22年夏 日光・那須の旅:その4(日光金谷ホテルに泊まりました。明治から続く伝統のホテルは私たちをやさしく迎え入れてくれました。)

2023年12月13日

1.ホテルに到着

1-1)ちょっと分かりにくい入口

 22年夏 日光・那須の旅:その3 でご紹介した奥日光三名爆を巡り、18時過ぎに日光金谷ホテルに到着しました。手前にある鮮やかな朱色に塗られた橋(神橋)に気を取られていて、あやうく国道からホテルに入る道を見落としそうになりました。わりと分かりにくいです。

22年夏 日光・那須の旅:その3

 ホテルの駐車場はほぼ満杯で、EVの充電スポットを除くとラスト1台のスペースになんとか車を収めることができました。

1-2)明治、大正、昭和にタイムスリップ

 まだお盆休みの方も多いので、今日は満室でけっこう人でざわざわしているのかなと思いつつ、回転式のドアをくぐって(回って)中に入ると、そこには明治、大正、昭和初期にタイムスリップした世界が広がっていました。

1-3)あたたかくてやさしい空間

 ロビーには人はそれなりにおみえになりましたが、ホテルのフロントの方、スタッフの方の応対がとてもフレンドリーで、クラシックホテルにありがちなちょっとお高くとまった雰囲気は微塵もなく、あたたかくやさしい空間を感じることができました。

栃木県の旅行クーポンのご紹介
栃木県の旅行
クーポンのご紹介

1-4)サクッとチェックイン

 重厚感のあるフロントで、特に並ぶことなくチェックインを済ませました。栃木県の旅行クーポンは、事前登録の際にプリントアウトしたクーポンと、3回目のワクチン接種証明書のコピーをお見せしサクッと手続きは終わりました。

日光金谷ホテルのエントランス
ホテルエントランス(左)と私たちの泊まった別館(右)
日光金谷ホテルのフロントとロビー
ホテルフロント(左)とロビー(右)

2.お部屋のご紹介

2-1)場所は別館の3階

 部屋は別館の119号室とお聞きしたので1階の部屋なのかなと思いましたが、部屋は3階でした。別館は昭和10年に建てられた歴史的建造物で、エレベータは設置されていないとのことでした。

 いつもながらカミさんは大量の荷物を所持しており、ホテルのスタッフの女性は二人がかりで、私たちの荷物を3階の部屋まで運んでくれました。本当にお疲れ様でした。

 3階でエレベータ無しと聞いたときに最初はギョッとしましたが、階段も含め至るところに歴史が刻み込まれているので、それらを見学がてらといった感じで階段の上り下りはあまり気なりませんでした。

日光金谷ホテルの別館の階段
別館の階段

2-2)奮発してデラックスツインを選ぶ

 普段は倹約家の私ですが、今回はせっかく泊まるのであればとホテルの代表的な部屋であるデラックスツインを選びました。 実は以前箱根の有名な某クラシックホテルに泊まった時にケチって一番安い部屋を選んだら、屋根裏部屋に毛が生えたような部屋だったので、今回はその反省もありました。

日光金谷ホテルのルームキー
ルームナンバー(左)とルームキー(右)

2-3)部屋からの眺望は抜群

 ちょっとコツがいるキーでドアを開けると、そこには歴史が刻まれつつも清楚な空間が広がっていました。そして高層階(?)だけあって部屋からの眺望が抜群で、ホテルの庭園越しに男体山の雄姿を拝むことができました。

日光金谷ホテルのデラックスツイン
デラックスツイン(119号室)の室内
日光金谷ホテルの部屋からの眺望
部屋からの眺望

2-4)広いバスタブと低い洗面台

 バスルームは広い陶器製のバスタブと、昔の人の身長に合わせて作られたと思われる少し低めの洗面台と、ウオッシュレット付きのトイレが、ゆったりめの空間にまとめられていました。

日光金谷ホテルのバスルーム
デラックスツイン(119号室)のバスルーム

2-5)栃木県に感謝です

 部屋にはサービスのホテルラベルの付いたミネラルウォーターが2本おいてありました。

 サービスといえば、フロントで頂いた地域限定クーポン4,000円分はホテルの中でも使えるそうなので、ディナーのときのワイン代の足しに使いました。これに加えさらに宿泊費が二人で10,000円安くなるので、とてもお得だと思いました。

 栃木県の皆さん、本当に有難うございました。

日光金谷ホテルのサービス品
サービスのミネラルウォーターと
地域限定クーポン

3.ホテル内の散策

3-1)時空を越えた調度品たち

 先ほども触れたように、ホテルの中の至るところで明治、大正、昭和初期の時代を感じることができます。

 どの時代のものなのか分かりませんが
 ・廊下になにげに設置されている非常ベルや消火用設備
 ・階段や壁や天井に施されたいろいろな国の文化の影響を受けたと思われる装飾
 ・おそらく著名な方々も利用したと思われる会議室
 など、ホテルの中を見て回っているだけであっという間に時間はは過ぎていきます。

日光金谷ホテルの廊下
別館の廊下(左)と消火用設備(右)
日光金谷ホテルの装飾品
ホテル内部の装飾の品々
日光金谷ホテルの会議室
会議室(小食堂)

3-2)紳士淑女たちの優雅なひととき

 ホテルの案内にプールがあると書かれていたのでフロントでお聞きすると、本館の3階から行けるということだったので探検気分で向かいました。

 本館にはエレベータが設置されていたので、こちらで3階に上がり従業員の方のバックヤードのようなところを抜けると、プールの入口がありました。さらに、年輪を感じさせる木製の階段を上がると龍宮(Dragon Palace)というプールサイドのスペースが広がりました。

 現在は、プールやこれらの施設の営業は見合わせているようですが、庶民がまだタライで行水をしていた時代に、紳士淑女たちがここで優雅なひとときを過ごしていたということを、十分感じ取ることができました。

日光金谷ホテルのプールへの入口
プールサイド竜宮(左)とそこへの入口(右)
日光金谷ホテルのプール
テラスビュー(左)とプール(右)
22年夏 日光・那須の旅:その2

3-3)ホテルを後に

 ホテルでの滞在はあっという間に終わりました。ホテルでの夕食や朝食については 22年夏 日光・那須の旅:その2 でご紹介していますので、こちらもご覧になってください。

 ホテルを後にして幹線道路に出る途中で、ホテルの案内をところどころに見つけました。この道ではなく、幹線道路から入るところに分かりやすい案内を出してもらえれば助かるのになと、来るときに通り過ぎそうになった私は思いました。

日光金谷ホテルの案内看板
ホテルの案内看板

4.おわりに

 以上が日光金谷ホテルの滞在記です。短い滞在でしたが、150年のいろいろな歴史に触れることができました。できることなら来年もお伺いして、また絶品の看板料理と時空を越えた素晴らしい時間を過すことができたらと思います。

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