三國シェフのオーベルジュ【フラテッロ・ディ・ミクニ】にお伺いしました(ヴィラ編)。[25年夏北海道の旅:その3]

1.はじめに

 今年の夏休みは、久しぶりにカミさんとふたりで北海道にいってきました。2泊3日の短い日程でしたが、美瑛でのケンとメリーの木との再会や、旭川の名店での絶品グルメ、大雪山の麓にある三國シェフのレストラン&ヴィラなど、多くの思い出をつくることができました。

(その1)【天売】のご紹介ブログ
(その1)
【天売】のご紹介ブログ
(その2)【旭川らぅめん青葉】のご紹介ブログ
(その2)
【旭川らぅめん青葉】のご紹介ブログ

 その中から今までに、(その1)では旭川の地元の方々に愛され続ける居酒屋【天売】、(その2)では1947年創業の旭川ラーメンの老舗【旭川らぅめん青葉】の本店をご紹介させていただきました。

 そして今回(その3)では、三國シェフのオーベルジュ【フラテッロ・ディ・ミクニ】のヴィラを中心にご紹介したいと思います。

 私たちが泊ったのは一番リーズナブルな部屋でしたが、豊かな自然と旭川家具のぬくもりを感じながら、とても快適に過ごすことができました。

 なお本ブログは、私の旅の記憶と、【フラテッロ・ディ・ミクニ】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。

2.【フラテッロ・ディ・ミクニ】とは

 【フラテッロ・ディ・ミクニ】は、北海道上川町の大雪高原旭ヶ丘にある、フレンチの巨匠、三國 清三氏がプロデュースした、丘の上に佇むレストランと、森の中に隣接する4棟のヴィラからなるオーベルジュです。

【フラテッロ・ディ・ミクニ】の入口(左)と 大雪高原旭ヶ丘の絶景(右)
【フラテッロ・ディ・ミクニ】の入口(左)と 大雪高原旭ヶ丘の絶景(右)
丘の上に佇むレストラン(左)と 森の中に隣接する4棟のヴィラ(右)
丘の上に佇むレストラン(左)と 森の中に隣接する4棟のヴィラ(右)

 開業は2013年で、その翌年にまずはランチをいただきにお伺いしました。そしてその絶品の料理と、窓の外に広がる大雪山系の中で最も美しい眺望といわれている大雪高原旭ヶ丘の絶景の、とりこになってしまいました。

 そのときにレストランだけではなくヴィラがあることを知り、お値段も 一泊+フルコースディナー+朝食 で私たちでも手の届くレベルと分かったので、それからは何回かヴィラを利用させていただきました。

 今回は、新型コロナなどの影響もあり7年ぶりとなりましたが、以前と変わらぬ絶品の料理と絶景は、私たちを決して裏切ることはありませんでした。

3.ヴィラのご紹介

3‐1)4棟のヴィラ

 4棟あるヴィラは、1棟3室の一番リーズナブルな “ヴィラ・フィオーレ" が1棟、最大5名まで泊まることができる独立棟の “ヴィラ・フォレスタ" が2棟、一番お値段の張る2名専用のスィート仕様の “ラ・ヴィラ" が1棟となっています。

手前から2棟が "ヴィラ・フォレスタ"、一番奥が "ヴィラ・フィオーレ"("ラ・ヴィラ" はさらに手前にあり、ひとつ上の写真(右)の一番手前です)
手前から2棟が “ヴィラ・フォレスタ"、一番奥が “ヴィラ・フィオーレ"
("ラ・ヴィラ" はさらに手前にあり、ひとつ上の写真(右)の一番手前です)

 "ラ・ヴィラ" はスィート仕様なのでそれなりのお値段ですが、"ヴィラ・フォレスタ" は4~5名で泊れば、それほど高くはないので、ファミリーにお勧めのヴィラです。

 ちなみにスィート仕様の “ラ・ヴィラ" は、俳優の渡辺謙さんが滞在されたこともあるようです。

3‐2)ヴィラ・フィオーレに泊る

3‐2‐1)ヴィラ・フィオーレ-2(Ezokisumire)

 私たちは、前述の通り一番リーズナブルな “ヴィラ・フィオーレ" の “ヴィラ・フィオーレ-2(Ezokisumire)" という部屋に泊りました。

"ヴィラ・フィオーレ" の外観
“ヴィラ・フィオーレ" の外観

 当日は3室とも埋まっていましたが、滞在中他の部屋の方々と顔を合わせことはありませんでした。また、真ん中の部屋でしたが、両隣の音はまったく聞こえませんでした。

"ヴィラ・フィオーレ" の3つの部屋
“ヴィラ・フィオーレ" の3つの部屋

 部屋はビジネスホテルより少し広い程度ですが、開放的な大きな窓と、その手前に設けられたソファースペース、旭川家具の木のぬくもりなどで、まったく狭いと感じることはありませんでした。

 "ヴィラ・フィオーレ-2(Ezokisumire)" の室内
“ヴィラ・フィオーレ-2(Ezokisumire)" の室内

 バスルームは、ビジネスホテルとくらべるとかなり広く、シティホテルのスタンダードルーム並みでした。アメニティも必要なものはすべてそろっており、タオルには “MIKUNI" の刺繍がはいっていました。

 シャンプー類は、【フラテッロ・ディ・ミクニ】のある上川町の隣り町で、オホーツク海にほど近い遠軽町で生まれた【株式会社マイスター】の製品で、北海道産の高品質な蜂蜜からつくられているようでした。

 いろいろなところに、地元へのこだわりを感じることができます。

バスルーム(左)と 蜂蜜からつくられたシャンプー類(右上)と タオルの刺繍(右下)
バスルーム(左)と 蜂蜜からつくられたシャンプー類(右上)と タオルの刺繍(右下)
大きな窓からの景色と窓際のソファー
大きな窓からの景色と窓際のソファー

 部屋の大きな窓の外には、よく手入れされた庭と、その向こうには大雪高原旭ヶ丘が広がっているので、窓際のソファーに横たわって、ゆったりと贅沢な時間を過ごすことができます。

3‐2‐2)共用サロンテラス

 "ヴィラ・フィオーレ" には、共用のサロンテラスが設けられています。

 そこには製氷機やアイスペール、グラス類がおいてあり、自由に使うことができます。以前は焼酎とウイスキーのボトル(そこそこいい銘柄)がおいてあり呑み放題だったのですが、あるときからなくなってしまいました。

 衛生上の問題か、不適切な方がおみえになったのかもしれません。

共用のサロンテラス(ビールは持参しました)
共用のサロンテラス(ビールは持参しました)

 サロンテラスから外に出ると、なかなか趣のあるデッキが設けられています。

 以前はここに座って、雄大な大雪山系をながめながら、まったりとサッポロクラシックを呑んで、至福の時間を過ごしましたが、今回はやぶ蚊が大量発生していたので、仕方なくサロンテラスの中のカウンターで呑みました。

 でもかわいい野うさぎに出会うことができました。

サロンテラスの外側のデッキ(右)と そこに設けられたテーブル(右上)と 野うさぎ(右下)
サロンテラスの外側のデッキ(右)と そこに設けられたテーブル(右上)と 野うさぎ(右下)

4.大雪森のガーデン

 ヴィラに宿泊すると、ヴィラに隣接する「大雪森のガーデン」のチケットがいただけます。このガーデンは旭川にある「上野ファーム」の上野砂由紀さんが監修されており、富良野や美瑛にある大量のお花が整然と並べられた雄大なファームとは違い、英国式の趣ある落ち着いたガーデンに仕上げられています。

「大雪森のガーデン」のエントランス(左)と ガーデンの景色(右)
「大雪森のガーデン」のエントランス(左)と ガーデンの景色(右)

 このガーデンには何度か訪れたことがありますが、今回は暑さのせいか少しお花は少なめな気がしました。でも久しぶりにアゲハ蝶(多分)に出会うことができました。

「大雪森のガーデン」のお花たち+アゲハ蝶
「大雪森のガーデン」のお花たち+アゲハ蝶

5.おわりに

 以上が、三國シェフのオーベルジュ【フラテッロ・ディ・ミクニ】のヴィラのご紹介となります。

 次回から(その4)(その5)と2回に渡り、【フラテッロ・ディ・ミクニ】のレストランをご紹介したいと思います。

 夕暮れどきから始まる本格イタリアンのフルコースディナー、朝日に照らされた大雪山系をながめなら優雅にいただく朝食など、三國シェフの味をぞんぶんに堪能することができました。

【フラテッロ・ディ・ミクニ】公式ホームページ入口
【フラテッロ・ディ・ミクニ】公式ホームページ入口

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