旭川ラーメンの老舗【旭川らぅめん青葉】の本店にお伺いしました。[25年夏北海道の旅:その2]
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1.はじめに
今年の夏休みは、久しぶりにカミさんとふたりで北海道にいってきました。2泊3日の短い日程でしたが、美瑛でのケンとメリーの木との再会や、旭川の名店での絶品グルメ、大雪山の麓にある三國シェフのレストラン&ヴィラなど、多くの思い出をつくることができました。
その中から前回(その1)では、旭川の地元の方々に愛され続ける居酒屋【天売】をご紹介しましたが、今回(その2)では、その翌日の朝にお伺いした1947年創業の旭川ラーメンの老舗【旭川らぅめん青葉:以下青葉】の本店をご紹介したいと思います。
いままでに【青葉】のラーメンは、旭川ラーメン村や、自宅からほど近い神奈川県の海老名に出店していたお店にはお伺いしたたことがありますが、本店で3代目店主のつくるラーメンの味は格別でした。
2.朝から行列
旭川には旭川ラーメンの老舗の本店が何店舗かありますが、ほとんどが11時からの営業で、【青葉】のみが9時半からの営業となっていました。せっかく朝早くから営業していただいているので、私たちはホテルの朝食は無しプランを選んで、【青葉】で朝ラーを堪能することにしました。
さすがに朝から行列はないだろうと高を括り、お店には10時ごろお伺いしましたが、お店の前にはすでに2~3組待っていました。
さすが有名店の本店ということで、この程度はしかたがないと思い列に並びました。しばらく並んでいると、お店の方に呼ばれて、お店の隣りの建物からお客さんが出てきてお店の中に入っていきました。
どうやら路上での行列を緩和するために、十数人入れる待合室があったようです。結局トータルで10組程度の待ちでしたが、回転がいいので20分程度でお店に入ることができました。
ちなみにお客さんの半分ぐらいは、アジア諸国からの旅行者の方のようでした。さすが皆さんよく調べられているようです。

3.元祖旭川ラーメン
3‐1)メニュー
メニューはシンプルで、正油、塩、味噌の3種類にチャーシュー、各種トッピングとなっており、抜粋にはなりますが、英語、韓国語、中国語の表記もありました。
学生らぅめんというメニューもありましたが、どうやら高校生以下の子供たちに向けの割引価格になっているようでした。

3‐2)店内の様子と、とてもフレンドリーな店主
店内はこじんまりとしており、カウンター席が20席程度でした。壁一面には、有名店お約束の有名人が来店したときのサインや写真が飾られていました。
ご了解をもらい店内の写真を撮っていると、店主らしき方(店主でした)が私たちに話しかけてこられました。パシャパシャとやたら写真を撮っていたので、注意されるのかなと思いきや、どんどん撮って私もブログに載せてくださいと頼まれてしまいました。
前述の通り店主は3代目で、地元の活性化などにも積極的に取り組まれているようでした。学生らぅめんがあるのがよく分かりました。
お店の奥に、じっと座っている大御所のような方がおみえになったのですが、3代目曰く、その方は先代の2代目でいつもおみえになっているようでした。

3‐3)正油と味噌を注文
私は迷わず旭川ラーメンの王道、正油らぅめんを注文しましたが、味噌ラーメン好きのカミさんが味噌らぅめんを注文すると、お店の女将さんらしき方から ”えっ” といわれていました。地元の方ならまだしも、いかにも観光客のカミさんが味噌らぅめんを注文したことに驚かれたようでした。

どこへいっても、ブレることなく味噌ラーメンを注文するカミさんもたいしたものです。
ちなみにお店のカウンターには、女性人気No.1の塩らぅめんというポップが貼ってありました。
3‐4)正油と味噌をいただく
注文して待つこと数分で、正油らぅめんと味噌らぅめんをカウンター越しに、満面の笑みを浮かべた店主から直接渡していただきました。

スープは創業当初から引き継がれる伝統の味で、豚骨と鶏ガラのほか、利尻昆布、鰹節、煮干し、各種野菜から、沸騰させず弱火で煮出しているのだそうです。

まず正油らぅめんのお味は、昔ながらのあっさり系の醤油ラーメンに伝統のスープが加わることで、なんとも深みのある味となっており、コシのある細めの縮れ麺とよく絡めて食べると、これこそが元祖旭川ラーメンと、あらためて感じさせられました。
カミさんの味噌らぅめんも、少しだけおすそ分けしてもらいましたが、味噌のほどよいコクと伝統のスープがみごとに調和していおり、こちらも正真正銘の旭川ラーメンでした。
大ぶりのチャーシューもよく煮込まれており、トロットロに仕上げられていました。ただ、薄めにスライスされており1枚では少し物足りないので、チャーシューらぅめんを選ぶのもありだと思いました。
4.おわりに
以上が、旭川ラーメンの老舗【青葉】の本店のご紹介となります。
いままでに食べた【青葉】は、少し醤油の味が濃い目だったと感じていましたが、さすが本店で3代目自らが仕込んでいるだけのことはあり、あっさりとしていながらもとても深みのある、元祖旭川ラーメンの味を楽しむことができました。


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