先日米焼酎「球磨拳」を買いました。そしてこの機に少し焼酎の勉強をしました。
Contents
1.はじめに
普段はハウス焼酎として、芋焼酎「黒伊佐錦」を毎晩飲んでいますが、たまに米焼酎が飲みたくなることがあります。
ただ米焼酎は、芋や麦などの他の焼酎に比べてお店での品揃えが少なく、なかなか巡り合うことが出来ません。そんな中、先日たまたま米焼酎「球磨拳(くまけん)」を、リーズナブルな値段(3桁)で見つけたので、そのご紹介をしたいと思います。
2.焼酎の分類・製法などを勉強する
2-1)「泡盛」=「米焼酎」?
私はあまり勉強が得意ではないので、焼酎をはじめ各種お酒を飲む時は、その分類や製法などはあまり気にせず、とにかくおいしい酒を飲んで酔うことしか考えてきませんでした。
今回見つけた「球磨拳」は初めて手にする銘柄なので、一応ネットで調べてみました。すると米焼酎ランキングなるものが引っ掛かってきて、その中に沖縄の誇る「泡盛」の銘柄が入っていることに気付きました。
「泡盛」=「米焼酎」に違和感を感じたのでもう少し調べてみると、焼酎の製法にはいろいろな種類があり、毎晩酔わせてもらっている焼酎のことを、あまりにも知らなかったことに気付きました。
2-2)焼酎の分類と製法を整理する
奮起して、さらに調べてみると、単式/連続式蒸留器、黒/白/黄麹、一次/二次仕込み、常温/減圧蒸留など、いろいろな言葉と製法が出てきて、頭の中が混乱してしまいました。
もちろん酒蔵ごとで、星の数ほどのノウハウが詰まっていることは承知で、ほんのうわべだけの話になりますが、下表に自分なりに整理してみました。芋焼酎でも米麹から作られており、二次仕込みでサツマイモなどの芋を加えることで芋焼酎になるということを、恥ずかしながら初めて知りました。
先ほど疑問に感じた「泡盛」は、米麹だけで一度に仕込む点が他の焼酎とは異なりますが、他の原料は加えずに米麹のみで作られるという点で、「米焼酎」に分類されるのだと理解しました。
あらためてこうやって整理すると、「黒麹」で「常温蒸留」で「長期熟成」で「無濾過」の焼酎が、概して私の好きな一番くせがあってガツンとくる味であると読み取れます。
ちなみにわが家のハウス焼酎の黒伊佐錦は下記のようになりますが、以前ご紹介した3年間甕で貯蔵した「甕伊佐錦」や、限定で販売されている無濾過の「黒伊佐錦 新酒 無濾過」だと、より私の理想に近づくのかなと思いました。
このお正月に、その理想により近づいた「甕伊佐錦」を飲みました。確かに「黒伊佐錦」よりも風味が豊かで、重厚感のあるふくよかな味わいでした。ただ「黒伊佐錦」のように、食事の友として気軽にガバガバ飲むというよりは、じっくりと腰を据えて物思いにふけりながら飲むのに合っていると思いました。
3.球磨拳
頭の中が少しだけ整理できたので、いよいよ「球磨拳」の話に移ります。この「球磨拳」は米焼酎の聖地と言われる熊本県の球磨地方にある【恒松酒造】で造られたお酒になります。
口にすると、最初は米焼酎らしく、フルーティで少しヒリリとする爽快感(変な表現ですいません)がありますが、そのあと徐々にまろやかで甘みのと深みのある味わいになっていきました。いままでに「獺祭焼酎」「七田」などの米焼酎を飲んだことがありますが、こちらはもう少しヒリリとする爽快感が持続していたような気がします。
どちらががいいというよりは、どちらも独自の味わいを持っており、私の口に合う焼酎であることには間違いありません。
さきほどの焼酎の分類と製法の表に、下記の通り「球磨拳」を当てはめてみました。「黄麹」で「減圧蒸留」ですが、麹の量を約2倍にし、無濾過にすることで、最初は爽快で、あとから深みのある甘さと味わいを出しているのだと、にわか仕込みですが思いました。
4.おわりに
以上が、上っ面だけですが、焼酎の勉強の成果(?)と本格米焼酎「球磨拳」のご紹介になります。今回で焼酎への理解の大枠の雛形ができたので、これから新しい焼酎を手に入れたときは、まずはこの雛形にあてはめながら、更にその歴史や酒蔵のこだわりなどを調べて、よりディープに焼酎と付き合っていきたいと思います。
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