【新宿中村屋】レトルト食品シリーズ:その1(2つのチキンカリー)
Contents
1.はじめに
先日、【新宿中村屋:以下中村屋】の3つの「バターチキンカリー」の商品比較や、実際に食べ比べた感想などをご紹介しました。
その際に、本家の「インドカリー バターチキンカリー:以下バターチキン」をなかなか近所のスーパーでは見つけ出すことができなかったので、送料はかかるものの最後の切り札である【中村屋】のオンラインショップで購入することにしました。
するとありがたいことに期間限定で、本家の「バターチキン」もしっかりと入った「中村屋レトルト食べ比べセット12種12個入」という、送料無料のお得なセットがあったので購入しました。
ということで、せっかく【中村屋】のレトルト食品を大量購入したので、今回から数回に渡り、そのセットの中に入っていたレトルトのカレーやシチューなどをご紹介していきたいと思います。

今回(その1)では、セットの中に入っていた「バターチキン」以外の2つのチキンカリー「インドカリー スパイシーチキン」と「民族レストラン インドカリーチキン」、そして少しだけ【中村屋】の歴史についてご紹介したいと思います。
なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【中村屋】のホームページなどを参考に書いていることを、ご承知おきください。
2.【中村屋】の歴史
2‐1)最初はパン屋から
【中村屋】は、明治34年(1901年)に相馬愛蔵・黒光夫妻が、東京の本郷の東大正門前にあった【中村屋】という、カレー屋ではなくパン屋を買い上げて創業しました。
相馬夫妻は商品開発に積極的で、初めて食べたシュークリームがとてもおいしかったので、明治37(1904年)にパンにクリームを入れて発売しました。これがクリームパンの始まりです。
明治40年(1907年)に、売上の拡大を図るために新宿に支店を出しますが、そこでの売り上げが好調だったので、明治42年(1909年)に本店を新宿の現在の場所に移転しました。
その後、和菓子、洋菓子、ロシアパンなども発売して業績を伸ばし、大正12年(1923年)には株式会社に改組し、続々と三越などの大型百貨店が進出する中でも、新たな看板商品である純印度式カリー、月餅、中華まんなどを発売することでその逆風を乗り切り、令和3年(2021年)には、創業120周年を迎えられました。
2‐2)恋と革命のインドカリーの日
【中村屋】では、毎年6月12日を “恋と革命のインドカリーの日" という記念日とされています。これは昭和2年(1927年)の6月12日に【中村屋】が、日本で初めて本場インドの純印度式カリーを発売したことを記念して制定されています。
"恋と革命のインドカリーの日" とは、【中村屋】の純印度式カリーの生みの親であるインド出身のラス・ビハリ・ボース(以下ボーズ氏)が、インドの独立運動に身を投じていたことと、日本に亡命後にボーズ氏と結ばれ、若くして亡くなった相馬夫妻の愛娘の俊子さんのことを弔って、命名されているようです。
3.2つのチキンカリーのご紹介
3‐1)2つのシリーズ
今回ご紹介する「インドカリー スパイシーチキン:以下スパイシーチキン」と「民族レストラン インドカリーチキン:以下民族カリーチキン」の属するシリーズの特徴は以下となります。
■「インドカリー」シリーズ
”伝統のカリーの味をご家庭で” というコンセプトのもとで、伝統の調理技術で仕上げられた、香り高いオリジナルスパイスと圧倒的な具材感を堪能できる本格的なレトルトカレー
■「民族レストラン」シリーズ
先人達の絶え間ない情熱と努力から生みだされた銘店の味と品質を再現したレトルトカレー
3‐2)2つのチキンカリーのパッケージ
下表に、「スパイシーチキン」と「民族カリーチキン」、参考までに先日ご紹介した「バターチキン」のパッケージとレトルトパックを示します。
「スパイシーチキン」と「バターチキン」は同じ「インドカリー」シリーズなので、パッケージのデザインレイアウトは同じですが、「民族カリーチキン」は一目で違うシリーズであることがわかるデザインになっています。
レトルトパックは、「スパイシーチキン」は「バターチキン」と同じく、そのまま電子レンジで温めることができる最新型で、「民族カリーチキン」は昔ながらのレトルトパックでした。

3‐3)2つのチキンカリーの商品仕様
下表に、「スパイシーチキン」と「民族カリーチキン」、参考までに先日ご紹介した「バターチキン」の商品仕様を示します。
「民族カリーチキン」は辛味順位表の記載はありませんでしたが、商品紹介から察すると、どちらもスパイスがよく効いた、ほどよい辛さのチキンカリーのようです。

3‐4)2つのチキンカリーの味
下表に、「スパイシーチキン」と「民族カリーチキン」、参考までに先日ご紹介した「バターチキン」の出来上がりの画像を示します。
「バターチキン」は夕日のような鮮やかなオレンジ色でしたが、「スパイシーチキン」と「民族カリーチキン」は、どちらもまさに純印度式カリーといった少し濃い目のカレー色(?)でした。

下表に、「スパイシーチキン」と「民族カリーチキン」、参考までに先日ご紹介した「バターチキン」を食べた評価と感想を示します。
いつものように私の独断と偏見で点数をつけてみると両者は僅差でしたが、コクとスパイスの絶妙なバランスが織り成す奥深い味が、老舗ならではの伝統の味を感じさせてくれたので、「民族カリーチキン」のほうが少しだけ点数が高くなりました。
もしピリッと効いたスパイスの味が好みの方であれば、評価は逆になったかもしれません。
ただ「バターチキン」のようにお皿を舐めたくなるほどではなかったので、両者ともルーの味は満点にはなりませんでした。



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4.おわりに
以上が、【中村屋】の「スパイシーチキン」と「民族カリーチキン」のご紹介になります。
さすが純印度式カリーの老舗【中村屋】が仕込んだカレーということで、両者ともただ辛いだけではなく、スパイスの調合が絶妙で、伝統の技を感じることができました。
皆さんも、ぜひ味わってみてください。
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