22年夏 日光・那須の旅:その6(秘境を求めて会津に続く道を進みました。そして男鹿高原駅は本当の冷恐(ひきょう)であることが分かりました。)
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1.秘境を求めて会津方面に
22年夏 日光・那須の旅:その1~5でご紹介した日光をあとにして、次の宿泊地である塩原温泉に向かう途中で、少し大回りして秘境を求め、国道121号線を福島県の会津方面に車を走らせました。
2.秘境1
(湯西川)
2-1)道の駅「湯西川」に到着
日光江戸村や東武ワールドスクウェアなどといったよく耳にするテーマパークの看板を見ながら、22年夏 日光・那須の旅:その5でご紹介した中学校の修学旅行で泊まった鬼怒川温泉を通り抜けると、だんだん山深くなり道も曲がりくねり、ハンドル操作が忙しくなってきました。
川治温泉を過ぎたあたりから、なかなかの秘境感が出てきたと思っていると、最初の目的地である道の駅「湯西川」に到着しました。国道から少し中に入るので注意が必要です。
2-2)TVでも紹介された道の駅「湯西川」
こちらは日本テレビの「ヒルナンデス」という番組で、いとうあさこ さんと大久保佳代子さんが紹介していたところです。湯西川温泉駅と隣り合わせになっている施設で、運が良ければ目の前にある鉄橋を渡る電車を拝むことができるようです。
と思った次の瞬間に、電車が鉄橋を渡り始めました。グッドタイミングです。なかかな電車が鉄橋を渡るのをまじかで見ることはありませんが、電車は思った以上に大きな音を立てゆっくりゴトゴトと走っていました。
2-3)大量のサッカー少年たち
「湯西川」と言えば秘境感が漂ってきそうな名前ですが、この道の駅の近くにサッカー場などの運動施設があるようで、その帰りらしき大量のサッカー少年たちの元気な声が鳴り響いており、とても秘境感など味わうことはできませんでした。
2-4)とどめは派手な水陸両用バス
そうこうしていると爆音を響かせて、バスのような、船のような、七色に塗りたくられた、派手な乗り物(写真はありませんが、どんな乗り物かは想像してみてください)が近づいてきました。
これはダックツアーという、この奥にある湯西川ダムのダム湖を周遊するツアーで使う水陸両用バスなんだそうです。富士山麓の山中湖に突っ込んでいく姿を、TVで見たのを思い出しました。
2-5)営業時間だけは秘境時間
これでますます秘境感が薄れたところで、道の駅の中で何か軽く食べようとしたところ、レストラン、売店の営業は15時までのようで、すでに閉店していました。こんなところだけは、しっかりと秘境時間でした。
平家落人の里「湯西川温泉」は、ここからさらに10Km以上奥に入ったところにあるので、おそらくそちらが私の期待する秘境「湯西川」なんだろうなと思いつつ、道の駅「湯西川」をあとにしました。
3.秘境2(男鹿高原駅)
3-1)男鹿高原駅までの道のり
先に進むと、快適に走れる新道と、絶対に前から大型車両が来ないようにと祈りながら走る旧道が、交互に現れました。塩原温泉方面からの国道400号と合流してからは交通量も多くなり、道路は国道らしい出で立ちに変わり走りやすくなりました。
3-2)ものものしい警告看板
その国道からカーナビ画面で注意していないと見過ごしてしまいそうな細い道を入ると、いよいよ次なる目的地の「男鹿高原駅」です。
まず細い道の入口にものものしい看板が立っていました。さすがにジビエを食べるために野生の動物たちを捕獲することはありませんが、大型車両が出入りするようで、この細い道では到底すれ違いは不可能です。先ほどの国道どころの話ではありません。
道が細くあまり整備されていないのもあって、駅までの700mの距離がけっこう長く感じられました。
3-3)空気がだんだん冷たくなる
途中には、緊急用のヘリポート(ただの広場です)と野岩鉄道の変電所ありました。この「男鹿高原駅」はテレビ東京の「鉄オタ道子、2万km」で紹介された秘境駅です。TVで紹介されただけあって、今度は本当の秘境でした。捕獲どころか、野生の動物にいつ捕獲されてもおかしくないような空気が漂っていました。
3-4)Uターンができない
そして問題は車をどうやってUターンさせるかです。駅の先は大きな水たまりになっており、Google Map の航空写真によると、どうやらその水たまりがUターン場所になっているようでした。そうなるともし大型車両が後方から接近してきたらどうなるのかと、考えるだけで身の毛がよだちそうになりました。
3-5)そそくさと退散
こんな状況なので、とてもゆっくりと秘境駅を楽しむなんてことはできず、そそくさと写真を撮って(車が見えなくなるので、ホームまで降りる勇気はありませんでした)、先ほど来た道を変電所の所まで100mほど蛇行しながら必死にバックして、なんとかUターンすることができました。ちなみに翌日は首が痛かったです。
3-6)これこそ本物の冷恐(ひきょう)
「男鹿高原駅」は本当の秘境でした。野生の動物や大型車両への恐怖が私の体を冷やしてくれるので、これこそが冷恐(ひきょう)だと思いました。暑い夏でよかったです。
情けない話ですが、国道に戻った時に本当に安堵の気持ちになり、身体から力が抜けそうになりました。そしてこんなときこそ慎重に運転し、その日に宿泊する塩原温泉に向かいました。
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