【ロピア】の超格安イタリア赤ワイン「サンジョベーゼ ルビコン」の味に驚きました。
Contents
１．はじめに
今まで３回に渡り格安スーパー【ロピア】で、300円～400円ほどで購入した超格安チリワイン、超格安スペインをご紹介し、そのコスパが最高だったというお話をしました。
今回は同じく【ロピア】で、超格安ワインではあまり見かけないのイタリアワインの「サンジョベーゼ ルビコン」を見つけたので、ご紹介したいと思います。「サンジョベーゼ ルビコン」の値段は、400円ほどで、いままでご紹介したワインの中では一番高額でした、といってもプラス30円ほどです
「サンジョベーゼ ルビコン」は赤ワインですが、イタリアの赤ワインといえば「キャンティ」が有名です。以前「キャンティ」の甘口をほぼ強制的（？）に呑まされたことがあり（甘口はあまり好きではありませんが、成り行き上呑まざるおえませんでした。。。）、あまりイタリアの赤ワインの印象はよくありませんでした。
この「サンジョベーゼ ルビコン」が、私のイタリアの赤ワインに対する印象を変えてくれることを期待しています。
２．「サンジョベーゼ ルビコン」とは
「サンジョベーゼ ルビコン」を呑む前に、いつものようにボトルのラベル情報などから、少しその正体を調べてみました。
２-１）ワイナリーは【カンティーネ・スガルツィ・ルイージ】
【カンティーネ・スガルツィ・ルイージ（CANTINE SGARZI LUIGI）】は、1933年にイタリア北部の美しい街、ボローニャの郊外にあるカステル・サン・ピエトロ・テルメという小さな村から始まりました。創業者はルイージ・スガルツィ氏で、それから４世代に渡りワイン造りが受け継がれ今日に至っています。
２-２）ブドウの品種は＜サンジョベーゼ＞
「サンジョベーゼ ルビコン」は、ルビコン渓谷で栽培された＜サンジョベーゼ＞というブドウの品種から造られています。＜サンジョベーゼ＞は、イタリアを代表する赤ワインの原料となるブドウの品種で、直訳すると「ジュピター（ローマ神話の主神）の血」となり、古代から存在したブドウのようです。
＜サンジョベーゼ＞で造られた赤ワインは、強い酸味とやや強めの渋みが特徴的で、イチゴやサクランボやプラムなどのフレッシュな果実香に、スミレのフローラル香やスパイス香も感じられるようです。
「サンジョベーゼ ルビコン」の裏ラベルにも、❝辛口でわずかな渋みと心地良いほろ苦い後味があり、優しいスミレの香りがします。❞と書いてありました。これだけ読むと、私の好みに合う味のようなので、期待が膨らみました。
３．「サンジョベーゼ ルビコン」を味わう
３-１）辛くて渋い赤ワイン
赤ワインなので室温でということで、まずは冷やさず呑んでみました。ボトルの裏ラベルに書いてあったスミレの香りかどうかは別として、ほんのりと少し重めの香りがしました。そしていざ呑んでみると、思っていた以上に辛口で、ほどよく渋みも感じる、私好みのしっかりとした味でした。
もちろん格安ワインにありがちな、安っぽい甘さとは無縁で、毎回のコメントになってしまいますが、とても400円ほどのワインのクオリティではありませんでした。期待通り「サンジョベーゼ ルビコン」は、私のイタリアの赤ワインに対するネガな印象を払拭してくれました。
前回ご紹介した超格安スペイン赤ワイン「ロペス メルシェ テンプラニーリョ」は、肉料理の味をよく引き立ててくれる、褒め上手な人のような赤ワインでしたが、今回の「サンジョベーゼ ルビコン」は、なかなかしっかりとした味をしているので、同じ肉料理でも、味が濃いめのシチュー系の肉料理に合いそうな気がしました。
３-２）ハッシュドポーク（？）と共に
シチュー系の肉料理と合うと感じた以上は、「ロペス メルシェ テンプラニーリョ」のときと同様に即刻試したくなりました。少し前に、大量の牛肉が賞味期限を迎えようとしていたときに造った、ハッシュドビーフの素が半分残っていたので、こちらを使うことにしました。
とはいえ高価な牛肉が、我が家にいつもストックしてあるはずもなく、我が家のエース食材である豚バラ肉を使ってハッシュドポークなるものを造ることにしました。
ハッシュド〇〇〇は２回目なので、そこそこ手際よく、かつ少し濃いめに造り込み、無事完成しました。そして「サンジョベーゼ ルビコン」と共に食してみました。
すると自分が天才かと勘違いするほど両者の愛称はよく、「サンジョベーゼ ルビコン」は濃いめのハッシュドポークの味に負けることなく、交互に自分の持ち味で私を楽しませてくれました。まるで昔ヒットしたとんねるずの「雨の西麻布」を、濃いキャラの男２人で、楽しくデュエットしているようでした。
４．おわりに
以上が、【ロピア】で見つけた超格安イタリア赤ワイン「サンジョベーゼ ルビコン」のご紹介になります。「アミーゴス」「ロペス メルシェ テンプラニーリョ」に続き、またまたコスパ最高のワインを見つけてしまいました。
先日【ロピア】に行ったときに、結構時間をかけて300円～400円程度の超格安ワインを物色してみましたが、【ロピア】のオリジナルはこの３つのシリーズで打ち止めのようでした。「アミーゴス」シリーズは完全制覇したので、残るシリーズの白ワインを試すと共に、新たなシリーズの登場を待ち望みたいと思います。
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