台湾屋台料理の老舗【秀味園(しゅうみえん)】で元祖魯肉飯(ルーローハン)をいただきました。
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1.はじめに
年末のTV番組「堂本兄弟2024」の中で、アルフィーの高見沢俊彦さんが横浜中華街にある【秀味園】の魯肉飯をご紹介されていました。もともとは地元のクレージーケンバンドの横山剣さんに教えてもらったようですが、横浜にくると必ず食べるほどはまっているようでした。
番組の中では、とてもおいしいそうな魯肉飯が映しだされ、価格はなんと600円で、その見た目からは想像できないほど破格であるようでした。それを見て私はとても興味が湧きましたが、ふと見るとカミさんはその映像に釘付けになっていました。
そして翌日、カミさんから【秀味園】のホームページが無言でLINEに送られてきました。となるとエスコートしないとあとが怖い(?)ので、年が明けた平日を狙って【秀味園】にお伺いすることにしました。
ということで今回は、台湾屋台料理の老舗【秀味園】をご紹介したいと思います。なお文中で表記された価格などの情報は、2025年1月現在のものであることを、ご承知おきください。
2.【秀味園】に到着
【秀味園】は、横浜中華街のメインストリートの中華街大通りから一本南側にある、関帝廟通りの山下町公園の近くにあります。創業は昭和38年(1963年)で60年以上続く老舗ですが、お店は10年ほど前に全面改装されたそうです。
平日なので、ビジネスマンたちのランチタイムを避けて13時過ぎにお伺いしましたが、おどろくほどすんなりと入ることができ、お店の中にはほとんどお客さんはおみえになりませんでした。正月休み明けの平日ということで、ラッキーだったのかもしれません。
店内はまだ新しく、ゆったりとしたテーブル席が並んでいました。同店のホームページによるとテーブル席は58名分あり、さらに個室もあるようで、見た目以上の収容人数のようでした。
3.豊富なメニュー
元祖魯肉飯は絶対に注文するということで、それ以外の品々を豊富なメニューの中から選びました。ただあまりにも豊富で少し悩んでしまいましたが、まずは初めてということでメニューの中で “人気No.1" “大人気" “おすすめ" と併記されている品々の中から選ぶことにしました。
お店の方が勧めてくれた “人気No.1" の「自家特製バリバリ鶏」もとても気になったのですが、ちょっと量が多そうだったので今回はあきらめました。
カミさんと満場一致で選んだ “おすすめ" の「台湾風牡蠣チジミ煮」は残念ながら品切れになっていたので、"大人気" の「台湾風切り干し大根と玉子焼き」と、"おすすめ" の水餃子(スイギョウザ)を注文することにしました。
前述の通り魯肉飯はそもそも600円という破格ですが、それに+300円でセットにすることができました。ただ食べきれないといけないので、念のために片方だけセットにしておきました。魯肉飯以外にも900円で食べられるお得なセットが6品あり、どの品もとても魅力的で、この近くのビジネスマンたちは本当に恵まれていると羨ましく思いました。
4.さすが老舗
お店がすいていたこともあり、注文してからすぐに、続々とテーブルの上に絶品たちが並べられていきました。まずは “大人気" の「台湾風切り干し大根と玉子焼き」と、"おすすめ" の水餃子です。
「台湾風切り干し大根と玉子焼き」は、表面はパリっと仕上げられており、中はやや半熟で絶妙に卵と切り干し大根が絡み合っていました。
水餃子は、何も考えずにに食べてみると、まるで飲茶のように勢いよく肉汁が溢れ出しました。中には粗びきのひき肉がぎっしりと詰まっており、たっぶりの肉汁と肉々しい食感が、みごとに調和していました。
続いて本命の魯肉飯です。さすが看板メニューというだけあって大ぶりの角煮が3つ、そのわきにはそぼろと高菜と煮卵が添えられていました。その上からは秘伝のタレ(おそらく)がかけられており、まるで台湾の屋台で食べられるような本格的な本場の魯肉飯の味わうことができました。
味が染みこんだ角煮はもちろんぷるんぷるんの柔らかさで、ご飯と一緒に食べると最高でした。煮卵は写真に撮り損ねましたが、みごとなまでのオレンジ色の固形半熟に仕上げられていました。
最初はお箸で食べていましたが、タレがご飯に染みわたって少し食べにくかったので、途中からスプーンで食べることにしました。スプーンのほうがそぼろや高菜をご飯と混ぜて食べられるので、こちらのほうがお勧めのようです。スプーンは、お店の方に頼むとすぐに持ってきてくれました。
セットでついてきたワンタンスープと杏仁豆腐も、まるで単品で注文したようなボリュームで、片方だけにしておいて正解でした。特にワンタンスープは、しっかりとした味のスープの中に、ぎっしりと肉が詰まったワンタンがたっぷりと入った、とてもおいしいワンタンスープでした。
5.おわりに
以上が、横浜中華街にある台湾屋台料理の老舗【秀味園】のご紹介となります。看板メニューの魯肉飯はもちろんのこと、注文した品々すべてがおいしく、かつ少し素朴な味で、なかなか本格的な本場の台湾屋台料理を味わうことができました。剣さんや高見沢さんがハマるのがよく分かりました。
食べ終わってから分かったのですが、このお店では汁物以外のメニューは、残った料理を含めてテイクアウトが可能なようだったので、もう少し食べたい料理を注文して、残ったら持ち帰ればよかったかなと、少し後悔しました。私もハマりました。また行きます!
6.最近の横浜中華街(おまけ)
前回昨年の夏に横浜中華街の【南粤美食(なんえつびしょく)】にいったときは、暑すぎてあまり気付きませんでしたが、今回あらためて横浜中華街を歩いている方々を観察してみると、平日ということもありますが、私たちのような大人(?)はあまりみかけることなく、若者たちでごった返していました。
とくにメインストリートには “食べ歩き" と “食べ放題1980円" の看板がやたら目立ち、多くの若者たちが肉まんや串刺しのイチゴ飴を食べながら楽しそうに歩いていました。
旧軽井沢銀座も同様に、多くの食べ歩きを楽しむ若者たちで賑わっていると聞いたことがありますが、これも時代の流れなのかなと思いました。そういえば若いころに某所を食べながら歩いていたら、知らないおじさんに注意されたことがあります。お行儀が悪いということだったようです。。。今昔物語でした。
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たまたま巡り合うことができた絶品料理や、年甲斐もなく未だに食べ続けているカップ麺の珍しい品々などを、自称グルメ(大食い)の視点でご紹介しています。
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