【新宿中村屋】の3種類の「バターチキンカリー」にどんな違いがあるのか食べ比べてみました。
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1.はじめに
先日まったりとTVをみていたら、「サタデープラス」という番組の ”ひたすら試してランキング” というコーナーで、レトルトのチキンカレーのランク付けをやっていました。その結果、【新宿中村屋:以下中村屋】の「インドカリー バターチキン」が第一位となり、出演者の皆さんが絶賛していました。
ここのところカレーづいており、先日も【業務スーパー】の「スパイシーキーマカレー」や、我が故郷岐阜の「飛騨牛ビーフカレー」をご紹介したばかりですが、その勢いで今回は、この【中村屋】の「バターチキンカリー」をご紹介したいと思います。
【中村屋】の「インドカリー バターチキン」を探し求めているうちに、なんと【中村屋】には3種類の「バターチキンカリー」があることが分かったので、本ブログではその3種類の比較や、実際に食べ比べた結果などのご紹介をしていきたいと思います。
なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【中村屋】のホームページなどを参考に書いていることを、ご承知おきください。
2.3種類の「バターチキンカリー」
まずは一番安く買えそうな格安スーパー【ロピア】に、【中村屋】の「インドカリー バターチキン」を買いに行きました。
カレー売り場には【中村屋】のカレーが数種類並んでいました。ただ、前述の番組の中で第四位になった「インドカリー スパイシーチキン」はありましたが、残念ながらお目当ての「インドカリー バターチキン」はありませんでした。

仕方なく近所の某鉄道系スーパーにも行ってみましたが、結果は同じでした。ひょっとして取り扱っているお店が限定されているのではないかと思いネットで調べてみると、近所の大手スーパー「ライフ」にはおいてあることが分かりました。
早速「ライフ」に行ってみると、なんとずらりと【中村屋】のカレーが並んでおり、その中に「バターチキンカリー」をみつけることができました。おもわず “ヤッター" という気持ちになりましたが、そのよろこびもつかの間、そのパッケージをよくみると、何か違和感を感じてしまいました。
なんとそこには、「デリシャスセレクション バターチキンカリー:以下デリシャスセレクション」と記されていました。

ここまできたら後には引けないと、ネットでは【成城石井】にもおいてあると書いてあったので、隣の駅にある【成城石井】に行ってみました。するとこちらにも大量の【中村屋】のカレーが並んでおり、「バターチキンカリー」もその中にありました。
ただよく見てみると、こちらは【成城石井】が【中村屋】の協力の元で開発した「成城石井 バターチキンカリー:以下成城石井」という商品となっていました。

こうなると、送料はかかるものの最後の切り札である【中村屋】のオンラインショップで、探してみることにしました。
さすが本家、そこには番組で紹介された「インドカリー バターチキン:以下インドカリー」が、当然のごとくラインナップされていました。
そしてありがたいことに期間限定で、この「インドカリー」も入った「中村屋レトルト食べ比べセット12種12個入」という送料無料のお得なセットがあったので、こちらを購入することにしました。
以上お話ししたように、【中村屋】の「バターチキンカリー」を探し求めているうちに、なんと「インドカリー」、「デリシャスセレクション」、「成城石井」の3種類の「バターチキンカリー」があることが分かってしまいました。
さすが純印度式カリーの老舗【中村屋】です。3種類も「バターチキンカリー」があるとは存じませんでした。以前はさらに、大ぶりで骨付きのタンドリーチキンが丸ごと入った「タンドリーバターチキン」という商品もあったようです。恐るべし【中村屋】です。
なお最後に窮地を救ってくれた「中村屋レトルト食べ比べセット12種12個入」については、別のブログでご紹介する予定です。
3.3種類の「バターチキンカリー」の比較と食べ比べ
3‐1)見た目の違い
下表に、3種類の「バターチキンカリー」のパッケージとレトルトパックの比較を示します。
パッケージの大きさは3種類とも同じで、「バターチキンカリー」ということでその色調は似ていますが、デザインはまったく異なり、特に「成城石井」は “新宿中村屋" の上に堂々と “成城石井" の名が記されていました。
レトルトパックは「インドカリー」が、そのまま電子レンジで温めることができる最新型に対し、「デリシャスセレクション」と「成城石井」は、昔ながらのレトルトパックでデザインもまったく同じでした。

3‐2)商品仕様の違い
下表に、3種類の「バターチキンカリー」の商品仕様の比較を示します。
名称はもちろん “カレー" で共通ですが、パッケージに記されている商品紹介は、大筋は同じですが微妙に異なる内容となっていました。
カレーの重要な要素となる辛味順位表は、「インドカリー」と「デリシャスセレクション」が5段階中3でいわゆる “中辛"、「成城石井」は5段階中2で “やや甘" となっていました。
内容量は「デリシャスセレクション」が190gで他より20g重く、栄養成分表示も3種類とも少しづつ異なっていました。
どうやら3種類の中身は、同じではないようです。

3‐3)販売元、製造元の違い
下表に、3種類の「バターチキンカリー」の販売元と製造元の比較を示します。
「成城石井」は、前述の通りパッケージの “新宿中村屋" の記載の上に、堂々と “成城石井" の名が記されてるように、販売元は【成城石井】となっており、他は【中村屋】となっていました。
製造元は、「デリシャスセレクション」と「成城石井」は【中村屋】の自社工場となっていましたが、本家の「インドカリー」は【セントラルパック】となっており、製造委託されていました。
ちなみに【セントラルパック】は、長野県松本市にあるレトルト食品の受託生産を行っている会社で、先日ご紹介した「飛騨ビーフカレー」も、こちらが製造元となっていました。どうやらレトルト食品の、プロフェッショナル会社のようです。

3‐4)原材料の違い
下表に、少し細かくなってしまいますが、3種類の「バターチキンカリー」の原材料名を示します。
同じ「バターチキンカリー」ということで、3種類とも共通する原材料(黄色のハッチング部分)も多くありますが、「インドカリー」は鶏肉をヨーグルトとスパイスで漬け込んで調理、「デリシャスセレクション」「成城石井」はタイで製造されたグリルチキンを使用するなど、少しづつ違いがあるようです。
やはり3種類の中身は同じではなく、各々に特徴があるようです。

3‐5)食べ比べの結果
下表に、3種類の「バターチキンカリー」の出来上がりの画像を示します。3種類とも夕日のような鮮やかなオレンジ色ですが、画像では分かりにくいですが、特に「成城石井」はさらに赤みを増していました。さすが高級スーパーは演出もうまいようです。

下表に、食べ比べの結果を示します。どれもおいしいのですが、その味はやはり3者3様ででした。
私の独断と偏見で点数をつけてみると、本家の「インドカリー」が一番点数が高く、いままでに食べたことのないような濃厚でクリーミーな贅沢な味で、最後にお皿をなめたくなるほどでした(実際はなめませんでした)。「サタデープラス」の出演者の皆さんが絶賛するのもよく分かります。
ただそれぞれに個性があるので、好みによって点数は変わってくるのではないかと思いました。3種類とも価格は店頭実勢価格で税込み300円前後(2024年3月現在)とそれほど高価ではないので、食べ比べて自分の好みの「バターチキンカリー」を選んでみるのもいいかもしません。

3‐6)まだまだ入手困難
本家の「インドカリー」は、著名なオンラインショップで調べてみると、送料を含めてけっこうな価格になっています。その中でもリーズナブルに買えそうな商品を掲載しておきますので、参考にしてみてください。
ちなみに最後に窮地を救ってくれた「中村屋レトルト食べ比べセット12種12個入」は、残念ながら2025年2月末に販売は終了していました。
また「デリシャス セレクション」や「成城石井」は、オンラインショップでは掲載に値する商品がみつからなかったので、こちらはお近くの【ライフ】や【成城石井】で、お買い求めいただけたらと思います。
新宿中村屋 インドカリー バターチキン レンジ調理可 170g ×5個

4.おわりに
以上が、【中村屋】の3種類の「バターチキンカリー」の比較と食べ比べた結果のご紹介となります。
さすが純印度式カリーの老舗【中村屋】が仕込んだカレーということで、どの「バターチキンカリー」もとてもおいしいく、おのおの個性があり、「バターチキンカリー」の奥深さも学ぶことができました。
皆さんも、ぜひ味わってみてください。
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