24年秋 箱根の旅:その3(箱根仙石原プリンスホテル編:①感動のホスピタリティでした。)
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1.はじめに
前回(その2)では、天皇陛下も訪れた由緒正しき名園【箱根湿生花園】をご紹介しました。そこは箱根の自然が満喫ができる、とても癒される大人の空間でした。
その【箱根湿生花園】では、久しぶりにカミさんとふたりでのんびりと散歩し、おもいっきりリフレッシュすることができたので、いよいよその晩に宿泊予定の【箱根仙石原プリンスホテル】に向かうことにしました。
私たち夫婦は某プリンスホテルで結婚式を挙げたので、菊花会というプリンスホテルの上級会員(多分)になっているのですが、いままでその恩恵にあやかったことはあまりありませんでした。
今回は結婚記念日ということで、できることならその恩恵にあやかりたいと期待を込めてお伺いしましたが、その期待以上のホスピタリティにとても感動してしまいました。
ということで今回から数回に渡り【箱根仙石原プリンスホテル】をご紹介したいと思います。今回(その3)では、ホテルの概要と、感動のホスピタリティをご紹介したいと思います。
2.まずはチェックイン
【箱根仙石原プリンスホテル】は、毎年夏に開催される女子プロゴルフのトーナメント「CATレディース」が開催される名門コース【大箱根カントリークラブ】に隣接しています。2015年までは【ホテル大箱根】という名で、同ゴルフ場でラウンドするセレブの方々向けのホテルといったイメージが強く残っていました。
一方で以前は、【箱根仙石原プリンスホテル】という名のホテルが少し離れた場所にありましたが、某大企業の研修施設として使われるようになってからは、その名はしばらく無くなっていました。
そしてゴルフ場の付帯ホテルというイメージの強い【ホテル大箱根】を、2015年に大幅にリニューアルして一般客でも利用しやすくするために、【箱根仙石原プリンスホテル】という名を復活させたようです。
そんな経緯のあるホテルなので、エントランスは欧州の古城を思わせるような重厚感のある造りになっており、なかなか趣のある雰囲気を醸し出していました。
エントランスを入って右側に、こじんまりとしたチェックインカウンターがあり、最近オーバーツーリズムで長蛇の列ができる都内のシティホテルとは違い、サクッとチェックインを済ませることができました。
3.ほどよい広さのお部屋
私たちが選んだ宿泊プランは会員限定プランで、「Kodachi /Hikariスーペリアルーム メインの選べるオードブルブッフェ 夕朝食付き」で、一人3万円ちょっとのお値段でした。
フレンチのフルコースが楽しめるプランも、一人プラス5000円ほどで選ぶこともできましたが、私たちが選んだプランのディナーは、ブッフェでありながらメインディッシュが選べるのと、ブッフェの内容がけっこう充実していたので、こちらを選ぶことにしました。このディナーについては次回(その4)で、詳しくご紹介したいと思います。
部屋まではホテルの方に、荷物をカートに乗せてご案内していただきました。そして部屋に入ると幅は普通でで、奥行きはそこそこありました。部屋の面積は28.9mなので、一般的なビジネスホテルよりは少し広い程度ですが、狭小住宅に住んでいる私たちには十分な広さでした。
部屋の備品は、オーソドックスなお茶やコーヒーなどと、部屋着と温泉大浴場にいくときに便利なバックがおいてありました。
バスとトイレは同じで、洗面台は別でしたが、温泉大浴場が完備されているので、少し狭めのバスは使うことはなく、広めのトイレといった使い方になりました。
部屋にはベランダがついており、箱根の外輪山と【大箱根カントリークラブ】が一望できました。ちょうど部屋の前が練習場となるので、朝はスタート前のゴルファーたちで賑わい、少しうるさいかなと思いましたが、さすが名門、私のホームコースとは違い組数を詰め込まないので、とてもゆったりとした時間が流れていました。
4.ゆったりくつろげる温泉
温泉大浴場の源泉は「姥子温泉」で、無色透明の単純温泉、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効能があるようで、私のために沸いているような温泉でした。
【ホテル大箱根】のころは内湯しかなかったようですが、前述の2015年のリニューアルのときに、ゴルフ場側に大幅な建て増しを行い、とてもゆったりとした露天風呂が造られていました。
さすがに温泉の中は撮影禁止でしたが、夕食前の17時ごろの込み合いそうな時間でも、数人しか利用しておらず、のんびりと神経痛を湯治(?)することができました。
温泉大浴場の入口前には飲み物の自動販売機が設置してあり、ビールなどの価格は温泉旅館によくある法外なものではなく、そこそこリーズナブルな設定でした。
5.感動のホスピタリティ
以上がホテルのご紹介となりますが、ここからは最初にお話しした感動のホスピタリティをご紹介したいと思います。
5‐1)レイトチェックアウト
チェックインのときに、通常11時のチェックアウトを13時に無料で変更していただきました。11時直前になると、最後の最後まで粘った方々(人のことは言えませんが)が一斉にチェックアウトをされるのでけっこう混雑するようで、とても有難い配慮でした。
5‐2)ウエルカムドリンク:ノンアルコールスパークリングワイン(テイスト飲料:以下省略)
部屋のテーブルのお茶とコーヒーの隣りに、シャンパングラスが2つ並んで輝いていました。その横に添えてあったレターを見ると、冷蔵庫の中にノンアルコールスパークリングワインが冷やしてあると書いてありました。大酒呑みの私としては本物(?)が、と思いましたが、アルコールの苦手の方もお見えになることへの配慮かと思いました。
ただ別のブログでご紹介する予定ですが、このノンアルコールスパークリングワインは本場フランス産で、本物からアルコールを抜いて造られており、酔わないだけで味はなかなか本格的でした。
5‐3)ディナーのワンドリンクサービス
毎年結婚記念日が近づくと、プリンスホテルから菊花会会員宛に、プリンスホテルでディナーを利用するときに、ワンドリンクサービスが受けられるというハガキが届きます。
ただ以前某リゾート系のプリンスホテルで利用しようとしたら、当ホテルは対象外と冷たく断られたことがるので、今回は予約時に備考欄に利用希望と記載しておきました。
そしてめでたく念願(?)のワンドリンクサービスを受けられました。もちろんアルコールもOKで、私は生ビール、カミさんはカシスオレンジをいただきました。
5‐4)ディナー、朝食の特等席
今回の食事は、フルコースが食べられるメインダイニング「プラ デュ ジュール」ではなく、ブッフェスタイルのレストラン「グリル」だったので、子供づれのファミリーなどで少しにぎやかなのを危惧していたのですが、夕食と朝食ともに、窓際の一番景色のいいテーブルをご用意いただきました。
窓に向かって着座するので、自分たちだけの世界の中で食事を楽しむことができました。ただ子供づれのファミリーやグループの方もそこそこお見えになりましたが、皆さんとてもお行儀がよく、静かで落ち着いた空間が広がっていました。
6.おわりに
以上が、【箱根仙石原プリンスホテル】のホテルの概要と、感動のホスピタリティのご紹介となります。最近箱根界隈で高級宿を探すと5万円クラス以上がほとんどの中で、会員限定プランとはいえ今回はリーズナブルに、そして感動のホスピタリティで、とても満足度の高いホテル滞在となりました。
何回かお伺いしたことがありますが、同じ箱根にある【ザ・プリンス 箱根芦ノ湖】が、以前より高くなってきているので、今回お伺いした【箱根仙石原プリンスホテル】は、なかなか穴場かもしれません。
次回(その4)では、前述の通り【箱根仙石原プリンスホテル】のディナーをご紹介する予定です。期待通りの、よくあるブッフェとは一線を画す、とても充実のディナーでした。
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