厚木の3大クラフトビールの1つ【サンクトガーレン】を呑んでみました。

2025年9月11日

1.はじめに

 一年前も同じくだりでしたが、先日めでたく誕生日を迎えました。もうこの歳になると、誕生日といっても特段ワクワクすることはなくなってしまいましたが、毎年欠かさず贈ってくれるカミさんからのプレゼントだけは、私のひそかな楽しみになっています。

【横浜ビール】のご紹介ブログ
【横浜ビール】のご紹介ブログ

 一年前は【横浜ビール】という、横浜で一番古いクラフトビールを贈ってもらいましたが、ことしは神奈川県の厚木にある【サンクトガーレン】のクラフトビールを贈ってくれました。

 厚木市は、現役時代に職場があった関係でとても馴染みがあり、地元のクラフトビールがあるのは知っており、気にはなっていたのですが、まだ口にしたことはありませんでした。

 【サンクトガーレン】のロゴが入ったブラックの渋いパッケージを開けると、中には、ゴールデンエール、アンバーエール、ブラウンポーターの3種類のクラフトビールが、各2本づつ計6本入っていました。

 ということで今回は、厚木にある【サンクトガーレン】の3種類のクラフトビールをご紹介したいと思います。

【サンクトガーレン】のパッケージと中身
【サンクトガーレン】のパッケージと中身

 なお本ブログは、私の確かな舌(?)と、【サンクトガーレン】のホームページなどを参考にして書いていることを、ご承知おきください。

2.【サンクトガーレン】とは

2‐1)厚木の3大クラフトビール

 最初は【サンクトガーレン】が厚木のクラフトビールということに、ちょっと違和感を感じました。たしか私の記憶している厚木のクラフトビールは「〇〇ビール」という、地元の地名を取った直球の名前だったような気がしました。

 ただ、なんとなくクルマで走っているときにみかけたお店の「のぼり」の、ぼんやりとした記憶だったので、ちょっと調べてみました。

 すると、なんと厚木には【サンクトガーレン】に加えて、【厚木ビール】【さがみビール】という3つのクラフトビールがあるようでした。どうやら私の記憶は後者のビールだったようです。

 どのビールもそれぞれに個性があるようで、その中でも【さがみビール】は、文政元年(1818年)創業の清酒の老舗酒蔵【黄金井酒造株式会社】が造っていました。ちなみにこちらには焼酎もあり、手広くやっておられるようです。

2‐2)解禁前から製造

 日本では1994年の酒税法の改正で、ビールの年間最低製造量が60キロリットル(従来は2000キロリットル)まで引き下げられたので、中小メーカーでも参入が容易になり、多くのクラフトビールが誕生しました。

 ただ【サンクトガーレン】が、初めてクラフトビールを造ったのは1993年となります。これは密造(失礼)したわけではなく、創業者の岩本 伸久氏が、アメリカのサンフランシスコのお店で造り、日本に逆輸入したようです。

 【サンクトガーレン】では、喉ごし爽快なラガービールが9割以上を占めるビール市場の中で、芳醇でフルーティなエールビール一貫主義で、様々な個性豊かなエールビールを造っておられます。

 ちなみに【サンクトガーレン】という名の由来は、世界最古のビール醸造所があったスイスの【サンクトガーレン(ザンクト・ガレン)修道院】なのだそうです。この【サンクトガーレン修道院】は、世界ユネスコ文化遺産にも登録されており、どうやら9世紀ごろからビールが造れらていたようです。

3.3種類のクラフトビール

3‐1)ゴールデンエール

 開栓すると、なかなかフルーティな香りが漂いました。グラスに注いで口に運ぶと、エールらしいコクと苦みはしっかりと残しつつも、のどごしはなかなか爽快で、だれもが好みそうなクセのない(もちろんラガーよりはあります)ビールでした。

 のどごしは爽快でありながら、のど元に余韻が残るあたりは、黄金のバランスビールといわれる所以かなと思いました。

 前述のアメリカのサンフランシスコで初めて造ったのはこのゴールデンエールで、【サンクトガーレン】のフラッグシップビールとして、不動の人気を誇るロングセラービールのようです。

ゴールデンエールのボトルとグラス
ゴールデンエールのボトルとグラス

3‐2)アンバーエール

 開栓すると、なかなかずっしりとしたエールビールの香りが漂いました。色はゴールデンエールとくらべるとけっこう深みがる茶褐色で、いかにも苦みがあることをアピールしているようでした。

 グラスに注いで口に運ぶと期待通りの苦みで、のどを通したあとも、のど元に苦みがしっかりと残っていました。ただ苦いだけではなく、香ばしさも感じることができ、普段ウイスキーや焼酎をストレートかロックで呑む、私好みのおいしい本格的なエールビールでした。

 このアンバーエールは、アメリカ時代に一番人気があったビールのようで、たしかにステーキなどの肉料理との相性は抜群のように感じました。

アーバンエールのボトルとグラス
アーバンエールのボトルとグラス

3‐3)ブラウンポーター

 開栓すると、少しコーヒーっぽい香りが漂いました。色もまるでアイスコーヒーのように真っ黒で、いままでに呑んだエールビールとは一線を画した雰囲気を醸し出していました。

 グラスに注いで口に運ぶと、苦みはあまりなくとても重厚で落ち着いた味でした。真っ黒な色とは裏腹に、クセはなく、とてもまろやかに仕上げられていました。

 このブラウンポーターは、18世紀にイギリスで大ブームになりましたが、19世紀にはその火一旦途絶えてしまい、その後アメリカで再び復活を遂げたビールのようです。復活してよかったです。

ブラウンポーターのボトルとグラス
ブラウンポーターのボトルとグラス

4.おわりに

 以上が、厚木にある【サンクトガーレン】の3種類のクラフトビールをご紹介となります。

 今回呑んだ3種類のビールは、どれも個性があり造り手のこだわりが感じられるビールでした。本厚木駅近くに【サンクトガーレン】のタップルームがあり、ひとりでも利用できる呑み放題プランが、けっこうリーズナブルのようなので、今度電車でゴルフにいって、その帰りにでも寄ってみたいと思います。

 きっと呑みすぎると思います。

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