【ロピア】の焼酎コーナーでいつも目立っている3色の猿たちの中から、まずは黄色い猿を呑んでみました。

1.はじめに

 以前もお話ししたように格安スーパー【ロピア】の焼酎コーナーには、誰もが知る定番に混ざって、普段あまりみかけない焼酎がおいてあります。その中から今までに、ボトルデザインのインパクトで選んだ「赤利右衛門」と「ど黒」をご紹介させていただきました。

「ど黒」のご紹介
「ど黒」
のご紹介
「赤利右衛門」のご紹介
「赤利右衛門」
のご紹介

 そして今回は、焼酎コーナーのど真ん中でいつも目立っている、赤いラベルの「赤猿」、黄色いラベルの「黄猿」、白いラベルの「白猿」の、3色の猿の中から、特に目立っていた黄色いラベルの「黄猿」と、その製造元である【小正醸造株式会社:以下小正醸造】をご紹介したいと思います。

 なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【小正醸造】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。

【ロピア】の焼酎コーナーで目立っている3色の猿
【ロピア】の焼酎コーナーで目立っている3色の猿

2.【小正醸造】のご紹介

2‐1)代々お神酒造り

 【小正醸造】は今から140年ほど前の明治16年(1883年)に創業しました。それでも十分老舗ですが、【小正醸造】の当主となる小正家は、創業前から代々、薩摩藩の日置島津家の祭神「八幡神社」のお神酒造りを務めておられます。

 【小正醸造】のある日置市は、鹿児島県薩摩半島のなかほどの、東シナ海に面した風光明媚なところで、日本三大砂丘のひとつである吹上浜があるところです。ちなみのあと2つは、鳥取砂丘(鳥取県)と遠州灘砂丘(静岡県)となります。

2‐2)契約農家と一体で

 【小正醸造】は、契約農家と一体となって育てたさつま芋と、杜氏が毎日自らの目と手で状態を確かめた麹と、天然のミネラル成分をバランスよく含んだ湧き水で、こだわりを持って焼酎を造られています。

 そしてこの原料、麹、水へのこだわりを土台にして研究を重ねることで、現在では芋焼酎をはじめ、リキュールやスピリッツの製造、さらには平成29年(2017年)にウイスキーの製造免許を取得して製造を始められています。

3.「黄猿」を呑む

3‐1)3色の猿

 最初にお話しした通り、【小正醸造】の「猿」シリーズには「赤猿」「黄猿」「白猿」の3つの銘柄があります。と思っていたら、【小正醸造】のホームページによると、少し値がはりますが「黒猿」という、黒麹仕込みのちょっとプレミアムな芋焼酎もありました。

3色の猿たち「赤猿(左)」「黄猿(中央)」「白猿(右)」
3色の猿たち「赤猿(左)」「黄猿(中央)」「白猿(右)」

 3色+1色の猿たちの特徴は、下記の通りとなります。【小正醸造】の代表銘柄である「小鶴」シリーズは、伝統を大切にしながら造られているようですが、「猿」シリーズは、材料、麹、酵母に新たなチャレンジを施した銘柄となっているようです。

「赤猿」:紫芋の王様〈農林56号〉と白麹で仕込んだ、華やかな香りとキレの良いすっきりとした味わい
「黄猿」:完熟させた焼酎芋の代表格〈黄金千貫〉と黄麹で仕込んだ、華やかでフルーティな香りと味わい
「白猿」:厳選した〈二条大麦〉と白麹とワイン酵母で仕込んだ、甘く気品ある香りととても優しい味わい
「黒猿」:焼酎芋の代表格〈黄金千貫〉と手造りの黒麹で仕込み、仕上げに木樽蒸留器で蒸留した、さつま芋の甘みとどっしりとした味わい(価格は他の猿の3倍ほどします)

3‐2)チャレンジを感じる逸品

 「黄猿」を開栓すると、まず黄麹らしい鼻につんとくる華やかな香りが漂いました。口に運ぶと、完熟芋の深いコクと、減圧蒸留の原酒に常圧蒸留の原酒のブレンドすることによって生みだされる、ただ華やかでフルーティなだけではなく、芋のずっしりさも顔を出す絶妙な味でした。

 ロックで呑むと、呑みやすさは増すものの、華やかさは少し影を潜め、でもコクはしっかり残った本格芋焼酎の顔になりました。

 「黄猿」は、黄麹と減圧蒸留で華やかさを目指すだけでなく、完熟芋や常圧蒸留の原酒とのブレンドにより芋らしさも残した、「猿」シリーズらしいチャレンジを感じる逸品でした。

「黄猿」のボトルとグラス
「黄猿」のボトルとグラス

4.おわりに

 以上が、【ロピア】の焼酎コーナーの真ん中でいつも目立っている、3色の猿の中の「黄猿」のご紹介になります。

 黄麹と減圧蒸留ということで、華やかでフルーティな味をイメージしていましたが、【小正醸造】のこだわりが凝縮された本格的な芋焼酎でした。次は、紫芋の王様〈農林56号〉と白麹で仕込んだ「赤猿」を試してみたいと思います。

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