名古屋のえびせんべいの老舗【桂新堂】の ”炙り焼き総選挙2025″ に投票しました。

1.はじめに

 以前、名古屋のえびせんべいの2大巨頭【桂新堂】と【坂角総本舗】をご紹介させていただきました。

桂新堂】と【坂角総本舗】のご紹介ブログ
【桂新堂】と【坂角総本舗】のご紹介ブログ

 両店の代表銘柄である、【桂新堂】の「赤えび炙り焼き」、【坂角総本舗】の「ゆかり」は、価格はほぼ同じで、味も甲乙つけがたく、伝統の技で焼き上げられた逸品でした。

 先日たまたま【桂新堂】の店先に、"炙り焼き総選挙2025″ というチラシがおいてあったので周りをみてみると、「9種類の炙り焼き詰合せ」という総選挙期間限定品が陳列されていました。

"炙り焼き総選挙2025" のチラシ
“炙り焼き総選挙2025" のチラシ

 その中身は、赤えび、甘えび、えびアーモンド、ぼたんえび、芝えびの定番の炙り焼きに加え、静岡限定の桜エビ、一部の店舗限定のEBISENシリーズのパクチー、ごま坦々、激辛カレーといっためずらしい炙り焼きの計9種類が入っており、その中から一番推しを投票するようでした。

 投票期間は2025年の10月1日から11月9日で、終了まであまり時間がありませんでしたが、いままで食べたことのない炙り焼きも入っていたので、この「9種類の炙り焼き詰合せ」を購入して、頑張って短期間でその9種類の炙り焼きを食べくらべてみることにしました。

「9種類の炙り焼き詰め合わせ」のパッケージ(左)と 中身(右:3種類が重なっています)
「9種類の炙り焼き詰め合わせ」のパッケージ(左)と 中身(右:3種類が重なっています)

 ということで今回は、【桂新堂】の9種類の炙り焼きの食べくらべと、"炙り焼き総選挙2025″ の投票結果をご紹介したいと思います。

 なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【桂新堂】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。

2.9種類の食べくらべ

 "炙り焼き総選挙2025″ の投票は清き一票のみですが、せっかくなので私の独断と偏見で、9種類の炙り焼きの順位をつけてみました。どれも老舗の技で香ばしく焼き上げてあり、とてもおいしい炙り焼きでしたが、やはり歴史に裏打ちされた王道が強かったようです。

 栄えある第1位は、迷うことなく「赤えび炙り焼き」で、海老好きの私がつけた順位ということもあり、上位はえびが独占しました。EBISENシリーズもなかなか本格的な味に仕上げられていましたが、えびせんべいらしさという点で順位は上がりませんでした。

 もちろん投票は、「赤えび炙り焼き」に清き一票を入れました。

9種類の炙り焼き一覧
9種類の炙り焼き一覧

 以下9種類の炙り焼きの順位と、食べた感想になります。

第1位:「赤えび炙り焼き」

 開封した瞬間にとても香ばしい海老の香りが広がり、サクッとした歯ごたえとともに、まるで海老そのものを食べているような芳醇な味わいが楽しめる、まさに ”THE” えびせんべい。3秒で虜になるのも分かります。

「赤えびの炙り焼き」
「赤えびの炙り焼き」

第2位:「ぼたんえび炙り焼き」

 海老の香りはそれほど強くありませんが、口の中にぼたんえびならではの濃厚な旨味が広がり、とても贅沢な味を提供してくれました。さすが北海道産のぼたんえびを使っているだけのことはあります。海老好きにはたまらない逸品です。

「ぼたんえび炙り焼き」
「ぼたんえび炙り焼き」

第3位:「芝えび炙り焼き」

 海老の香りはそれほど強くありませんが、サクサク食べ進めていくと、海老の旨みがじんわりと口の中に広がってくる、海老好きの味覚をくすぐるなかなか通の味でした。さすが詰め合わせでしか買えない、知る人ぞ知る隠れた逸品でした。

「芝えび炙り焼き」
「芝えび炙り焼き」

第4位:「甘えび炙り焼き」

 すこしやさしい甘い香りで、サクッとした歯ごたえとともに、やはり甘えびらしいやさしい甘さが口の中に広がり、そしてしずかにほどけていきました。女性の支持が高いのもうなずけます。

「甘えびの炙り焼き」
「甘えびの炙り焼き」

第5位:「えびアーモンド」

 思っていたよりも香りも味もアーモンドは控えめで、あくまでえびせんべいの優秀なパートナーとなっていました。ときおりアーモンドの食感が顔を出す、洋酒が似合いそうな一味違うえびせんべいでした。

「えびアーモンド」
「えびアーモンド」

第6位:「EBISEN ごま坦々」

 ごま坦々の香りがほんのりと漂い、口の中に入れるとごま坦々の味がしっかりと感じられ、ピリ辛さもそこそこ舌に残りました。えびせんべいらしさは少し薄れますが、なかなか丁寧に仕上げられたごま坦々せんべいでした。

「EBISEN ごま坦々」
「EBISEN ごま坦々」

第7位:「EBISEN 激辛カレー」

 濃厚なカレーの香りがけっこう漂い、口の中に入れるとやはり濃厚なカレーの味で、なかなかの辛さが舌をピリリとさせてくれました。

「ペヤング 獄激辛やきそば 辛さ50%オフ」のご紹介記事
「ペヤング 獄激辛やきそば 辛さ50%オフ」のご紹介記事

 えびせんべいらしさは少し薄れますが、ただ辛いだけでなくカレーの旨味も感じられる本格的なピリ辛せんべいでした。

 変な比較になりますが、ペヤングの激辛シリーズと比べると、十分おいしく食べられる辛さでした。

「EBISEN 激辛カレー」
「EBISEN 激辛カレー」

第8位:「桜えび煎餅」

 開封すると、いかにも桜えびらしい磯の香りが漂いました。味もまさしく桜えびのせんべいでした。静岡限定ということで、静岡のお土産にはぴったりの一品です。

「桜えび煎餅」
「桜えび煎餅」

第9位:「EBISEN パクチー」

 パクチーの香りはほとんどなく、最初の一噛みで少しだけパクチーが顔を出しますが、すぐにえびせんべいの旨味が口の中に広がり、最後にまたパクチーが少しだけ顔を出してきました。

 見た目はいかにもパクチーが迫ってきそうな期待をしてしまいますが、思っていた以上にパクチーは控えめで基本はえびせんべいの味でした。

「EBISEN パクチー」
「EBISEN パクチー」

3.おわりに

 以上が、【桂新堂】の9種類の炙り焼きの食べくらべと、"炙り焼き総選挙2025″ の投票結果のご紹介となります。

 投票結果は、【桂新堂】のホームページで公開されている “炙り焼き総選挙2025" の途中経過と少し異なるようですが、やはり王道の「赤えび炙り焼き」が第1位になりました。

 もちろんそれ以外の品々も、厳選されたえびの旨味を凝縮した逸品や、えびせんべいらしさを抑えつつ本格的な味を求めたチャレンジングな品々など、さすが名古屋のえびせんべいの老舗【桂新堂】の味でした。

 ただちょっと残念なのは、今回購入した「9種類の炙り焼き詰合せ」は総選挙期間限定品で、高価な詰め合わせや、特定の店舗でないと買えないような商品が多く含まれており、これからはそれらは容易に味わうことができません。

 【桂新堂】さん、ぜひ「9種類の炙り焼き詰合せ」の通常販売を要望します。大ヒット間違いなしです。

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