身はシンプルにキャベツのみでした。今までご紹介したカップ麺に比べると、その具の少なさは明らかでした。
そのシンプルな具を麺の上にのせて、熱湯を注いで3分間待ちました。
3分後にお湯を捨てて上蓋をはがし、ソースを入れて麺と具と混ぜ合わせて完成です。ソースをまぜる前は、まだ具のキャベツを確認できましたが、ソースをまぜるとその姿はどこかに消えていきました。
そしてカレーの香りがする麺を食べてみると、駅のホームの立ち食い蕎麦屋にある、辛くないのにしっかりとカレーの味がする、これまたなつかしいカレーの味でした。
この「カレーやきそば」はオープン価格になっていますが、今までご紹介した商品の2/3程度のほどの価格で売っていました。どうやらニセモノブランドである「ペヨング」は、具をシンプルにするなどした廉価商品で、あえて「ペヤング」とはブランドを分けるといった狙いがあったのではと思いました。
「ペヨング」の「カレーやきそば」は、具はシンプルですが、味は間違いありません。あとから自分お好みで具を追加したりするのが、この「カレーやきそば」の正しい食べ方なのかもしれません。
4.おわりに
以上が、「ペヤング ヌードル」と「ペヨング」の「カレーやきそば」のご紹介になります。今回の2品は、どちらもとてもなつかしい昭和の味でした。
これで購入した5品はすべてご紹介したことになりますが、実は先日さらに2品購入してしまいました。ということで、次回はそれらのご紹介をしたいと思います。
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