ケンメリを26回目か27回目の車検に出しました。そしてシールドビームとは別れすることになりました。
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1.26回目か27回目の車検
先日ケンメリを26回目か27回目の車検に出しました。なぜ26回目か27回目かというと、昔は10年を超えると1年車検になり、1995年のあたりで2年車検に戻りました。その戻った時期を正確に覚えていないので多分26回目、ひょっとすると27回目ということになります。
2.車検はディーラーで
車検は毎回日産プリンスのディーラーにお願いしています。こちらは別の記事でご紹介する予定ですが、信頼できるメカニックの方を頼って少し自宅から離れていても、その方がお見えになる店舗にお願いしてきました。
ただその方は昨年少し遠方の店舗に異動されてしまったので、今回はその方のご紹介を頂きつつ自宅の近くの店舗にお願いすることにしました。
3.大事(おおごと)が無ければ費用は今の車と同じ
現在エンジンは数年前にインジェクターを交換してから絶好調で、ブレーキ系統も昨年交換済みなので、車検の結果は特に大事は無く、ヘッドランプのハイビームが切れていたのでそちらを交換した程度でした。
あとは恒例の2年に1回のオイル交換(走行距離より経時劣化を見越した交換)と基本点検で日産カード割引を入れて総額11万5千円でした。よく旧車は金がかかるのではと言われますが、大事が無ければだいたいこの程度の金額に収まっています。
4.シールドビームについて
4-1)ヘッドランプの歴史
交換したヘッドランプですが、ケンメリはもともとシールドビームというレンズとフィラメントが一体になったタイプが付いていました。シールドビームは下図の通り1940年ごろに開発され、ずいぶん長い間ヘッドランプの主役を守ってきました。
規格が統一され量産効果で価格は相当抑えられていたので、タクシー需要が最後まで残っていました。それが当初は高価だったハロゲンランプの値が下がるにつれ、主役の座をそちらに譲りました。
4-2)いつのまにやらハロゲンに
昔はヘッドランプが切れるとカーショップでシールドビームを購入し(1個千円以下で買えました)、自分でフロントグリルを下ろして交換していました。ただ最近はディーラーにお願いしているので、シールドビームの近況をあまり把握できていませんでした。
そしてなんとシールビームだと思い込んでいたケンメリのヘッドランプが、いつのまにやらハロゲンバルブを内蔵したシールドビーム風(以下ハロゲンバルブ内蔵型)に変わっていたことが、ディーラーの方とお話ししていて分かりました。
確かに以前ヘッドランプに「HALOGEN」という文字が刻印されていて、あれっと思ったことを思い出しました。昔の写真を拡大してみたところ、確かにシールドビームに「HALOGEN」と刻印されており、メーカーは天下の「GENERAL ERECTRIC」製のようでした。
いつのまにやらヘッドランプが少しだけ明るくなっていたのに、夜あまり乗らないので気付いていませんでした。
4-3)ハロゲンはさらに進化しました、が
今回はハイビームが片側のみ切れていましたが、両側を交換されました。理由をお聞きするとハロゲンバルブ内蔵型はさらに進化し、シールドビームを模したヘッドランプカバーにハロゲンバルブ差し込む構造になり、今の車のようにバルブのみ交換が可能になったようです。
ただよく見るとなんちゃってシールドビームなので、下記写真の右側のロービーム側(ハロゲンランプ内蔵型)のようなふくらみが無く、少しのっぺりしており違和感を感じました。
ディーラーの方にはいろいろと探していただいたようですが、ハロゲンバルブ内蔵型の在庫はすでにどこにも(信頼できる流通網の範囲)なかったようです。さすがに切れたままにはできないので、ケンメリも時代の流れに乗って少し進化したのだと考えるようにしました。
4-4)ハーネスとリレーが追加されました
ヘッドランプの交換に当たりハロゲンバルブを駆動するために、下記写真左側の通りハーネスとちょっと隠れてしまって見えませんがリレーを追加することになり、それらはバッテリーの横にレイアウトされていました。
5.おわりに
今回の車検は、特に大事もなく無事終了しましたが(ヘッドランプがのっぺりしてしまったことは大事かもしれません。。。)、その帰り道にエンジンルームから少し異音が聞こえました。車検を受けたばかりなのにと思われるかもしれませんが、旧車にはよくある話です。
旧車の場合、たまにしか乗らないことが多く、ケンメリも同じです。従って車検の時に久しぶりに動かし、その帰り道で症状が出てしまうことがあるのです。異音はオルタネーター付近から出ているようですが、大事にならないことを願っています。
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