「魔王」の製造元【白玉醸造】が造る麦と芋のブレンド焼酎「元老院」を呑んでみました。

2025年4月25日

1.はじめに

 以前、あのプレミアム焼酎「魔王」と、その製造元の【白玉醸造株式会社:以下白玉醸造】が造る本格芋焼酎「白玉の露」をご紹介しました。

「白玉の露」のご紹介ブログ
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 これらの焼酎は、ピュアな芋焼酎でしたが、【白玉醸造】では、米焼酎と芋焼酎、麦焼酎と芋焼酎をブレンドしたちょっと気になる銘柄なども扱っておられます。

 ただこれらはさすがにレアな焼酎なので、オンラインでしか入手できないと思っていましたが、なんと先日ゴルフ帰りにたまに寄る、お酒のテーマパーク【リカーランドトップ】で、その中の麦焼酎と芋焼酎をブレンドして造った「元老院」をみつけました。

 ということで今回は「元老院」と、おさらいになりますが、その製造元である【白玉醸造】をご紹介したいと思います。

 なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【白玉醸造】のホームページが見つからなかったので、【白玉醸造】のお酒を扱う酒屋さんの情報などを参考にして書いていることを、ご承知おきください。

2.【白玉醸造】のご紹介(おさらい)

 *本項は、「魔王」のブログの中でご紹介済みなので、すでにご覧になっている方はこちらをクリックしてスキップしてください。

2-1)地元に根付いた酒蔵

 【白玉醸造】は明治37年(1904年)に創業し、昨年(2024年)で創業120周年を迎えられました。場所は鹿児島県の大隅半島の錦江町にあり、ちょうど錦江湾(鹿児島湾)の入口あたりとなります。

 焼酎だけではなく、昭和28年(1953年)からは、ポンカン酒、梅酒などのリキュールの製造もおこなっており、地元に根付いた地場企業で、規模拡大をせずに堅実に経営されているようです。

 とはいえ焼酎の売り上げでは、鹿児島県内で第17位、全国では第36位で、堂々のベスト50に入っておられます。(2023年焼酎酒蔵売上ランキング(帝国データバンク))

2-2)取扱銘柄一覧

 【白玉醸造】の取り扱い銘柄といえば、まずは先日ご紹介した「魔王」の名前が上がりますが、それ以外にも米焼酎と芋焼酎、麦焼酎と芋焼酎のブレンド焼酎など、なかなか個性的な銘柄を造っておられます。

 これらの銘柄の定価は、「魔王」も含めて一升瓶(1800ml)で3,000円以内に収まっており、あらためて「魔王」のプレミアム価格に驚かされます。まあこれは「森伊蔵」も「村尾」も同じことなので、今さら驚く話でもないのですが。。。

2-2-1)「天誅(てんちゅう)」米・芋焼酎(白麹)

 「天誅」は、米焼酎をベースに芋焼酎をブレンドして造られている焼酎で、米焼酎がもつ深い味わいと、芋焼酎ならではのまろみが調和した風味の豊かさが特徴となっています。

2-2-2)「元老院(げんろういん)」麦・芋焼酎(白麹)

 「元老院」は、麦焼酎と芋焼酎が絶妙にブレンドられ、樫樽で長期貯蔵された焼酎で、麦焼酎の香ばしく軽やかな旨味と、芋焼酎の甘くふくよかな味わいがバランス良くブレンドされ、さらに樫樽による長期貯蔵熟成で、とてもまろやか仕上げられています。あとで詳しくご紹介します。

2-2-3)「白玉の露(しらたまのつゆ)」芋焼酎(白麹)

 「白玉の露」は、その名の通り【白玉醸造】の代表銘柄で、地元大隅産のさつまいも「黄金千貫」を白麹で仕込んだ焼酎で、やさしい芋の香りにまろやかでキレのよい飲み口になっています。

 「魔王」を含め【白玉醸造】の焼酎は、どれも呑みやすく仕上がっていますが、この「白玉の露」は芋っぽさをしっかりと感じる「ど芋」の味のようです。詳しくは先日のご紹介ブログをご覧になってください。

2-2-4)「魔王(まおう)」芋焼酎(黄麹)

 「魔王」という名は、"天使を誘惑し魔界へ最高の酒を調達する悪魔たちによってもたらされた特別のお酒" という意味で付けられており、熟成酒ならではの吞み飽きることのない穏やかな風味、華やかに香り立ち、豊かな余韻の、まさに名門の逸品として仕上げられています。詳しくは先日のご紹介ブログをご覧になってください。

2-2-5)「さつまの梅酒」

 「さつまの梅酒」は【白玉醸造】が造る梅酒で、厳選された梅をベースに、コクがあり、独自の芳香と爽やかな酸味のバランスが絶妙となっています。この「さつまの梅酒」も「魔王」と同様に、一時プレミアムが付くほどの人気になったこともあるようです。

3.「元老院」を呑む

「元老院」のエレガントなボトル
「元老院」のエレガントなボトル

 「元老院」のボトルは、よくあるオーソドックスな焼酎のボトルとは違いちょっとエレガントなデザインがなされています。「魔王」も含めた【白玉醸造】のほかの焼酎はオーソドックスなボトルということで、この「元老院」には、【白玉醸造】は特別な思い入れがあるのかなと思いました。

 そしてそのエレガントなボトルをいよいよ開栓しました。まず長期貯蔵らしいふくよかな香りが漂ってきました。色は少し琥珀色がかっており、こちらもなかなかエレガントさを醸し出していました。

「黒伊佐錦」のご紹介
「黒伊佐錦」の
ご紹介

 味は、最初は少し甘めのキレのある芋焼酎の味ですが、徐々に麦の香ばしさが顔を出し、確かに芋と麦がみごとにブレンドされていました。

 私が【リカーランドトップ】で購入した価格は、内容量換算すると我が家のハウス焼酎「黒伊佐錦」とほぼ同じ価格帯でしたが、とても手間と時間をかけて仕上げられており、見た目もエレガントということで、もうひとランクもふたランクも上の焼酎に位置付けられてもいいのではないかと思いました。

「元老院」のボトルとグラス
「元老院」のボトルとグラス

4.おわりに

 以上が「魔王」の製造元【白玉酒造】が造る、麦焼酎と芋焼酎が絶妙にブレンドられ、樫樽で長期貯蔵された焼酎「元老院」のご紹介になります。

 「元老院」は、今までにご紹介した華やかなで艶やかな「魔王」、なかなか本格的な芋焼酎「白玉の露」とはまた一味違う、【白玉酒造】の老舗の技をみせていただきました。

 こうなると【白玉酒造】の残る焼酎は、米焼酎をベースに芋焼酎をブレンドして造られている焼酎「天誅」のみとなりました。なんとかして「天誅」を手に入れて【白玉酒造】を完全制覇(梅酒除く)してみたいと思います。

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