22年夏 日光・那須の旅:その12(那須をゆったりとドライブする予定でしたが、結局いろいろと回ることになりました。:③那須街道編)
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1.はじめに
前回 ②茶臼岳編 では雨の中、無事茶臼岳の山頂を拝むことができました。今回 ③那須街道編 は12回にわたる 22年夏 日光・那須の旅の最終回になります。せわしい中でも那須らしさを感じることができた那須街道周辺にある「チーズガーデン那須」と「那須ステンドグラス美術館」をご紹介したいと思います。
2.「那須チーズガーデン本店」のご紹介
2-1)お店に向かう
那須ロープウェイ山麓駅から那須街道を下り、再び先ほどの硫黄臭をかぎながら次なる目的地の「チーズガーデン那須本店」に向かいました。このお店は「御用邸チーズケーキ」が有名で、全国の百貨店などでも取り扱われています。
佐野プレミアムアウトレットの中にも出店されており、GWに行ったときにたまたま入って食べたパンの中にチーズがたっぷり入ったチーズパンデュが感動的な美味しさだったので、今回もそれを頂くためにお伺いしました。
2-2)10組以上の待ち
途中少し渋滞し、14時を大きく回って「那須シーズガーデン本店」に着きました。駐車場はかなり混んでいましたが、同じ敷地内にある第2駐車場に案内され、なんとか車を止めることができました。
お店の裏側からアプローチしたので勝手がよく分からず、少し入りくんだ英国風の庭園をくぐり抜けたところに「しらさぎ邸」というレストランの入り口を見つけました。入り口には人があふれ返っており、この時間にもかかわらず10組以上の待ちのようでした。
2-3)本命は違う場所に
ただ私たちのイメージしているカジュアルな店に比べると少し気合が入った店構えだったので、カミさんが雨の中偵察に走りました。自分が食べたいという気持ちが強いときの行動力はなかなかのものです。
そして偵察の結果、別の建屋のお土産を扱うショップにカフェが併設されており、そちらが私たちの目指すところのようでした。
2-4)すんなりと入店
さっそく移動して店内に入りました。店内はとても広く、お土産ショップは買い物客でごった返していましたが、カフェは空いており並ばずに席も確保でき注文もできました。ちなみにカフェの名前は「カフェ・デリ」というそうです。
2-5)チーズに溺れるひととき
注文したのは、もちろんチーズバンデュ、そしてピザのマルゲリータとお店の一押しのフェリージェでした。どの品もとろっとろの濃厚なチーズを身にまとい、あっというまに私たちのお腹の中に消えていきました。
けっこうな量なのですが、チーズがお腹の加減を麻痺させてしまうようで、食べ終わって初めてお腹が一杯であることに気付きました。
2-6)先ほどのお店は人気店
こちらのカフェはこんなに空いているのに、さきほどの「しらさぎ邸」で並んでいる人たちはなぜこちらに来ないのだろうと疑問に思い調べてみると、あちらは栃木産の和ぶたもちぶたを使ったポークカツレツとか特製黒カレーといったメニューがリーズナブルに食べられる人気のお店のようでした。
3.「那須ステンドグラス美術館」のご紹介
3-1)握りしめられた割引券
目的を達成し、カミさんのお土産選びも一段落したところで16時が近づいていました。これから帰路についても、渋滞などを想定すると自宅に到着するのは20時前後と考えていると、カミさんが昨日お世話になった【彩つむぎ】においてあったと思われる「那須ステンドグラス美術館」の割引券を握りしめていました。
無理に行かなくてもいいと言っているものの、ここで行かないとせっかくチーズの魔法で機嫌が戻りつつあったのが、またあと戻りしてしまうと思い意を決しました。
3-2)与えられた時間は20分
ただ美術館の閉館時間は16時30分で、もうすぐ16時、ここから車で10分程度ということで道を間違えないようにカーナビ頼りに急ぎつつも慎重に向かいました。そして16時10分に無事到着。那須の美術館らしく、なかなか趣(おもむき)のある庭園の中にありました。
受付で入館料を払おうとすると係の方が16時30分までですがいいですか?とお聞きになりました。一通り見るのにどのぐらいかかりますか?とお聞きすると、ニヤッと笑みを浮かべて20分と答えられました。
なんとも微妙な時間と思いつつも、急いで入館し足早に見て回りました。中には教会もありなかなか見ごたえのあるところだったので、もっとゆっくり見たいと思いつつ、なんとか回り終えました。
3-3)ステンドグラスランプに惹かれて
美術館の出口付近には、ステンドグラスランプが展示されていました。こちらは販売されているようで、今なら20%引きのようでした。値段は2万円~5万円、有名の方の作品は50万円とけっこうなお値段でした。
そのあと敷地内にあるショップに向かいましたが、こちらも16時30分まででした。しれっとクローズの札が下がったドアを開けて中に入ると、さきほどより小ぶりなステンドグラスランプが1万円前後で置いてありました。
これなら手が出るかもと、店員さんに聞いたらもうレジを締めましたという予想通りのクールな(?)の返事が返ってきました。
3-4)2度目のロンドンタクシー
庭園を少し散策していると敷地内に結構式場があり、送迎用に使うであろうロンドンタクシーが置いてありました。ロンドンタクシーは一昨日泊まった日光金谷ホテルにも置いてありました。
ロンドンタクシーはその名の通りイギリスのロンドンで走っているタクシーのことですが、今回の旅で2度も出会うのは何かの縁と少し調べてみたら、なんとロンドンタクシーはいつのまにやらEV(電気自動車)に進化しているようでした。
4.ひたすら続く茶色の看板
17時を回ったところで、ようやく帰路につきました。那須街道を東北自動車道の那須ICに向かって走りましたが、あらためて茶色の看板がずっと続いていることに気付きました。このような茶色の看板は、景観保護が目的で箱根などの国立公園でよく目にしますが、これだけ続いているのは珍しいと思いました。
調べてみるとこの那須街道は東北自動車道をくぐり、JR黒磯駅近くまで日光国立公園の特別地域に指定されているようでした。那須の御用邸に続く道なので、特段の配慮があったのではと思いました。
5.那須の旅を終えて
以上が22年夏 日光・那須の旅の最終回 ③那須街道編 になります。最初は2ケ所の計画でしたが、田んぼアートと那須ステンドクラス美術館と +α で那須ロープウェイが加わり、結局4ケ所 +α を回りました。
カミさんにおびえながらのドライブでしたが、結果的により充実した旅になったことは間違いありません。旅は計画通りにいかないことで、よりおもしろく、より思い出深くなります。
6.おわりに
帰路は夜間で雨の高速運転になり、かなり気を使いました。そして休憩で立ち寄った佐野SAで、珍しい駐車区分を見つけました。
ハンディキャップの区分はよく見かけますが、右の写真の高齢者マーク(もみじマーク)です。このマークは枯葉のようだと不評だったので、新たに四つ葉マークが設定されており、ほとんどの方はそちらを付けておられます。
これらの高齢者マークは、70歳以上になると貼り付け義務があるようなので、私もそんなに遠い先ではありません。今回の旅行では、3日間で約600kmを走りました。まだまだ大丈夫でしたが、まもなく今回のような車での旅行が、難しくなると考えると寂しい限りです。
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